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『手紙屋』感想文と諸々。


note100記事毎日投稿チャレンジが無事に達成され、ちょっと休憩〜と思っていたらもう1週間経ってしまいました。

『書かない』と決めたら、時間がやっぱり余裕があって、英語の勉強とか、仕事の勉強とか、読書とか、いっぱい出来て良い感じです。


ただせっかく出来た習慣なので、今後も1週間に1回くらいはせめて『心の整理のため』にもnoteを書いていきたいとは思っている今日この頃です。


さてさて、図書館に予約リクエストを出していた本が遂に読めたので少し感想を。

【手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~】

著者:喜多川泰

あらすじ: 大学四年生の主人公が、ひょんな事から『手紙屋』の存在を知り、手紙をやり取りする中で、就職活動を通して人生の意味、働く事、自分にとって大事なことは何かを考えていくストーリーです。



【読もうと思ったきっかけ】

ちょうど就職活動真っ最中の私のお客様がインスタでおすすめしていたので。

いわゆる大学生が想像する就職活動っていうものは、美容師の私はした事がありません。
なので「どんな感じかなぁ」と思いながらも、若者がおすすめする本を読んでみたかったので手に取りました。

【感想】

話は『手紙屋』との10通の手紙を軸に展開していきます。小説と自己啓発本を足して2で割った感じかなぁ??

手紙を軸にしているので、文章がとても読みやすく、スルスルとあっという間に読めてしまいます。

いくつか心に残った文章があったのでメモしました。

メモ①『人生は物々交換』

相手の持っているものの中で自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しがるものと、お互いがちょうどいいと思う量で交換している。

あなたの持っているものの中で、他の人が欲しがるものは“お金”だけなのだろうか?そんなことはない。気がついていないだけで、あなたにはお金ではなく、もっと素晴らしいものが、相手がどうしても欲しいと思うものが、たくさんあるのだ。

大丈夫。あなたには、もっともっと他の人が欲しがる魅力がたくさんある。それを見つけて、磨いて、出し惜しみしないでどんどん周囲の人に提供してみよう。きっと思ってもみない、さまざまなものが手に入るはず。



長女が生まれて、時短勤務になって、
美容師としての売上がなかなか産前まで戻らなくて、
とても焦っていたあの時の私に教えてあげたい。

売上を上げるか長時間労働でしか、会社やお客様に還元できないなんて事はないよと。


たまたまですが、今まさに考えていた事とも一致していて、今回の育休から復帰した時に、スタッフに、会社に、お客様に、自分は何をどういう形で提供できるだろうか。今の自分にしかない価値ってなんだろう。

そこを突き詰めていきたいなと思いました。

メモ②『称号』

相手にこうなって欲しいという『称号』を与えてしまう。

多くの人は他人を評するときにあらゆる性格を持つ複雑な人と言う捉え方をするのではなく自分の1番印象に残っている一面を思い浮かべて、あいつは〇〇な奴と言う称号を与えたがあるからなのです。

今の世の中に偉人と言われる人が少ないのは、その称号を与える人が少ないからに他ならないと思っています。



先に相手に対して「あなたってこんな人」っていう称号を与えてしまおうって事です。
「あなたは必ず約束を守る人ですよね」という称号を与えたら、相手は約束を守る人になろうとするよという話でした。

「これってもしかしたら」と思ったのが、
名前ってある意味称号なのでは??

こんな子になってほしい
こんな風に育って欲しい


そういう思いを込めて子供につけた名前です。
名前の由来が本人に伝わるように、何度もきちんと理由を話したいな思いました。


メモ③『今が一番大事』

素晴らしい人生を送るために必要なこと。
それはーーーー
『今、目の前にあるものに全力を注いで生きる』こと。

人生という大海原に漕ぎ出すときに、
その船が誰のものであるか、
自分が船長か船員か、
船は大きいか小さいかなんて、
実はどうでもいい。
大事なのは、
その船が何を目的として航海をするか、だ。

自分の夢を実現するためには、『今、目の前にあるものに全力を注いで生きる』こと。

『止まっている人は、止まり続けようとする。
動いている人は、動き続けようとする』

あなたの夢を叶えるために、才能は必要ありません。
ただ必要なのは、それをやりたいという『情熱』だけです。
『失敗した人は才能を理由に挙げる。成功した人は情熱を理由に挙げる』



私たち夫婦の仕事に対する価値観は、結婚当初まるで真逆でした。

「好きなこと」を仕事にした私と、「仕事とはお金を稼ぐ手段」と考える夫。

出勤前に自宅で支度をしていて、鼻歌を歌っていたら驚かれた事があります。
「そんなモチベーションで仕事に行く人がいるなんて」という驚きだったみたいです。笑

もちろん私だって仕事で辛い事は山ほどあります。「好きなこと」を仕事にしてしまった辛さもあります。

でも逆にそんなに嫌なのに続けられるのすごいと夫のことは思っていました。

学歴社会で生きてきた夫と、「手に職」派の私。

「今」やりがいが無いと頑張れない私と、
やりがいよりも「数年後」のリターンのために頑張る夫。

まぁ真逆だし、2人ともちょっとバランス悪いんですけど。笑



読んでみて、今の私にグッとくるものももちろんありました。
ですが、子供がもう少し大きくなって、色々と悩む事が出て来たら教えてあげたい本だと思います。

「なんで勉強しなきゃいけないの?」
「なんで働かなきゃいけないの?」
そう聞かれたらなんで答えようかなぁ、なんて事を考えたりしました。


最後まで読んで頂きありがとうございます☺︎

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