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【ビジネス本書評600分の24】副業の思考法 國富 竜也著

クニトミさんの書いた本なら間違いない。

そう思って手に取ったのが本書。
なぜなら、いつもTwitterやVoicyで有益な情報を発信しているから。

クニトミさんのおかげで、マインドが変わり稼げるようになりつつある。
今はものすごく稼いでいて有名なクニトミさんだが、最初は全く稼げなかったとか。

どんな人にも始まりがある。

僕は勢いで会社を辞めてしまったから、スキルも何もない。
だから、失うものはない状況。

ただ、将来に対する不安はある。
仕事が無くなったり、自分の健康面で何かあったりする可能性はある。

そんな時でも、副業をして複数の収入源やスキルがあれば、安心できるだろう。

クニトミさんの考えとか行動から少しでも学びを得ようと本書を手に取った。

筆者紹介

國富 竜也
立教大学理学部を卒業。新卒で三井住友信託銀行へ入社した後、Webマーケティング会社に転職して編集長を勤め、その後起業。銀行員時代から始めた副業ブログでは、「副業コンパス」というサイトを運営し、わずか2年半で副業月収8桁を達成。その後、日本最大級のASP「A8.net」や「インフォトップ」で新人賞などを受賞。現在は、副業コンパスを運営する傍ら、大手レンタルサーバーのメディアに対するSEOコンサル、メディア事業の立ち上げサポート、企業への投資など行う。

内容紹介

この本は、ブロガーとして月に1000万円以上稼いだ経験を持つクニトミさんが、副業で稼ぐ方法を具体的に教えてくれる本。

ただし本書でお勧めされているのは、自給性のアルバイトではない。

時間労働にはすぐお金をもらえるので、生活の糧にできるメリットがある。
また、マニュアルに沿ってやれば、一定のレベルまで誰でも到達しやすい。

しかし、自分が働いた分は会社の資産になっていき、自分には基本的に残らない。
働かないと給料をもらえないため、ずっと働き続けないといけないデメリットがある。

しかし、スキルを積み上げていける仕事なら、時間はかかるものの、自分の価値や単価を上げていきやすい。

その手段として、本書ではWEB系の副業がお勧めされている。
・ブロガー
・WEBライター
・プログラマー
・動画編集
・WEBデザイン
・広告運用など

学ぶのに半年くらいかかるものもあれば、すぐに始められるものもある。
プログラマーなどは時間がかかるものの、あとでお金を得られるようになりやすい。

半年くらいかかって数十万円かかっても、月に20万円くらい稼げるようになる人は結構いるらしい。
だから、長い目でみればおとくだ。

たくさんの選択肢はあるものの、結局はやってみないとわからないという。

クニトミさんは、自分の適性からプログラミングは向いていると思っていたそう。
しかし、やってみると「あれっ」って感じだったようだ。

そのほかにも、仮想通貨やデザイン、投資信託などいろいろな副業を経験。
その中で残ったのがブログだったという。

クニトミさんは文章を書くのに苦手意識があったそうだが、やってみると意外に楽しかったとか。

だから長く続けられて成果も出せた。
副業選びでは、適性も大事だが、色々やってみるチャレンジ心が最も大事かもしれない。

思わぬところで向いている分野が見つかるかもしれないし、自分の才能を発見できる可能性も。
たとえ失敗しても、経験になるし次に進めばいいだけだと優しく背中を押してくれる。

また、本業と副業を掛け合わせると、相乗効果で成果を何倍にもできる可能性がある。
クニトミさんはブロガーとして月に数万円稼げるようになってWEBマーケの会社に挑戦。
実績を認められ未経験から採用。
そして、本業でサイト運営について学び、自分のブログに応用したところさらに結果が出た。

自分のブログで結果が出たことをサイト運営に活かしてさらに結果が出た、、の繰り返し。

結果として、編集長や部長補佐になるまでに出世できたそう。
それに、個人で稼いでいく力を確実に身につけた。

本業と副業を掛け合わせて成功したロールモデルの一つ。
これからの新しい働き方になっていくのではないか。

心に残ったところ


絶対に結果を出す」という姿勢がない人には、どれだけ有益で、最短で結果が出る方法を教えても行動しないし、ちょっとでも結果が出ないと諦めるパターンが多い

クニトミさんの文章はわかりやすいし、読者の心に寄り添う優しさがある。
一方で、副業で簡単に稼げますというような甘さがない。

副業でガッツリ稼ぐって、そんな甘いもんじゃないと教えてくれる。
副業だけじゃなくて、生き方の問題だなと思う。

行動しない人は、いつまで経っても言い訳ばかりで何もしない。
なんでわかるかというと、自分が誰よりもそうだったからだ。

僕は行動しないことに自信があった笑
だから、どんなにビジネス本を読んでも、自分には合わないとかここの部分ならできるかなとか、勝手に判断していた。

で、結局やるのは本の内容の2%くらいだっただろうか笑
読んで終わりって本も相当数ある。

それじゃあ残念ながら結果は出ない。
成功している人は、失敗する行動や成功する行動をよくわかっているからだ。

今の自分が見ている世界と成功している人の見ている世界では高さが違う。

ものすごい高いところから見て、どうやったら最短で成功できるかを教えてくれている。
だから、初心者がやるべきは、とにかくやってみることだ。

もしうまくいかなかったら、その時初めて自分なりのやり方をやったり、もう一度相談してみればいいと思う。

大抵は、うまくいくケースの方が多いだろう。


のんびり食べて、仕事後ものんびり過ごして明日に備えて寝る」という感じで、実は、「副業できる時間」は山ほどあったりします

クニトミさんが成功できたのは才能じゃなくて努力。
この本を読むとよくわかる。

クニトミさんは新卒で働き始めたものの仕事が合わず、とにかく辞めたい一心で副業に取り組んだそう。

朝は5時に起きて2時間ブログ。通勤中や昼飯後もブログについて考えたり執筆。
退勤後もカフェに行き2時間から3時間作業。
休日は朝から12時間
くらい執筆という、信じられない作業量。

そこまで銀行を辞めたかったということでもあるけど、仕組みづくりに学ぶところは大きい。
少しでも時間を生み出すために、以下のことを実践。

・ドラム式洗濯乾燥機
・ロボット掃除機
・食器洗い機
・テレビ捨てる
・有益な動画除いてユーチューブ1日30分まで
・ゲームしない
・基本的に食事会や飲み会に参加しない
・休みに友達と遊ばない

平日だけでなく休日の時間の使い方、時短グッズの導入など。
あらゆることをやり続けて、今のクニトミさんがある。
時間がないって言っている人に限って、真剣に時間を生み出していないのかも。

時間はあるのでなく、生み出すものだと教えてくれた。


まとめ


クニトミさんありがとう。

本書を読み終えて、充実感に浸っている。
クニトミさんのやってきた時短術、時間術、行動力を真似すれば確実に副業でも本業でも結果を出せるだろう。

あとはその人の本気度次第だから、才能は関係ない。
ただし、副業には向き不向きがあるから、気になるものを片っぱしからやってみるといい。

本書に紹介されているものを順番にやっていって、なんか自分に合うなってものを続けていけば、飛び抜けた存在になれるだろう。

割合的に、大人になってからも学び続ける人の方が少ないと言われるから。

AIに仕事がとって変わられると言われる今では、スキルをつけることが最大の守りでもあって攻めでもある。

本書を参考に副業を始めるのもいい経験になるだろう。
クニトミさんに感謝。



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