ゴールは「freeeへの入社」ではない。
初めまして!
freee株式会社 新卒採用チーム ビジネス職担当の宇田と申します。
株式会社HERPの河野さんにお声がけ頂き、今回 #採用ブログリレー に参加させて頂くことになりました。よろしくお願いいたします🙆♂️
https://note.herp.co.jp/m/m9948adb88cf7
目的
今回のテーマは「候補者と企業とのより良いコミュニケーション」
freeeなりの、僕なりの「学生さんと企業とのより良いコミュニケーション」をお伝えできればと思います。
読了後、freeeの新卒採用に対する想いを知って、少しでも好きになって頂けると嬉しいです。
自己紹介
改めまして、freee株式会社 新卒採用ビジネス職担当の宇田と申します!
経歴は下記の通りです。
2021年、freeeに新卒として入社。
・1年目:20名以下の法人様に向けたセールス
・2年目:新卒採用チーム ビジネス職担当(現在社会人2年目)
サッカーと自転車、洋服、美味しいごはんが大好きな人間です🍚
主に、リクルーターとして学生さんと関わることが多いので、freee新卒採用のリクルーター視点から考える「学生さんと企業とのより良いコミュニケーション」をお伝えできればと思います。
freeeの新卒採用チームが目指していること
まず「学生さんと企業とのより良いコミュニケーション」をお伝えする前に、その先の僕らが目指しているゴールをお伝えします。
freeeの新卒採用チームが目指していることは、「学生さんの最善の決断をサポート&後押しすること」です。これが新卒採用チームが考えるマジ価値です。納得感と覚悟を持って、ファーストキャリアへの一歩を踏み出してほしいと思っています。
なので、今回のテーマである「学生さんと企業とのより良いコミュニケーション」はあくまでも手段のひとつだということを前提としてお伝え出来ればと思います。
「良いコミュニケーション」の定義
学生さんと採用担当が、フラットな対話環境下で同じゴールを持つこと。
これがfreeeの新卒採用チームが考える良いコミュニケーションの定義です。双方のゴールが異なる(例えば、採用担当のゴールは受諾をとることで、学生さんのゴールは良いキャリアを歩める企業にいくこと)と、認識や理解の齟齬が起こり、良いコミュニケーションは生まれないと思います。
...............................とはいえ
採用人数目標がある私たちにとっては、葛藤の連続だと思います。
ちなみに僕は毎日のように頭を抱えています(笑)
フラットという言葉は言うのは簡単でも、情報の非対称性があることから企業側が自然と優位になっていたり、自分が働いている会社が大好きだからこそ!!どうしても強く入社を勧めたくなったり...。
無意識のバイアスが働き、良いコミュニケーションを阻害している瞬間は少なからずあると思います。
そこで今回は、上記で定義した「良いコミュニケーション」をとるために意識しているスタンス、それに紐づく具体的なアクションまでをお伝えできればと思います。
大切にしている3つのスタンス
立場のフラットさを創る
学生さん以上に、学生さんのことを考える
無意識のバイアスがあることを理解した上で対話に臨む
この3つのスタンスが良いコミュニケーションをとるために重要だと考えます。下記にて、一つずつ順を追って説明します。
1.立場のフラットさを創る
このスタンスの目的は、お互いがフラットであり、建前のない本音で情報共有ができる仲間という認識がある状態を作るためです。
どうしても就職活動では、内定を取ることを目的とした建前のコミュニケーションに終始しがちです。良いキャリアを選択する上で、本音で情報共有することは、お互いにとって良い時間とするために、最も重要な部分だと考えています。難しいことは百も承知の上で、透明性高くフラットになんでも話せる関係作りに取り組んでいます。
その中でも、リクルーター側の自己開示は欠かすことができない要素のひとつです。ただ、一方的に自分の話ばかりをするのではなく、自身の立場を共有した後、学生さんの質問に対して一つ一つ段階を踏みながら自己開示をしていきます。
僕が行っている具体的なアクションは、以下のようなものです。
