【書評37】1万人抱いてわかった！ モテる男39の法則 しみけん (著)
モテたかったらモテる人から学べばいい。
そう思って手に取ったのがしみけんさんの本。
しみけんさんといえば、AV業界のトップ男優。
タイトルにもなっている通り、抱いてきた女性の数は1万人。
桁の数が違いすぎて、もう意味がわからない笑
日頃から女性と接する機会が多いしみけんさんから学べることは多いだろうと考えた。
何かで上達したいならトップから学ぶのが手っ取り早いとは、どんなジャンルにも当てはまる。
ライティング、恋愛、料理、ビジネスなど。
トップの人は、経験の数もトライしてきた数も圧倒的に違う。
だから、初心者がつまづきそうなポイントや間違いそうなポイントを熟知している。
そこを知って実行するだけでも、成長のスピードに差が生まれるのは間違いない。
この本を読んで、一万人の女性を抱けるようになりたいとは思わない。
だけど、身の回りの女性から求められる男性になりたいとは強く思う。
自分が好きになった女性から相手されないのって、かなりつらいものがある。
そしてなぜか、女性にモテたいって思いは何歳になってもなくならない笑
なくならないおかげで、身だしなみに気を使ったり、仕事やトレーニングをがんばれたりといいことしかないわけだが。
いろいろな恩恵を受けているが、モテるという結果も欲しいと思ってしまうわけで。。
しみけんさんからモテの極意を学ぼうと、本書を手に取った。
筆者紹介
しみけん
千葉県生まれ。男優歴22年、出演本数1万本、経験人数1万人を超えるトップAV男優で性の求道者。趣味は筋トレ、ダンス、食べ歩き。ボディビル大会の入賞歴があり、BSスカパー「地下クイズ王決定戦」(BAZOOKA!!)では第4、5回で地下クイズ王に輝く。著書に『AV男優しみけん仕事論0.01 極薄』(扶桑社)、『SHIMIKEN's BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)、『人生最高のSEXに出会いたいあなたへ しみけんが教える56のルール』(笠倉出版社)など多数。
内容
内容
AV男優のしみけんさんが、モテるための習慣、マインド、行動、LINE術、Hの方法を具体的に教えてくれる本。
女性に持てなくてつらい思いをしている男性や、より女性にモテるようになりたい男性にオススメ。
女性にモテるとは「この人の遺伝子を残したい」と思ってもらうことだという。
モテる人は大きく分けて2種類に分けられ、「ビーチフラッグ理論」と本書ではいわれている。
・フラッグタイプ
・選手タイプ
フラッグタイプとは、女性が勝手によってくる人のこと。
イケメン、お金持ち、人前に立つ人が当てはまる。
選手タイプとは、自分から狙って行く人のこと。
健康な人（心、頭、体）や清潔な人が当てはまる。
ビーチフラッグ理論は本書でも重要なポイント。
つまり、お金持ちでもイケメンでなくても、女性にモテるのはカンタンだということ。
本書の構成は下記の通り。
1章 発想術
2章 習慣術
3章 会話術
4章 LINE術
5章 SEX術
特に大事だと思ったのが1章。
1章の内容を完璧にやるだけで、人生が変わるのではないだろうか。
モテる男は、素直、好奇心旺盛、行動が早い、健康、夢中だという。
具体例として筆者がAVデビューするとき、監督から「うんこ食べれるか？」といわれ、とっさに「はい」といったそう。
そのおかげで、デビューの道がひらけたそう。
ホリエモンも同じようなエピソードがある。
駆け出しの若手の頃、お客さんから仕事を依頼されたものの、全くやったことがなかったそう。
それでも二つ返事で引き受け、猛勉強して仕事をやり遂げたとか。
どちらにしろ頭で考えて、出来ない言い訳をするような人だったら、断っている状況だろう。
2章は習慣術について。
食事マナー、清潔感、スマートな振る舞いなどについて書かれてある。
やはり、普通の人が女性にモテるには清潔感は欠かせない。
