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【第14話】入賞は最高の宣伝材料

最近のインターネットは息苦しいなと考えながらも、つらつらと文字を書くのを止められず、今日もキーボードと向き合う我。
だったはずですが、コロナっちでカードゲームカルチャーがぐだっとしてしまったことで、執筆の機会は減りました。仕事は増えたので文章執筆量はトントンです。

でも10月には大型大会がありますし、セレモニーも復活の気配が見えてきました。耐え難きを耐えた半年の思いをぶつけるがごとく、紙をします。
まあコロナ終わったわけじゃないんですけどね。もう去年のこと思い出せないわよ。

1:なんやかんやカードゲーマー

年が明けて2019年1月。WIXOSSCUPシーズンは続きます。
前回の記事にあるように、東京でボッコボコにされた私ではありますが、リアルタイム実況については一種の手応えを感じていました。これを続けていけば宣伝にはなるだろうという確証。とりあえず、2月まで続くシーズン中は、しっかりと実況しようと決めました。
大会は名古屋、大阪、福岡、仙台で行われます。全エリア行くつもりではありましたが、仕事やお財布事情もあり、おなじみの名古屋と、次に近い仙台への遠征を計画。東京ほどの大規模な発表はないとはいえ、新規カードの最速発表があるわけですし、できれば現地にいたいんです。記者魂。

でもね、やっぱり思うんですよ。
「せっかく大会に出るなら、やっぱ勝ちたくないか」と。

というわけで名古屋に向けて猛練習。
うかっぷ東京の直後にコミケでサークル参加するという滅茶苦茶スケジュールではありましたが、2週間あれば大丈夫やろ精神です。

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(実はコミケにサークル参加したことがあり)

実は前日までデッキが決まりませんでした。
当時はレトリック環境で、セレクト・ハッピー5が登場した直後でした。アロスピルルクは勝てない、ユキはどうしようもない、山がない。
名古屋行きの前日に参加したうぱで途方にくれていたのですが、なんとその日に新しいデッキを組むという暴挙に。ユヅキが結構強かったので、その場でオワンクラゲを買い揃え、ぶっつけ本番で大会に出るという、まあとんでもない行為に出ました。

今振り返れば、前日構築ぶっつけ本番は、結構よくやります。
余計なことを考えずに回せますし、カードパワーのあるデッキを選べば、カードに引っ張られてそこそこ勝てるので。5サシェといいアロスといい、割とそういうところがありました。
デッキの回し方は対面を見ていればわかりますし、構築は自分のサイトにたくさん載っています。よく当たるデッキの構築を覚え込み、翌金曜日の勤務中は脳内でデッキを回し、そのまま名古屋へGO!

結果は準優勝でした。あーらら。
詳細はブログのほうに書いています。勢いのままに勝ち上がり、あれよあれよと準優勝。初めて結果を残せましたね。

2:実績と免罪符とコンプレックス

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(懐かしいですね)

大型大会で入賞すると、デッキレシピと一言コメントをツイッターに掲載できます。公式が開く大会でもそれは同じ。バッチリサイトの宣伝をしてきました。ユーザーも増えました。
公式アカウントは本丸の本丸ですから、フォロワーさんもとても多いです。そこでしっかり自サイトをアピールし、多くの方に興味を持っていただいた、アクセスしていただいたことは、大きな財産です。「管理人はなかなか強いんだなあ」と思っていただいたかどうかはさておき、なかなか腕の立つプレイヤーが運営している、という証明にもなりますし。

第12話の記事で「弱いプレイヤーは発信してはいけないわけではない」と書きました。もちろん今もそう思っていますし、「強ければ何を言ってもいい」とは欠片も思っていません。
ただ、やはりある程度の発信をする以上、その情報に一定の信頼を得てもらうには、それ相応の実力は必要になってきます。「からばこさん、弱いくせに色々発信して偉そうだよね」なんてことは結構言われてきましたし、言い返せない自分を悔しく思うこともありました。今もです。
そういうこともあったので、WIXOSSCUPでの入賞は、自分にとってちょっとした心の拠り所になりました。「一応準優勝してるしな」という免罪符、でしょうか。しっかりとした規模の大会で勝ち上がり、結果を残せたのは、サイト運営における土台になっています。

強さと発信は、私のウィクロスにおける大きなテーマの一つです。
好きにカードを楽しむのももちろん楽しいです。私の場合、ハースストーンがそれにあたります。純度100%のプレイヤーですし、うばこのようなことはやりません。偉大な先人がいらっしゃるということもありますが、ただ純粋に競技として楽しみたいので。ブログは書くけどね。
しかしウィクロスにおいては、今の立場を見ると、好き勝手にとはいきません。企業様で記事を書いたり、ある種「WIXOSSBOX」が大きなものになったこともあり、好き勝手身勝手に、ということはできないと思っています。自縄自縛が過ぎますが、ワーカホリックでマゾヒスティックなところありますし、別にいいです、好きなので。

と、当時はそんなことを一切思っていませんでした。ここまで大きくなるなんて、予想すらしていませんでしたしね。
ただ今振り返ってみると、2019年は私の人生において、非常に大きな転換期だったのです。ウィクロスも、プライベートも、仕事も、何もかも。まあそれはまた今度書きます。

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