22. 思春期の青少年向けのコーチング
旧市街地では、屋外での映画鑑賞会があるらしい。
ゲストハウスで出会った人たちと、椅子に腰掛ける。夏だけど夜には肌寒くなる。
その時どんな映画を観たのかは覚えてない。
だけど、そこには自由で開放的な空気があったな。
@オーストリア、ウィーン
子どもには無限の可能性がある。
想像力や感性が豊かで、吸収力があり、エネルギーに溢れている。
もちろん大人にも多くの可能性があるけど、子どもにはより彩り豊かな可能性があると思う。
一方で、少なくとも自分の子ども時代を振り返ると、世界が狭く、思い込みが強かったと思う。
本当は無限に可能性があるはずなのに、それを示すだけのモデルが身の回りにいなかったり、勉強や努力の先に何が期待できるのか、全然わからなかった。
甘えかもしれないけど、そう感じてしまっていたのは当時の僕の責任ではなかったように思う。
だから、自分の子どもには、もっと多様な可能性を示してあげたいな、と思う。
自分の子どもだけではなく、多くの子ども達にそんな可能性を感じて欲しい。
そして、より豊かな人生を歩んで欲しい。
そんな思いから、10代の青少年向けのコーチングを新たに始めます。
モヤモヤの思春期
悩み事があるとモヤモヤする。
それに対して、大人の僕らはそれなりの対処法を知っている。
人に話すとか、紙に書き出すとか、気分転換にドライブに出かけるとか、本を読むとか、モヤモヤを吹き飛ばすためにカラオケで大声で歌うとか。
思春期のモヤモヤはどうだろう。
きっと、簡単に対処できない。
なぜなら、初めて体験するようなモヤモヤがたくさんあるから。
それがあるから成長していけるけど、同時にそんなモヤモヤが辛くもある。
「こんな風に感じているのは自分だけかもしれない。」
「モヤモヤを抱えていたくないけど、どうしたらいいかわからない。」
きっとそんな風に感じている10代の少年少女はたくさんいると思う。
親の役割
僕ら夫婦にはまだ子どもがいないので、自身の子育て経験に基づいて話すことはできない。
だけど、僕は中学生の頃から「良い父親になる」という目標を掲げてずっと生きてきた。
世界一周に行ったのも、自己鍛錬や価値観の多様化というのが目的にあったくらい。
大学生の頃には彼女すらいなかったのに育児本を読んだり、親戚に小さい子どもがいなかったから、少しくらいプラスの経験にするために学童保育所で1年間ボランティアしていたこともある。
それでも経験値としては実際に子育てをしている方々には遠く及ばないけど、教育に興味があることは確か。
モヤモヤの思春期を迎えた少年少女に対して、親はどんな風に接することができるのか。
反抗期なんてなかったという人もいるけど、心と体が子どもから大人へと成長し、少しずつ自立していく過程で、反抗期を迎えるのはある種自然なことだと思う。
そんな中で親としてできることは、子どもを信じて見守り、模範となり、必要な時にはいつでも頼って良いという姿勢を示していくことくらいかもしれない。
親としては思春期のモヤモヤに対してサポートしてあげたいかもしれない。
だけど、それに反する形で、無意識にも自立を目指す子どもは親になんて相談したりしない(できない)かもしれない。
かと言って周りに全てを吐き出すこともできず、モデルとなる魅力的な大人がたくさんいる訳でもない。
そんな時、本来は無限に広がっているはずの可能性は、十分に活かされないかもしれない。
これは、凄く勿体無いことだと思う。
一つ断っておくと、親だからこそできることが必ずある。
だけど、親だからこそ難しいこともある。
例えば、あまりにも関係性が近い人にはコーチングは適さないと言われている。
なぜなら、コーチ(親)側に個人的な強い意思が働いてしまうし、クライアント(子ども)側としては、100%素直に話すことができない。生活や人生を共にする深い関係であるが為に。
だから、コーチング的な関わりは他の人に任せてしまった方が良いかもしれない。
そして、ある程度面白い経験を重ね、子どもたちにコーチングを提供したいと思っている人がここにいます。
