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【書評#33】勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法 勝間 和代 (著)

あっ、勝間さんの本だ。

勝間さんの本を初めて読んだのは、20代の前半の頃だっただろうか。

当時勝間さんは、テレビで大活躍していていらっしゃった。
若い人は知らないかもしれないけど、noteを書くような意識高い人で知らない人はいないんじゃないだろうか。

勝間さんの本で毎回刺激的なのが、ライフスタイル。

今まで読んだ本では、家電を使った時短料理、自転車での移動、耳勉、一日数時間の労働などが印象的だった。
それは、当時の自分とはかけ離れた生活パターンだったからだ。

特に、自分のスキルを上げて時給とか月給でなくて成果型で働くという働き方に衝撃を覚えた。

今でこそ、フリーランスとか個人事業主という働き方は浸透しつつあるけど、当時女性で成功している人は限られていたように思う。

自分は会社員で疲弊していたから、勝間さんの本を読んで生きる希望を頂いた記憶がある。

今でも勝間さんはたくさん本を出版されているし、You Tubeの配信など最先端技術に追いついていくあたりは、流石としか言いようがない。

年齢的には10歳以上離れているけど、柔軟性とかチャレンジ精神みたいなものも、学ぶところしかない。

本書では勝間さんの知見を55も知れるということで、即ポチった笑

お金と幸せを得る方法、、勝間さんの考えを知りたいと思って本書を手にとった。


筆者紹介


●勝間 和代:経済評論家。株式会社監査と分析取締役。中央大学ビジネススクール客員教授。
1968年東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワーク・ライフ・バランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。最近では、経済と効率化の知見と実体験、研究をもとにした家電、家事のアドバイスが人気。

内容紹介


筆者の勝間さんが52年の人生を通して得たお金、健康、ビジネス、コミュニケーションなどの知見を教えてくれる一冊。

新型コロナウイルスの蔓延で社会は大きく変わりました。

しかし、今回の感染症だけでなく、気候変動、テロ、災害など今後もこうした世界規模の災害は起こりうるだろうと勝間さんはいう。

実際に、テレビなどで報道されているように、大型の地震が起こることは予測されている。
また、日本では少子高齢化、AIの台頭によって働き方が大きく変わっていくといわれる。

これから先、今ある職業の半分はなくなるともいわれているくらい、社会は大きく変化している。
そして、そのスピードはとてつもなくはやい。

そんな時代で自分らしく幸せに生きていくにはどんなマインド、習慣、仕事をしていけばいいのか。
本書では、勝間さんが自身の経験を元に貴重なアドバイスをくれる。

本書のキモは、「健康を一番大事にして、ドンドン行動していこう」ということだと思った。

心当たりのある人はとくに特に学びが多いハズ。

第1章 新しい可能性に投資しよう―自己革新の知見
第2章 自分も相手も気持ちよく―コミュニケーションの知見
第3章 メンタルブロックを外そう―コントロール思考の知見
第4章 短時間労働で成果は出せる―仕事の知見
第5章 収入に上限はない―お金の知見
第6章 体力はお金より仕事より大事―人生百年時代の知見
第7章 完璧を目指さない―幸福度アップの知見


心に残ったところ


ここから、特に心に残ったところをほんの少しだけ紹介する。

なぜ新しいことにチャレンジするのが好きなんですか?と聞かれますが、どんなにチャレンジしても時代に置いていかれる危機感があるから

これには驚いた。

勝間さんほどの経験と実績があれば、あとは「人生とは」みたいに語っていればマジで生活できると思うから笑

それに、もう十分な蓄えもあるだろうから投資の配当だけで生活することも可能なはず。
それでも、前を見続ける姿勢に感服した。

もしボクが勝間さんほど成功して、地位も名誉も手に入れたらとっくに隠居しているはずだ笑

成功しているのは才能と資質のおかげじゃなくて、チャレンジを続けることなんだと教えてもらった一文。

勝間さんが今でも第一線で成功しているのは、マインドと行動によるもの。

まだ何者でもない自分が挑戦しなくてどうするよ、と自問自答させられた、、


トラブルが多いからしない、というのは、事故にあうから車やバイクに乗らない、というのと同じです。

行動するハードルを下げてくれる一文。

行動する前に悩んだり躊躇してしまう原因って、「失敗したら嫌だ」「時間とお金が損するかも」「気が乗らない」「自分に向いてない」
そんな根拠のないものがほとんど。

つまり、行動しないための理由を自分で勝手に作り出しているわけだ。

特に原始時代とか昔は、人間が生き延びていくために必要な機能だったことはわかる。
ただし、現代ではマンモスとか猛獣に出くわすことはない笑

だから、やる前から迷っているくらいなら、やってしまうほうがいいなと。
やらない後悔よりやる後悔。

ホスピスで勤務する人の本を読むと、余命わずかの人がどんなことで後悔しやすいのかがわかる。

それらはほとんど「やらなかったこと」だったそうだ。
「告白しなかったこと」「旅行に行かなかったこと」など。

やってみて「しまった」と思うことはあるだろう。
だけど、死ぬ前に後悔するより幸せな人生だなと思う。


まとめ


お金と幸せを同時に得て幸せに生きるには、そんなに難しいもんじゃないんだなと思った。

なぜって、勝間さんが生き方を示してくれるからだ。
勝間さんは成功したいまでも、本当に大変なときや悩んだり苦しいときもきっとあると勝手に想像する。

顔が知られていたり情報発信していたりすると、一般人にはない誹謗中傷などもあるだろうから。
それに、新しい挑戦をして最初からうまくいく人なんていない。

それでも、You Tube発信など、時代の波に軽やかに乗っていく勝間さんを見ていると、「あれ、意外に楽勝なんじゃね?」っていい意味で錯覚を起こせる笑

だから、もっとやりたいことやってみようって思える。

本書を読んだおかげで、一年以上使っているスマホを買い換えようと思った。

あと、気になっていたジムにも本入会しようと決意。
なんだかわからないけど、行動する人の本を読むと、こっちまで行動したくなってくる。

もし、引っ越しや転職、恋愛、片付けなど何かしらでお悩みなら本書をおすすめする。

アグレッシブな勝間さんに影響され、何かしら次のアクションを起こせる可能性があるから笑

少なくともボクは、いい影響を頂いた。
素敵な本を書いていただいた勝間さんと、出版社に感謝したい。



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