見出し画像

大好きな一冊になった本


最近読んだ本でお気に入りになった一冊があるのでご紹介します。


「100歳の100の知恵」

生活評論家 吉沢久子さんの著書です。


吉沢さんの書籍を読んだのは初めてです。

吉沢さんは今から何十年も前、吉沢さんが15歳の頃から働いています。
まだまだ女性が働くのが当たり前でない時代から手に職を持ち、働く事、介護、家事を両立されながら、いかに効率よく、手間をかけずに心地良く生活するかを研究し続けて培った100の知恵です。

びっくりしたのが、生きてきた時代が全く違うのにも関わらず、ワーキングマザーである今の自分に刺さりまくる知恵が沢山ありました。




個人的に共感した3つをご紹介します。

お気に入り①
【自分を癒すためにプチ家出してみた】


あるある〜。

社会人として仕事をして、家に帰ったらお母さんやって、家事もやって、1人何役もこなさなきゃいけない。
自らがリーダーとなり考え、意思決定して、実行して、反省する。
いくつものプロジェクトを抱えながら毎日過ごしている状態。

どれもこれも中途半端な気がして考えるだけでいっぱいいっぱいで「もう誰か代わりにやってーー!!」って事が時たまあります。

コロナ禍になる前は1年に2回くらいは
「ちょっと今日1人で過ごしたいから夜ご飯とお風呂と寝かしつけまでよろしくぅ!」と言って夜ご飯を1人で食べて帰るなんて事がありましたっけ。


大噴火する前に自分を満たす。大事です。



お気に入り②
【ものを減らすのもほどほどに】


これ、しみじみと「そうなんだよなぁ」とうなづいた文章です。
近頃はミニマリストの方が増えてきてシンプルにスッキリ暮らすのが良いなと思うところもあるんですが、一方で季節を感じられる年中行事が好きだったり、いわゆる「おばあちゃん家」のような雑然としながらも丁寧に日々を暮らしている感じが好きだったりします。

吉沢さんは30代の頃にミニマリストのような生活をしてみたみたいなんです。すごくないですか?

合理的かどうかよりも生活に彩りがある事が吉沢さんにとっては大事だったと書かれていて、
物を持ちすぎないようにはしたいけど、自分や家族にとって心地よいバランスをうまく見つけていきたいなと感じました。


お気に入り③
【くよくよせず、好きなものを食べて、グーグー寝る】


THE健康の秘訣。

間違いない。

こんな簡単な事がいかに難しいか。

この本の中には料理研究家でもあった吉沢さんがよく作っていたレシピがサラッと書かれていて、それがまた美味しそうなんですよね〜。

新キャベツと鶏肉の煮込み
新玉ねぎの丸ごと煮
大根そば などなど。



20代の頃に観た「西の魔女が死んだ」という映画が大好きだったんですが、この中に出てくるおばあちゃんと吉沢さんの2人に共通していること。

日々の暮らしを楽しんでいること。
そしてそんな自分に自信があってシャッキリと背筋が伸びている感じ。

久しぶりに「西の魔女が死んだ」も映画で観たくなりました。原作を読んだ事が無いので原作の小説も読んでみようかな。




「100歳の100の知恵」は図書館で借りましたが、
改めて購入を考えているほどお気に入りになった一冊です。


この記事が参加している募集

#最近の学び

182,021件

#人生を変えた一冊

7,978件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?