【ビジネス本書評600分の26】科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全 堀田秀吾 (著), 木島豪 (著)
「集中できずに、残業になってしまうことが多い、、」
「体に悪いとわかってるけど、ついつい食べ過ぎてしまう、、」
「やる気が出なくて、先延ばししてしまう、、」
こんなお悩みをお持ちなら、本書が役に立つだろう。
本書では、科学的に自分をコントロールする方法を教えてくれるため。
・本当はやるべきことがあるのだけど、自分の意思に負けて先延ばししてしまう。
・あとで大変な目に遭って後悔する。
上記のことをこれまでにボクは何度繰り返してきただろうか。
今やったほうがいいのはわかっているけど、ついサボってしまう。
振り返っても、そんな人生だったなと思う。
だから、仕事でも勉強でも結果を出せなかったのかと思うと、胸が痛い。
後悔先に立たず。
だけど、人生は長い。
気づいた時が人生で最も若いから、何歳からでも人生はやり直せる。
生きていく中で最も付き合いが長いのは自分。
にもかかわらず、自分のことを理解していないという矛盾。
自分を思い通りに動かせたら、どんな夢だって叶うんじゃないだろうか。
本書を読んで少しでも自分を思い通りに動かせるようになれたら、、
そんな思いで手に取った。
著者について
内容
大学教授と医師がタッグを組んで、色々なシチュエーションごとに自分を動かす方法を教えてくれる本。
生活していく中で、だらだらして時間を費やしたりやるべき行動を取れないケースは誰しも一度は経験してきただろう。
本書では、そんな時にどうすれば思い通りに自分を動かせるのか、科学的な根拠を元に紹介。
人間の体って、脳に命令されて動いていると思いがちだが、実は違うそうだ。
体が一瞬先に動いて、刺激を脳が受け取って指令を出すという。
確かに、楽しい気分だから笑うというより、笑うから楽しい気持ちになる場合が多い。
下を向いて歩いていたら、落ち込みやすくなったり不安なことを考えがちになるのと同じように。
だから、自分を思い通りに動かすには、「具体的なアクションを起こす」ことが大事。
具体的なアクションを100個以上も具体的に教えてくれる。
本書は、大きく分けると4章に分けられる。
・仕事のずるずる
・生活のダラダラ
・体のずるずる
・心のダラダラ
そして、ありがちな悩みに具体的に答えてくれるというもので、非常にありがたい。
全部完璧にやっているという人は、本書を読む必要がないからオススメはできない。
だけど、生活していて上記の悩みを抱えている人は、本書を読めば必ず参考になるだろう。
心に残ったところ
心に残ったところを一部抜粋して紹介する。
人にやる気なんてものは存在しない。
やる気があろうがなかろうが、とにかく行動することでしかエンジンはかからないということだ。
試験前に何気なく掃除を始めたところ、大掃除にまで発展して後悔した経験がある人もいるだろう。
ボクはその一人。
だから普段、やらないことや、やりたくないことでも1、2分だけでもやってみる。すると、気づいたら30分くらいできてる場合もよくある。
つまり、最初の一歩を踏み出すまでのハードルが異様に高いということ。
やる気を出す方法を考えるのではなくて、どうやったらやり「始められる」かに注力したほうが良さそう。
始めてしまえばこっちのもんだ。
リモートワークや資格の勉強などで、休憩中にスマホを見てしまう人もいるだろう。
しかし、休憩しているようで実際、あまり休憩になっていないから注意が必要。
本書では、コーヒーを飲んでストレッチしたり、瞑想などする方法がすすめられている。
確かにそのほうが脳がリフレッシュして、もう一度集中して作業できるだろう。
だから、スマホやネットを見るのを最小限にすると、集中力が持続し生産性が上がる。
長期的にネガティブな影響があると知らされると、人は食欲が減るという。
だから、不安が人に与える影響は大きい。
朝のニュースではネガティブなものが多い。
人の生存欲求を刺激して視聴率を獲得しようとする思惑があるのだろう。
人はネガティブな情報ほど、気になってみてしまうものなのかも知れない。
だから自分に置き換えてリアルに5年後、10年後を想像してみるといい。
もし思い描いたものと違うなら、今日からモチベ高く行動できる可能性は高いだろう。
なりたい姿を目指して努力するのもいいが、「こうなりたくないから努力する」というのも効果的。
まとめ
本書を読んで、自分を動かすコツがわかった。
ボクは以下のことを実践。
・休憩中にスマホをたくさん見るのをやめた。
・30分ごとに休憩。
・小さくてもいいからとにかく始める
めちゃめちゃ斬新な方法ではないかも知れない。
だけど自分一人を動かすためなら、十分効果的な方法ばかりだと思った。
ちょっとやり方を変えただけだが、集中力が上がったし疲れにくくなりつつある。
ここまでご紹介したのは、本書のごくごく一部。
ついついだらけたり、自分に甘くなりがちだったりする人は、本書を読んでみるといいだろう。
必ず、得るものがあるだろう。
あとは実践あるのみだ。
筆者に感謝。
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