どんなコーチングを提供したいか
実際にどんな風になるかは、正直なところやってみないとわかりません。
ですが、コーチングの後には「こんな考えを持っていていいんだ」とか「こんな風になりたい」という希望を持ってもらえたらな、と思っています。
大人向けのコーチングでも同じですが、驚くことにモヤモヤの中には必ず美しい輝きがあります。
それは何かというと、その人の価値観です。
モヤモヤの中を探ると、必ず前向きな気持ちに結びついていた、その人の価値観が見付かるのです。性善説を唱えている訳ではなく、70人を越える方々へのコーチング経験としてそうなのです。
モヤモヤを抱えている状態は、どちらかと言うとマイナスの状態かもしれない。
それを、プラスに転じさせるきっかけになりたい。
可能性やエネルギーの大きな少年少女たちは、マイナスやプラスの振れ幅が大きいかもしれない。
そうであれば、それをプラスに転じさせる価値は相当に大きい。
高校生以下の方にコーチングをしたことはありませんが、大学生向けには40名程にコーチングを提供した経験があり、有難いことにその全員から高い評価を頂きました。(Matcherというサイトでコーチングを提供していますが、評価は全て★5つ。*レビューを書いてくれるかどうかは学生次第なので、40名分のレビューはありません。)
そんな経験から、「社会人じゃなくても十分コーチングの効果は発揮する」ということがわかりました。
また、あるコーチはご自身の6歳のお子さんにコーチング的関わりをして、その効果は非常に高かったと言います。なぜなら、子どもは素直だからです。
色々書きましたが、少年少女たちにコーチング的関わりをしたい一番の理由は、潜在的に彼らがコーチング的な関わりを求めていると思うからです。
だからこそ、彼らにコーチングを届けたい。
そうすることで、彼らの持つ可能性やエネルギーを、より望ましい方向に向けてあげることができると思うのです。
サービス内容
通常、コーチングには金銭が発生します。
それは、クライアントのコミットメントを高め、勇気ある一歩を踏み出しやすくすることで、本当にその人の人生をより良くしていくためです。
ですが、子どもたちにはそんなもの必要ありません。
目的と手段が合致していないからです。
また、コーチングの場を受け入れようとするだけで、子どもたちのコミットメントとしては十分だと思います。
だから、当面は完全に無料で提供してみたいと思っています。
一方で、このコーチングに興味を持って下さる方は親御さんかもしれません。
親御さん自身が子育てに悩んでいるかもしれません。
そんな方にも並行してコーチングを提供することで、悩みが希望の光に変わり、より良い子育てや家庭環境に繋がればいいなと思っています。
まとめるとこうなります。
・高校生以下の10代の方々へのコーチングは無料(1回当たり30分〜60分程度)
・親御さんからの申し込みの場合は、お子さんへのコーチングと並行して、ご両親もしくは教育熱心などちらか一方に対して有償でコーチングを提供(要相談)
一つお断りをしておくと、コーチは親の為のスパイではありません。
コーチングの原則の一つに、守秘義務があります。
少年少女たちが心を開いて安心安全の場で自由に語れるよう、コーチングの場で得た情報は親御さんであってもお伝えしません。
*犯罪や自傷行為などの話が出た場合は、親御さん及び専門家含め適切な方に連絡を取る可能性があります。
コーチは大切なお子さんと関わるので、どんな人なのか確認をされたい方もいらっしゃると思います。
理由はなんであれ、大人相手でも無料のサンプルセッションを提供していますので、良かったらそちらからお申し込みいただければと思います。
たっぷり3000文字に亘りまじめなこと言いましたが、自他共に認める気さくなタイプなのでまずは楽しくお話しましょう^^
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