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「嫌われる勇気」 ただの啓発本ではなかった。

 
「嫌われる勇気」もう読みましたか?
私は、書店の目立つところに並べられ始めた時、
「ああ、よくあるやつね。」と思って、素通りしていました。

しかし、Twitterにこの本の#読了ツイートがあり、
「信じられない衝撃!」「この本は本当にオススメ」

などという好評であったので読んでみた結果、、、
 
この本は、、、、、やばい、、、、。

だっていきなり、
「過去のトラウマなんて存在しない。」
と言われてしまうから。。。 

疑問でいっぱいだったけれど、読んでいくとなるほどと思わされることばっかり。
ここからは、一度読んだだけでは理解しきれなかった自分のために
この本を整理していきます。

・アドラー心理学では、原因があるからできないのではなく、目的があるからやらないと考える。
 □小説家になろうとするが応募しない人・・・「自分はやればできる」という可能性を残しておきたいという目的があるから応募しない。
 □赤面症で好きな男の子に告白できない女の子・・・「振られて傷つきたくない」という目的があるから赤面症になっている。

・人間の悩みは全て対人関係の悩み
 □身長が低いことが悩み・・・人と比べて劣っているように感じている。
 □顔が悪いことが悩み ・・・人と比べて見下されているように感じている。
 →全て自分が悲観しているだけ。「お前の顔を気にしているのはお前だけだ」

 

・承認欲求は求めてはいけない。
 褒められなければやめる、叱られなければ悪さをしてもいいという人間になってしまう。
 「あの人に認められたい」と、他者の期待を満たす必要はない。自分の人生を生きるべきである。
 叱っても褒めてもいけない
 →言うべきは感謝の言葉

・幸福とは貢献感である
 私は他者の役に立っている、共同体にとって有益であるという思いが自分の価値を実感できる。
 他者貢献 労働とは相手の役に立っているという思いをもつこと(主観的な感覚 貢献感)
 

・自分の課題と他者の課題を切り離す
 子どもが勉強しないというのは子供の課題であり、他者が土足で踏み込んではいけない
 「馬を水辺に連れて行くことができるが、水を飲ませることはできない」
 最終的にその選択を引き受けるのは誰かを考えると課題の対象者がわかる

・対人関係のカードは常に自分がもっている
 自分が変わっても変わるのは自分だけ。他者は関係ない

・複数の共同体に所属している
 一つの共同体でぶつかったときは、より大きな共同体の声を聞くといい

・自己肯定ではなく自己受容
 自己肯定はできない自分にできるできると暗示をかけること
 自己受容はできない自分を認め、できるようになるべく、前に進んでいくこと(肯定的な諦め)

・信用ではなく信頼
 信用は何かを担保に相手を信じ、信頼は相手を信じることにいっさい条件をつけない 

・導きの星
 どんなことをしようとしていても「他者貢献」を導きの星として考えればその道を信ずるべきである。

 
自分用にまとめたものなので、何が何やらわからないと思います。
しかし、「嫌われる勇気」がただのよくある啓発本でないことがお分かり頂けたかと思います。

読んでみたすぐは納得できていますが、
時間が経つとしっかり理解できていないということがわかります。

読書家のみなさん、ぜひ読んでみてください。

そして、感想や考えを教えてください。

何度も読み返したい一冊となりました。 

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