【書評41】最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全 関口 美奈子 (著)
最初の男になりたがる、、ってオレじゃん。
男性でも女性でも恋愛で悩む人は多いだろう。
ボクは33歳になるまで恋人ができたことがなかった。
言い訳を言えばキリがない。
イケてない、自信がない、頼りない、面白くないなど、、
しかし、このままでは一生後悔するなと思って外見も内面も磨いた結果、彼女ができた経緯がある。
初めてできた彼女は、初めて行った婚活パーティーで知り合った女性だった。
彼女ができてからの生活は、バラ色と行っても過言ではなかった笑
今まで経験したことがなかったから。
しかし、その女性とは2年で別れることになった。
そしてそれからも、モテに関しての努力を地道に続けていった。
ときには、コンサルを受けたこともある。
今ではアプリを中心に恋活に励む日々。
おかげさまで女性と話す機会は多いが、なかなか進展できない。
話す内容、態度、見た目、性格、お金、、など女性からチェックされる項目は多い。
それはお互い様だが。
「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」というように、恋愛という海をうまく泳ぐには、相手のことを深く知ることが超重要。
そのために、手にしたのが本書。
筆者は夜の世界で生き抜き、人間の裏も表も知り尽くしているだろう。
そんな筆者の書いた恋愛本は、間違いなく学びが多だろうと感じた。
女心を理解して、本当にモテる男になりたい。
そんな思いで本書を読みすすめた。
筆者紹介
内容
銀座の元ナンバーワンホステスとして、9年にもわたって活躍した筆者が恋愛について教えてくれる本。
筆者は今では結婚相談所の経営や、YouTuberとして登録者数30万人を超えるまでに活躍されている。
そんな華々しいキャリアを持つ筆者だが、20歳前はコンビニやカフェをクビになるほど接客が苦手だったらしい。
もう働くところはないと思っていたところに、ホステスという仕事が目にとまったという。
これしかないと夜の世界に飛び込んだ筆者だが、最初は全く通用せずに続けるだけで精一杯。
それでもめげずに、当時ナンバーワンだった女性から教えてもらったそう。
トーク、表情、文章テクなど。
それから筆者は教えてもらったことをノートにまとめ、徹底的に実践した結果ナンバーワンの座についたそう。
本書では、実際に筆者が成果を上げた方法が書かれている。
だから男性だけでなく、女性が読んでもタメになるのが特徴。
本書の目次は下記の通り。
1章 「人並みに普通の恋愛がしたい」が叶わないのはなぜ?
2章 男と女の本音〜恋愛とセックス編
3章 男と女の本音〜コミュニケーション編
4章 男と女の本音〜見た目としぐさ編〜
1章では、自分に自信を持つ方法や、コミュ障の人がどうやって恋愛で成功するのかを教えてくれる。
自信があるかどうかだけで、恋愛の成功失敗は左右されてしまうそう。
特に男性にとって、自分に自信があることはモテるためには避けて通れないポイントになる。
2章、3章では、恋愛とセックス、コミュニケーションにおける男女の違いについて教えてくれる。
「女性ってなんでこうなんだろう」とか「男って意味不明」って思う人はここを読めば、男女の謎がとける。
本書では、特に重要な部分。
4章では、見た目やしぐさの違いについて教えてもらえる。
基本的に女性は、本当に思っていることを口にすることは少ない。
だからここを読めば、女性が不意に見せる仕草からどんなことを考えているかがわかる。
自分は脈アリかナシか、などの重要な情報もわかるので、是非チェックしたい。
心に残ったところ
ボクにとっては、重要なポイントが20箇所以上あった笑
ここから、ほんの一部だけご紹介する。
自信がいかに恋愛で重要かを教えてくれる部分。
男性が女性に振られても、つぎ!と立ち直れるのは、女性を抱きたいからというのがある。
それは10代のときからで、悲しいかな今でも進歩していない。
スキあらばワンちゃん狙うのもいいが、ずっと自分が働いている状態とも言える。
だから、もし自分からアプローチしないと女性を抱けることはない。
しかし、魅力的な男性になれば、女性の方から寄ってきてくれるという。
ポイントは自信と余裕。
一朝一夕には身につかないからこそ、これらは価値がある。
あまり女性経験のない男性ほど、一人の女性に執着してしまうケースがある。
紛れもなく昔の自分笑
すると、「逃したら次はない」みたいな焦りとか執着が生まれるから、相手の女性に余裕のない男性と映ってしまいやすい。
結果は当然惨敗、、
だから、常に心の余裕がほしいところ。ボクが実践しているのは、複数の女性に同時にアプローチすること。
