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色鮮やかなブラーノ島の家々
イタリアのヴェニスは有名ですが、このブラーノ島の名は、それ程ではないにしても、この島のカラフルな写真はどこかで見たことがある人が多いのではないでしょうか。
ヴェニス周辺は、実は霧に包まれることが多いのです。海に囲まれているから、当たり前と言えば当たり前ですね。
ブラーノ島に行こうとした日も、朝霧が出ていて一日このままなら、ヤダなと思っていたのですが、朝食を食べ終わる頃には消えていました。
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本島からヴォパレット(水上タクシー)で40分あまり。船内はさまざまな人種の観光客で超満員。立ちっぱなしで、さらに波で船が揺れるので大変でしたが、小さな島が流れていく海の風景に見とれて、あっという間にブラーノ島に着きました。
ブラーノ島は4つの小さい島からできていると説明がありますが、1つの島を3つの川と言うより運河が、分断しているような地形です。
ブラーノ島は、ガラス細工で有名なムラーノ島とともに、「ヴェネチアとその潟」として、世界文化遺産に登録されています。
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ブラーノ島のカラフルな家は、運河の両側に連なっています。運河の両側には小道があります。当然、車は通りません。
島民の方にとっては、ボートは必須の交通手段ですね。だから運河にはボートがずらっと停泊しています。
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この色鮮やかな家は霧が深い時でも、漁師たちが漁から帰ってきて一目で自分の家が区別できるようにという目的で始まったと言われています。
隣同士の家は、同系色ではなくコントラストがはっきりする配色になっています。「昔からこの色だったので、どうしてこの色になったか分からない」と、あるテレビ番組のインタビューで答えてた島民の方がいました。
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一軒ずつ注目していくと壁の色は各家一色ですが、窓枠はどこも白色で、さらに雨戸の色が、家全体の色との調和を考えて、緑だったりブルーだったりしています。
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下の写真中央の茶色の家は、テレビの衛星アンテナまで茶色になっています。
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洗濯物も色を考えて干しているのではないかと、思てしまうようなカラフルな洗濯物もありました。
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ヨーロッパの町歩きをしていると時々、個人の家や街角にマリア像やキリスト像があって、道を行く人を見守っているように立っている姿を見かけることがあります。これには何か特別な意味があるのでしょうか。単に、うちは信仰心がしっかりしていますよという意味なのでしょうか。
日本で、外から見えるように仏像を家に設置しているのは、見かけたことないですね。
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半日だけのブラーノ島滞在でしたが、2軒ほど見かけました。
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ブラーノ島のような小さい観光地に来ると思うことですが、島民の方はどう感じているのでしょうか。お金を落としてくれることは嬉しいでしょうけど、普通に生活している所に足を踏み入れてくる観光客は迷惑だと思っているのか、もう慣れてしまって何も感じないのか、聞いてみたいものです。
自分が観光していてそんな疑問を感じるのは、勝手だと言われればその通りですが、今日本で話題になっているオーバーツーリズムと、どう折り合いをつけているのでしょうか、いいヒントがブラーノ島にはないですかね。
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