僕との面談が合否に影響することはない前提を伝える。(※前提として、freeeでは現場メンバーが面接、リクルーターが面談、という明確な役割の切り分けがあるため)
僕自身が就活していた時のfreeeの印象、実際に働いてみて感じる良い部分、改善できそうな部分をあえて共有すること。
自身が就活時苦しんでいたことや、悩んでいたこと、その時の感情や想いを赤裸々伝えること、など
これにより、互いの持っている前提をすり合わせ、一定の心理的安全性を担保します。その先は、一つ一つ段階を踏み、お互いが自己開示していくことで「建前のない本音」を共有できるフラットな立場として伴走することができます。
2. 学生さん以上に、学生さんのことを考える
話を聞く、情報を提供する、思考の整理を支援する"だけ"では、良いコミュニケーションは取れません。
学生さんの最善の決断をサポート&後押しするためには、リスペクトを持って、目の前の学生さんのことを考えて、伝えるべきことを伝える覚悟も重要です。
一般的に良いと言われる選択肢だから、周囲がいいと言っているから、就活を早く終わらせたいから、などの理由から決定を急ぐ学生さんも中にはいます。そこに一度立ち止まって議論する余白を提供してみる、それが僕の仕事だと思っています。
「本当に納得感があるのか?」「考え抜けているか?」「他に検討すべき視点はあるか?」など、意思決定の解像度を高めていく一つのスパイスとして、フラットに意見を伝え、議論していくことも大切にしています。
もちろん、その議論の先にどんな意思決定が待っていようとも、それは積極的に応援したいと思っていることは大前提です。
ファーストキャリアという人生の大きな節目に携わる僕らリクルーターは、学生さん以上に学生さんのことを考え行動することで、初めて本当の良いコミュニケーションを生み出せるのではないかと考えます。
3. 無意識のバイアスがあることを理解した上で対話に臨む
世の中にバイアスを持たない人間はいません。誰にでも過去の経験や体験から培われた価値観が必ずあります。つまり、採用という文脈においても学生さん、採用担当、双方に言語化していない前提が存在することを念頭に置いておく必要があります。
冒頭でもお伝えしましたが、「freee=良い会社」というのは僕の中での大前提(=無意識のバイアス)です。同様に、学生さんも「〇〇業界、〇〇企業=カッコいい、なんか良さそう」などの前提が、気づかないうちに選択肢の選定や意思決定に影響を与えています。
無意識下にあるバイアスを無くすことは不可能です。
ただ、無意識のバイアスを持っているという前提を"理解する"ことはできると考えています。これは、良い悪いの話ではなく、この前提を理解して意思決定に臨むことがよりフラットな意見交換を促進すると思っています。
僕が持っている前提を押し付けてしまっていないか、偏ったイメージを前提に話を進めてしまっていないか、これらを意識的にチェックするために、学生さんとの面談後、他のメンバーに面談内容を壁打ちしたり、自身で面談の振り返りを実施し、あえて違う視点から考えてみたりしています。
これにより、自分が持っている無意識のバイアスに対する解像度が上がります。
一生付きまとう部分ですが、一生付きまとうからこそ、解像度を上げ、理解の粒度を高める必要があると考えます。自分自身にこれらを行っていくことで、相手が持っている前提にも気がつくことができるようになります。
これが、良いコミュニケーションをとるための最後のピースだと思います。
最後に
「事業の中核となる、多様な人材を採用する」
僕らは目先の採用数を追って採用をしているだけではなく、今後のfreeeの成長を加速させ、freeeの未来を一緒に創っていく仲間を探しています。
「スモールビジネスを、世界の主役に。」をmissionとして掲げるfreeeは、第二創業期の急成長フェーズ、一緒にお客様に価値を届けるメンバーを募集しております。ご興味ある新卒の方は、こちらのページもぜひ見て頂ければと思います。
お会いできることを楽しみにしております◎
P.S.
脳内にあることを言語化し、整理できた貴重な機会でした。共感や気づきが少しでもあると嬉しいです!
拙い文章でしたが、読んで頂きありがとうございました!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?