ポイントは7点。
・髪型
・服装
・肌
・歯
・爪
・ムダ毛
・言葉遣い
女性は細かいところまで見ているという。
体に入ってくるという理由から、手を見る女性は多い。
女性にあうときは、爪先をヤスリで磨いてツルツルにするのが効果的。
3章は会話術について。
モテる男性は聞き上手、ゆっくり話す、同調上手という特徴がある。
女性は会話に答えを求めていないことが多い。
だから、「わかる」「だよね」と同調する相づちが大切。
ついアドバイスしてしまう男性は多いから、要注意。
また、男性の色気に女性は弱い。
色気を出すには、ゆっくりと落ち着いて低い声で話すと効果的。
緊張して早口になってしまう男性もいると思うから、注意したい。
4章はLINEについて。
モテル男のLINEは明るく、楽しく、断りやすいのが特徴。
短くわかりやすく要件が書かれてあるから、相手の女性はひと目で見て行くかどうか判断できる。
断られても、次に繋がりやすいだろう。
5章はSEXについて。
モテル男は、キスが上手い、普通のセックスで普通じゃない満足感を与えるのが特徴。
モテル男は奇をてらったセックスをするわけではない。
それより大事なのは、相手の女性の反応をしっかり見ること。
女性は一人ひとり感じるポイントが微妙に違うし、天候や体調にも左右される。
だから、臨機応変に対応するのが大事。
心に残ったところ
食生活は男性ホルモンの分泌にも影響します。男性ホルモンは、男らしさ、性欲、勃起力などに大きく関係してくるので、モテには必須のホルモン
モテるには、忙しいからと言って食を疎かには出来ない。
特にモテに効果的な食品として、山芋やブロッコリー、人参などの野菜が紹介されている。
食事は健康の土台だし、仕事とか生活全般に大きく関わっている。
特に、男性の一人暮らしだと、食事は外食とかコンビニ飯とかに頼りがちな人もいるだろう。
ある程度はしょうがないかもしれないが、なるべく加工食品とか糖質の高いものは控えるなどするといい。
そして、タンパク質の豊富な鶏、卵や野菜、きのこ類などをバランスよく食べるのが効果的。
モテるし健康になれるし一石二鳥。
「わかる」「きかせて」「なるほど」「深いね」。それにひょうじょうをつけて、スマホをいじりながら話をしていたのです。
しみけんさんの知り合いのモテる男性を見ていて気づいたことだそう。
モテない人ほど、女性の話を聞いてアドバイスをしてしまうケースは多い。
つい良かれと思ってしてしまったり、高感度をあげようと思ってすることが多いと思うが、残念ながら逆効果。
女性は話を聞いてもらうことで満足する生き物。
もう宇宙人だと思って接したほうがうまくいくのかも笑
なかなか慣れのいる行動だと思うが、辛抱強くやっていくしかないなと。
やっていることは全然難しいことじゃないから、今度会う女性で試してみるのも効果的。
まとめ
本書を読んで、モテる人の行動、マインド、習慣は非モテの自分と大きく違うことはわかった。
だから、悔しいなと。
いままで、良かれと思ってやっていたことが、良くなかったということだから。
だけど、人生はいつだって「いま、この瞬間が一番若い」。
間違いに気づいたらすぐ改めて、行動あるのみだ。
年齢を言い訳にしている場合じゃない笑
本書を読んで学んだのは大きく2点。
素直さと女性との会話の仕方で、これは早速実践したい。
素直さとは、つまり気になったら何でも飛びついてみるってことだ。
海外旅行に行く、値段の高い講座を受講する、高級ホテルに宿泊、きれいな女性に声をかけるなど。
普段の自分ならやらないけど、やってみたいことを思い切ってやる。
もし失敗しても、ネタにできるし経験になる。
死ぬわけじゃないから思い切って飛び込みたい。
モテに関してだけでなく、生き方まで見直させてもらった良書。
すべての男性におすすめしたい。
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