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「愛あるテクノロジーで医療と人をつなぐ」べく、 Ubie がリブランディングをおこないました

※こちらのnoteは2020年9月に公開したものです

Ubie が2017年5月に創業して以来初めて、本格的な自社ブランドの見直しをおこないました。

なぜ今か

理由は次の3つです。

理由1:ミッションのアップデート

Ubie は「世界中の人々を適切な医療に案内する」という企業ミッションと共に創業しました。
このミッションは創業2年、社員30名足らずであった2019年春にアップデートされ、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」とあらたまりました。

ただ、企業ロゴ (Visual Identity) に関しては創業時のままだったので、これまでの経緯を踏まえつつ、社内外に向けて、Ubie が目指す世界観やミッションをより適切に表現できるような意匠としたい。
これが今リブランディングを行うと決めた1つ目の理由です。

理由2: 生活者向け事業の復活

これまで、多くの方にとって Ubie を象徴し印象づける事業は医療機関向け業務効率化プロダクト「AI問診Ubie」だったかもしれません。
しかし、実は創業事業はこれと異なります。Ubie は生活者向けの受診相談アプリ (「Dr.Ubie」現在は提供停止) から事業がはじまりました。
その後医療機関向け事業へと注力していた時期を経て、今年春以降のコロナ禍も相まって、「AI受診相談ユビー」を緊急リリース・復活させ、育てています。

医療機関と生活者それぞれに向けた事業は全く別個のものに見えるかもしれません。
ただ、これらは私たちのミッション「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」を実現するために、同じ世界観を共有しているものです。

このようなメッセージをより適切に社内外に伝えるべく、各事業の関連性を整理する必要が生じたのが2つ目の理由です。

理由3: Ubie の呼称

Ubie という造語は「ユビー」と読みます。
変な名前と思われたかもしれませんが、この名前には「指一本でアクセスできる医療」という共同代表の創業時の想いが込められています。

ここ2,3年で会社と事業は大きく成長し、日本全国、老若男女の生活者や医療現場の方々の目と耳と手に触れる機会が多くなりました。
一方、同時に「社名やサービス名をなんと言っていいかわからない」との声をいただき、歯がゆく感じる場面も増えてきました。

特にこの春、生活者向け「AI受診相談ユビー」をリリースしたことを踏まえ、さまざまな方に広く語られ愛されるためにはどうしたらいいかと検討する機会が社内で増えました。これが3つ目の理由となります。

「ブランドは生き物」と言われるように、ブランドは会社や事業の成長に合わせて進化・深化するものです。
上の3つの文脈が重なり、Ubieの過去・現在・未来の流れの中で「やるなら今しかない」と考え、今回の大幅な見直しをおこなうこととなりました。

やったこと

今回の取り組みは、集約すると次の3点になります。

a) コーポレートロゴの刷新
b) 「AI問診Ubie」改称と、各プロダクトのビジュアル刷新
c) ブランドガイドライン・メディアキットの外部公開・頒布

a) コーポレートロゴの刷新

私たちの願いは、「愛あるテクノロジーで、医療と人をつなぎたい」という一点に尽きます。
テクノロジーは人のためにあり、私たちのミッション「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」を実現する上で、とてもだいじな手段です。
一般に「AIは人の仕事を奪うもの」と捉えられがちで、そういったことを危惧される方々も世の中にいらっしゃいます。
しかしながら、私たちがつくりたいのは「疎外」でも「分断」でもなく「つながり」です。
医療現場で働く方々が、機械でなく、人間と、患者さんと、より向き合えるように。
健康に関する不安を抱える患者さんが、より適切な医療へとアクセスできるように。
人の温かみを陰で支えるのはテクノロジーであり、その願いを、今回のコーポレートロゴに込めています。

これまでのロゴと今回のロゴ

モーションロゴ

b) 「AI問診Ubie」改称と、各プロダクトのビジュアル刷新

各プロダクトはこれまで別個のものとして開発してきましたが、同じミッションのもと、「医療機関の中と外をつなぎ、人の病気の発症から治癒まで寄り添いたい」という想いは一緒で、ユビーが実現したい世界観を一にするものです。

それを明確に形にするべく、医療機関向け「AI問診Ubie」を「AI問診ユビー」と改称しつつ、各プロダクトのビジュアル刷新を行いました。

「ユビー」が医療機関の中と外をつなぐ

医療機関向け AI問診ユビー (プロダクトサイト)

生活者向け AI受診相談ユビー (Webアプリ)

US版 AI受診相談ユビー:Ubie AI Symptom Checker

c) ブランドリソースの外部公開・頒布

コーポレート・各プロダクトのブランドリソースに関して、これまでも医療機関のご担当者、報道関係者の方々からお問い合わせいただく機会が増えてきておりましたので、この機会に外部公開・頒布を行います (いずれもコーポレートサイトに掲載)。

ブランドガイドライン
Ubie のブランド全般に関する取り扱いをまとめたガイドラインです

メディアキット
コーポレートや各プロダクトのロゴ、利用イメージなどを、誰でもダウンロードしてご利用いただけます (随時更新)

今後の取り組み

今回のリブランディングを土台として、
 ・各プロダクトのブランド体験の更なる向上
 ・バリューやカルチャーの社内浸透
 ・海外事業のプロダクト開発に伴うブランドのさらなる拡張
などに積極的に取り組んでいきます。

本プロジェクトのバックストーリー

なお、今回のリブランディングプロジェクトは、共同代表・PRチーム・デザインチーム・社内有志たちで組成され、社外からもデザインパートナーである D4V/IDEO の方々、モーションデザイナーのどまそさん、コピーライター村橋満さんなど、数多くの方々にご協力いただきました。

プロジェクトのバックストーリーは後日あらためて公開予定ですので、乞うご期待ください。

変わらない想い

Ubie には共同代表が2人います。

ソフトウェアエンジニアの久保は、創業前に「自分にあった医療へアクセスすることは、なぜこんなにも大変なんだろう」と考えて、現在の事業の原型となる疾患推測アルゴリズムの開発に着手しました。

医師の阿部は、「患者満足と関係ないカルテ業務はなぜなくならないのだろう」という想いから、現在のAI問診ユビーをつくりました。

それぞれが抱いていた想いはビジョンやミッションでつながり、会社や事業として育ち、今回のリブランディングを経て「新たな器」に入ることになりました。

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションの実現に向け、より一層邁進していきます。

We are hiring!

ミッションの実現に向けてより事業を加速させるべく、医師・ソフトウェアエンジニア・事業開発・デザイナーなど約30職種で採用中です。

Ubie で働くことに興味がある方は、Ubie Discovery採用サイトに詳しい情報を掲載していますのでご覧ください。


【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、医療現場の業務効率化を図る「AI問診ユビー」と、症状から適切な医療へと案内する「AI受診相談ユビー(https://ubie.app)」を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。



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