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【ビジネス本書評600分の25】革命のファンファーレ 西野亮廣著

天才・西野亮廣。

西野さんといえば天才。アイデアマン。
西野さんのいう通りにすれば間違いない、みたいな風潮さえある。

そんな中の一人が自分だと思う。
西野さんが思いつくアイデアとか行動力って他の人には真似できないものであることがほとんど。

だから、圧倒的な成果を出せるわけだけど、どうやったらそんなに色々思い付いたり行動できるんだろう。

そんな疑問に答えてくれる本。
この本では、西野さんが世間をあっと言わせたときにどんなことを考えていたか。
どんな理由で打ったアクションだったのかが解説されている。

有名な話が多く、知っている人も多いだろうが、僕は知らなかったことも多かった。

ボクは広告に関する仕事についているわけではないから、直接役に立つ内容ばかりではない。

ただ、売れていたから気になっただけというのが本当のところ笑
だけど、西野さんのように逆境をプラスに変えていく機転とか行動力とかが自分にないのは確か。

広告についてよりも、西野さんのマインドとか行動力を少しでも学びたい、そう思って本書を手に取った。

あんなかっこいい大人になりたいと思いながら、、


筆者紹介

西野亮廣
1980年兵庫県生まれ。
お笑い芸人、絵本作家、映画監督、脚本家、ビジネス書作家、オンライサロンオーナーなど幅広い顔を持つ。
吉本のお笑い芸人として一世を風靡したのち、突如テレビに出演しなくなる。
同時に絵本を一人で描き始め、絵本を出版し人気作家に。
「えんとつ町のプペル」は絵本業界で初の共同制作で作られた作品。
インターネット上での無料公開は、賞賛とともに大きな批判を浴びる。
しかしその後、映画化に成功。
日本アカデミー賞のアニメ部門を受賞し、成功を収める。
運営するオンラインサロンは、国内でも最大級の人数が参加。

内容紹介


インターネットの普及とともに、世界では大きな変革の波がやってきている。

今までの職業がどんどんなくなっていく可能性すらある。
タクシードライバーはロボットタクシーに置き換えられ、本屋さんはAmazonによって潰れていく、、

一昔前までは考えられなかったことが起こりつつある。

そんな現代で生き残っていくには、職業をたくさん掛け持つことが一つの方法になりつつある。

変化のスピードが速い現代では、肩書きをコロコロ変えられる人の方が生き残る可能性は高くなってきている。
いくつもの肩書きを持てば、新しい可能性が生まれる。

西野さんはこの考えを体現している。

芸人、絵本作家、オンラインサロン、ミュージカル、映画、、

AIに台頭され、多くの職業はなくなると言われる。
だからここからは、好きなことをやる人だけが生き残っていける時代。

いやいや仕事をしている人は、誰からも必要とされなくなる。

西野さんは成功の裏で、いろんな非難や中傷を浴び、失敗をしてきたそう。

それでも、前に進み続けて成功を収められた理由について本書では書かれてある。


心に残ったところ


スケールダウンしている生き物が生き残るわけがない

本書の最初の方で書かれていること。
だから西野さんはいつだって、今いる世代よりも新しい世代の方が優秀だと考えている。

だから、西野さんは若い世代をバカにしたり自分より下にみたりしない。

よくおじさんとか成功している人とかで偉そうにしている人がいるけど、非常にもったいないなと。

偉そうってだけで、多くの人から嫌われるから。
特に若い世代って、大人の人からなめられる機会も経験するだろう。
だから西野さんのような成功している人に人として対等に扱ってもらえるだけでも、ファンになる人はいるだろう。

ボクはまだ、若い世代と張り合ってしまうところがあるから、ほんと西野さんってすごいなと思う。

若い世代から学ぼうとするだけで、人生って大きく変わる。


子供の頃に一人で乗れなかった電車に、今、あなたが一人で乗れるようになったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。「電車の乗り方」という情報を手に入れたから

行動しない人間は行動しない原因を勇気のせいにすると西野さんはいう。
だけど、大間違いだと。

アマゾンの奥地に毒蛇がいるのではないかと恐くていけなくても、「ワクチンを打てば大丈夫。」だと教えてもらえればわりと行けるようになる。

それと同じで、行動に必要なのは勇気じゃなくて「情報を得る努力」の方。

もし、行動できずにいるなら、情報収集を怠っている可能性が高い。
圧倒的努力あるのみだと。

そして、その圧倒的努力をするためには、西野さんの背中を追っかければいいだろう。


まとめ

西野さんらしいズバッとした物言いは、清々しささえ感じる。

普通の作家さんならオブラートに包むような内容でも、ストレートに伝えてくれるからだ。
だから、炎上しやすいのかもしれないけど、そこはご愛嬌笑

西野さんの作った「えんとつ町のプペル」
ボクは映画館で号泣した。

そしてエンドロールが終わった時、館内から拍手が巻き起こった。

オンラインサロンに入っていたぼくは、拍手が起こった理由もなんとなくわかっている。

そんな細かいところまで設計して、西野さんは多くの人により感動を届けようとしていた。
つまり、誰より作品作りに真剣だったし愛を込めていた。
西野さんの真剣さや愛から斬新なビジネスアイデアは生まれ、感動した仲間がどんどん増えていく。
その様は圧巻だった。

これからの動向にも目が離せない西野亮廣。
本書を読めば、彼の考えの一部に触れ、あなたの人生にいい影響を与えられるだろう。
西野さんに感謝したい。






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