201909レビュー

【日記】2019年9月のコミックレビュー

9/19まで開催していた秋田書店50%ポイント還元祭りで購入したコミック

『AIの遺電子 RED QUEEN』(1-5 完結)

傑作SFヒューマンコミックの完結編。モグリの電脳医師須藤はコピーされた母親の人格を追って閉鎖された独立国家へ潜入する。

パーフェクトな一話完結ドラマであった前作と異なり、闇医師須藤の内面や人となりを追いかける連続アクションドラマにジャンル変更がされている。終盤、生人類が人格をコピーしオンラインへアップロードできるようになるという再度のシンギュラリティを迎え物語は強烈な飛躍を見せる。ここまでの、ここまでのスケールの物語であったか、AIの遺伝子!!

『レイリ』(1-6 完結)

長篠の戦の敗走に巻き込まれ家族を失った美少女レイリは武田家に拾われたが女らしく生きることを拒否。剣術の腕を磨き戦場で華々しく散ることを願う「死にたがり」である。

歴史上の実在人物やイベントをタイムライン上に配置。最終的に《敗北者なのに勝ち上がる1名》のみを焦点にして、その間隙を縫うかの如く少女が戦国を駆け抜けるという綿密なシナリオが魅力。キャラクターの表情やアクションの静かな冴えも良く、全六巻というちょうどよさもあり早くNHKはドラマ化権を確保をするべきだと思う。

『衛府の七忍』(1-7 以降続刊)

大阪城は燃え落ち徳川家康は全国制覇を果たした。徳川現政権「覇府」は支配を盤石とするために全国の落ち武者を狩りまつろわぬ民を皆殺しにせんと刺客を放つ。だが、それらを食い止める七忍の「怨身忍者」がこの世に現出した。

アホみたいに面白い。読むとオモシロ汗腺が馬鹿になって漏れそうになる。数話ごとの短編エピソードが連なっているので長編の途中で待たされてオギオギすることがないので気になったら1巻から手に取るべし。

進撃の巨人十周年記念キャンペーンでまとめ読みしたコミック

『進撃の巨人』(1-29 以降続刊)

巨人が進撃をしてくる支配に抗うため我々人類が立ち上がるぞ! まけるなエレン!貴様はイェーガーに、最強の狩人(イエーガー)になるんだ!!

思ってたのと違う。そうとう語り甲斐があるらしく、キャンペーンを機に話題が活性化した。諌山先生は早く部活スポーツギャグかウーパールーパーを食べに行くルポ漫画を描いて。

そろそろいい加減、腹落ちしておこうと思いまとめ読みしたコミック

『ダンジョン飯』(1-4、最新8巻 以降続刊)

おなじみのダンジョンRPG世界観を舞台に、炎竜に食われた妹を救出するために食料現地調達でダンジョンアタックを試みるコミカルファンタジーアクション飯。

きりが良い4巻までを物理書籍で調達。非常に優れた世界観と突き放した倫理観、キャラクター同士の和気あいあいも楽しい万民にお勧めできる傑作ファンタジー。幸せになれるといいなあ。

以上です。


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