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知りまして6月10日

偶然やっていた東大のリサーチキャンパス。
あちらこちらの研究室が発表をしていて自由に見学できた。
文系卒にとって大学の理系なんて未知の世界。
せっかくだからといくつか行ってみたら、とっても楽しかった今日の出来事。

廊下をふらふらしていたら、部屋の中に実験室みたいなのが見えて思わず入ってみた。
燃料電池について、壊れやすいという難点を解決すべく研究している皆さんだった。
酸素とかイオンとかがニッケルを通って発電する仕組みを解説してもらう。理屈では分かるけど、それって現実にどうやるんだ?と思うわたし。
解説者が交代して、今度は電子顕微鏡を使ってどれくらいの小ささの話をしてるかを見せてくれる。初めて見た電子顕微鏡。しゅんって動くレンズがかっこいい。それを操るのもかっこいい。
ミリの下、マイクロンの世界だった。
ちっちゃすぎて、くしゃみでそうになる。
花粉症の人は大変だろうな。

まだまだ続いて研究室の奥へと誘われる。
教授直々のご指導。振動を抑える仕組みを見せてくれる。時おりチャーミングだから惹き込まれる。
X軸、Y軸、Z軸。対称性を活かして遠心力とか色々ベクトルを計算して振動を抑えるみたい。物理も数学もきらいじゃない。失敗の繰り返しが前提にある学問の根気強さ、自分の研究が次世代へのパスだと俯瞰している姿勢には頭が下がる。

次の研究室では、都市とモビリティ。
色んな研究を説明して頂いたが、最後にみた、教授からの質問への返しをこっそりチャットGPTがお助けする研究は面白かった。
「こんなものあったらな」が研究の根っこというドラえもんマインドを感じた。

ラストは、自動車交通の研究。
信号機をどうしたら、もっと道路交通が理想的になるかなど。わたしはこの世に道路をひいて信号機をつけた最初の人々のすごさばっかり考えてしまった。自動車が無くなったら、この世界の道路はどうなるんだろう。次の交通手段の形にもよるけれど、あの白線も信号機も無くなるのかな。この都市の土地のなさを思えば、道路すら何か建物がたつのかしら。

見に来ていた高校生に負けないくらい書いてしまった。知らないことを教えてもらえるのって楽しい。

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