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【書評#28】やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ 大平信孝 (著)

ナマケモノが自分にそっくりだ、、

本書の表紙を見た瞬間、直感的に思った。
そして、やる気に頼らずに何でも出来たらどんなにいいだろうかとも。

思えば、自分はなにを始めるにしても、慎重になりすぎたり考えすぎたりすることが多かった。

例えば、
・ジムに入会するのを決めるまでに約3ヶ月
・西野亮廣さんのオンラインサロンに申し込むまでに半年
・革靴を買うまでに2ヶ月など

「これきになるけどどうしよう、、やって失敗したら怖いしなぁ、、でもやったら良さそうだし、、」
と、頭の中ではずっと行ったり来たりが繰り返される。

そして結果的に、最後は「えいっ」と勢いで決めてしまったりするから恐ろしい笑

しかし、やってみるとたいてい得することばかりで、なんでもっと早く始めなかったんだろう、と後悔することがおおかった。

そこで本書を読んで、自分の気持に左右されずに、すぐやれたら人生がきっと変わるなと思った。

なぜなら、失敗を恐れて行動しないのが最も無駄な時間だからだ。

すぐやるためのヒントを得たくて本書を手にとった。


筆者紹介

大平信孝
◎――株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。メンタルコーチ。目標実現の専門家。中央大学卒業。長野県出身。
◎――脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。その卓越したアプローチによって、これまで1万5000人以上の課題を解決してきた他、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が続出。現在は法人向けにチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修、講演、エグゼクティブコーチングを提供。これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。
◎――また、個人向けに「行動イノベーション年間プログラム」とオンラインサロンを主宰。「2030年までに次世代リーダーをサポートするプロコーチを1000人輩出し、日本を元気に! 」を目標に掲げ、プロコーチ養成スクール「NEXT」を開講。10冊の著作の累計発行部数は23万部を超え、中国、台湾、韓国など海外でも広く翻訳されている。おもな著書に、『指示待ち部下が自ら考え動き出す! 』(小社)、『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(大和書房)などがある。

内容紹介


あんなことがしたい、こんなことがしたいと思いながらも行動に移せていない人に向けて書かれたのが本書。

・英語を話せるようになりたいと思いながら、全く勉強していない
・ジムに入ろうと思いながら何年も経過している
・明日までにやらないといけない事があるけど、まだ時間があるからいいや

こんなふうに先延ばしにしてしまうと夢が実現できないし、自分をダメな人だと思いがち。
だから、サクッと行動できる人になればなりたい自分に近づけるし、夢を叶えることも出来る。

すぐ行動できる人とできない人の違いは、脳の使い方のちょっとした違いだけ。

筆者もいぜんは、全く行動に移せない人だったという。
そんな自分が嫌で脳科学や心理学を勉強した結果、大きく自分を変えることに成功。

ポイントは、「ちょっとやってみる」ことだけ。

そして筆者はメンタルコーチとして、経営者やオリンピック選手などのサポートをするまでに。

人生は行動しないと変わらないけど、行動すれば何かが変わる。
だから、少しやってみることがとても大事。

ちょっとやってみる自分になるための具体的な方法、マインドの持ち方などが本書ではたくさん紹介されている。

だから、変わりたいけどなかなか変われない、一歩を踏み出せないとお悩みの人に読んでほしい。

心に残ったところ


行動に着手」することで、はじめてスイッチがオンになる

脳がやる気になる方法は「やり始める」こと以外ないらしい。

どんなに人から応援されても音楽を聞こうともとにかく「始める」ことだという。
いままでやる気を出すために、アロマを炊いたり運動したり音楽を聞いたりしてきた人もいるだろう。

一番簡単で効果的なのは、とにかくやることだったなんてちょっと衝撃的。

じゃあ、今まで自分がやってきたのは何のためだったんだろう笑
とおもうが、いま気づけてよかったと心から思う。

そして、知らない人がしっていけばそれでいい。


小さなアクションは、「勉強のテキストを開く」「パソコンの電源をつける」といった本当に些細なこと

脳をやる気にさせる方法は、どんなにやりたくなくても、とにかく始めること。
はじめさえすれば、勝手にやる気になってくれるという不思議な器官が脳だ。

そして、そのはじめのアクションはほんの些細なことがいいという。
最初にガンバりすぎると、脳は変化を嫌うので急ブレーキがかかる。
そして、三日坊主で終わってしまうケースも考えられる。

だから、始めるときはゆっくりと行動することで、脳に気付かれないようにする。
まさに、だるまさんがころんだ状態笑

ただし、小さな行動習慣は侮れない。

1日1回の腹筋でも、1日1ページの読書でも継続すれば、体がなれてくる。
気づいたら何十回、何十ページと読めるようになっていることもあるだろう。

だから、ちいさな行動をこつこつ積み上げること。

成功までの道は地味だ笑

まとめ


何度も読みたい本にまたまた出会ってしまった。
読み終わって、満足感で一杯になった。

いい本は、読み終わる前に読者に行動させる本だと聞いたことがある。
この本はまさにそうだった。

ボクは何日かに分けて本書を読み切ったが、読んでる途中から自分の習慣が変わった。

それは、夜の時間の過ごし方。そして、朝の時間の過ごし方だ。

朝の時間は脳科学的にも最もパフォーマンスが上がるといわれているので、朝の時間を有効に使うのがポイント。

そこで、本書で書かれていた「ちょっとやる」を実践。

今までのボクは、朝起きてから前日会ったことを思い出してnoteに書いていた。しかし、思い出すのに時間がかかってしまうことが度々あった。

また、朝起きてからライティングのテーマを確認してリサーチするところから始めていた。

そうじゃなくて、
・前日のうちからのノートに今日あった出来事を書く
・テーマを確認してリサーチまで終える
・notesの一行目は書き出しておく
・机の上にノートを置いて寝る

すると、脳がアイドリング状態になるので朝からエンジン全開でタスクに取り組める。

クリエイティブなことに最大限力を使えるから、結果が大きく変わりつつある。

同じ24時間を過ごしているんだけど、ちょっとしたことで自分って変えられるんだなと実感できた。

やはりコツは、やる気に頼らずにすこーし行動すること。

何でも、始めるときは自分を甘やかすこと。
そして、いざ始まったらガーッとやればいい笑

人によっては、人生観が変わる一冊になるのではないだろうか。

ナマケモノの表紙だからといって、全く侮れない一冊だった。
作者に感謝したい。


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