すると、意識が分散するから一人の女の子がダメでも、「じゃあ次」って感じで気楽に動ける。
誠実さに欠けると思われるかもしれないが、就職とか入学試験を思い出してもらえるといいだろう。
第一志望校の他に、滑り止めの学校も受験したはず。
就職でも同じ。
だから、恋愛でも複数の女性に同時でアプローチするのが効果的。
付き合うのに成功したら、一人の女性だけを大事にすればいいのだから。
野菜の直売所にある、泥付きの大根を例に書かれている箇所。
直売所の泥付きの大根が売れるのは、買う人がとれたての大根だと認識しているから。
もしそのままデパートで並べても、「汚れてる」と思って売れ行きは下がるだろう。
見た目が重要なのは恋愛でも同じ。
どんなにイケメンでも髪がボサボサだったり、服がよれていれば、恋愛の土俵に立つことはできない。
男性が見た目で気をつけるべきポイントは7つ紹介されている。
爪や鼻毛など、ちょっと気をつければ誰でも改善できることだ。
特に爪を見る女性は多いという。
なぜなら男性の手は、女性の体内に入ってくるものだから。
だから、3日に一回は爪の手入れをすると効果的だそう。
こまめにやれば、面倒くささも軽減されるだろう。
モテるために、常に爪は短くしたい。
ここの内容は、モテたい男性必見。
あと、女性とうまく付き合っていきたい人も。
男性の苦手なのが「察する」。
ここを理解していないと、女性の本音に永遠に気づけない可能性すらある。
モテなかった自分は、めちゃめちゃ察することが苦手だった。
だけど、コンサルの先生にご指導いただきながら、察する力を身に着けていった。
具体的な方法は、「常に相手目線で行動すること」
コンビニでもレストランでも家族でも。
どんなふうに行動したら相手に喜んでもらえるか、相手がやりやすいかを常に考える。
メール一通送るにも気を使うようにといわれ、実践。
だから、察する力を身につけるには、日頃から積み上げるしかない。
女性の前でだけやろうとしても、緊張して必ずボロが出るからだ。
動きもぎこちないものになるだろう。
緊張しても勝手に体が動くくらいに染み込ませるのが重要と教えられた。
女性はオンリーワンになりたい生き物だと作者は言う。
だから、よく男性がやってしまいがちな「キレイ」「かわいい」という褒め言葉は、使いかたを考えたほうがかもしれない。
もっと女性に対して有効な褒め言葉があるからだ。
そして、それを見つけるには女性のことをよく知る必要がある。
すると話を深く聞けるから結果として一石二鳥。
具体的には、女性本人でも気づいていないような内面を褒められるといいという。
女性に「私のことを理解してくれている」と思わせることができる。
もういい加減、外見ばかりを褒めるのは卒業しようと思う笑
付き合ってからLINEの頻度が少なくなりやすい男性に読んでほしい部分。
女性は自分で思っている以上に、頻繁に連絡をとって欲しいようだ。
程度は人によるだろうけど、連絡の頻度を落とすとさめていく女性は多い。
いずれ自分のもとを去っていく原因になるから、忙しさを理由にしている場合じゃないと思った。
もし、本当に仕事が忙しいなら、〜日までは忙しいと伝えると効果的だそう。
事情を説明しないで、連絡の頻度だけ落とすのはNG。
女性とは付き合ってからも、付き合う前かそれ以上に連絡をとるように意識するくらいがいいのだろう。
最初はつらいかもしれないけど、何事も練習かなと。
香りに鈍感な男性必見の内容。
ボクは正直、そこまで香りに気を使えていなかった。
特に、今の時期や梅雨の時期は気をつけたい。
本書では、香水を程よくつけることをおすすめされている。
特に、男女兼用の香水は万人受けしやすく効果的。
香水をつけることで、自分に自信がつく効果もあるとか。
香水をつけたことのない男性は、今すぐAmazonでポチろう笑
まとめ
めちゃめちゃ学びの多い一冊だった。
筆者のことはYou Tubeで見て知っていたが、本書にはそのノウハウがギュッと詰まってる感じがした。
本書を読んで、女性のことをほんとうの意味で理解するきっかけになる男性は多いんじゃないだろうか。
ボクはそんな男性の一人だ。
今まで多くの女性と接してきたけど、女性のことを分かってあげられてなかったなと反省している。
やはり、原因と結果は繋がっている。
本書を読んで実践すれば、モテる男になるスタートを切れるだろう。
男のことを理解できない女性にとっても、学びの多い一冊となるだろう。
ボクは読みながら、この人本当に女だよな?笑って思うくらいどれも当てはまっていた。
一冊の本との出会いが、人生を変えることがある。
そのきっかけになる本だった。
筆者に感謝。
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