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【第13話】リアルタイム実況の道

「文章を毎日書く」ことは、自分にとって当たり前になっています。ウィクロス関係のことはもちろん、本業の仕事や日々の趣味など多くのものが、この「書く」ということにつながっています。
ただ、日の目を見る機会というか、誰か・何かに求められているという実感がないと、なかなか続かないなと思うようになりました。「趣味でやっている」とはいえ、PVなどで何らかのレスポンスは欲しかったりします。

お前前回、肩書が重いとか言ってなかったけか。
それはそうなのですが、反応がないと寂しい。ワガママですね。

1:もう一つの宣伝方法

2018年12月。
ある程度サイト運営に慣れてきたので、そろそろ次の施策を取ろうと考えていました。日のPVは3桁後半で、「1日あたり1000を安定させる」という次の目標を設定。そのためには、やはりもう少々露出を増やしていくほかありません。
大会も結構盛んに開催されており、コンテンツは充実していたので、周知と拡散をしていくのがいいのかな、と。私が出場した大会でのPRはもちろん、企業案件でのリンク貼りや、友人に口コミを広げてもらうなど、できることはやっていましたが、もう一つ二つ、ガツンとした起爆剤が欲しいものでした。

そんな中用意された、2018年冬〜19年新春にかけての大型イベント。
地域最強プレイヤーを決める戦い「WIXOSSCUP」です。

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(タカラトミー公式サイトより)

「これに便乗しない手はないじゃろ!」と、色々と準備することになりました。当然大会には出場します。これで優勝すれば話題になるしね!

2:たたき台は春

時を戻して、18年3月。WIXOSSBOXが生まれる前のことです。
リアルイベント「ウィクロス同窓会」で、とある試みを行ったのを思い出しました。個人ブログに記事があるのですが、いわゆる「速報記事」です。会場で発表された最新情報を、その場でスマホに打ち込み、終了と同時にまとめて出す、という手法です。当時、大手ニュースサイトがこぞって、平昌オリンピックで行っていたやつですね。知らんやろうけど。
まあそれを参考に、当時初めてやってみたのですが、なかなか良い反響がありました。これを何とか再構成できないかなと・・・。

天の声「ツイッターで速報すりゃええんちゃうか?」

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(諸事情により19年3月のものをキャプチャしています)

「発表のスライドを撮影→要約して速攻ツイート→また撮影」
これを繰り返し行い、ツイッターでひたすら拡散してもらい、サイトを知ってもらうという作戦に落ち着きました。ウィクロスコミュニティが最も盛り上がる瞬間の一つである、「今後の商品展開の発表」をいち早く速報し、「このサイト一体何だ!?」と知ってもらい、ユーザーを増やすという狙いです。

結論から言ってしまうと、大成功でした。
フォロワーは1割増え、速報に使ったツイートの総インプレッション数が約18万、画像表示回数は約17000回です。他のメディアを圧倒するスピードで速報し、正確な情報と会場の熱気をお届けすることができました。
まあ圧倒する必要はないんですが、こう、ね、メディア比較で速報性とか特ダネを論じる時って、「他社を圧倒する」とか書くんすよ、確か・・・。

しかもこのWIXOSSCUPでは、2月発売商品のカードの現物を現地でのみ先出しするという、記者垂涎の特ダネポイントがありました。
「現地に行く→公開タイミングを抑える→公開された瞬間に撮影し、投稿する」ことで、更に媒体としての価値を高めることができます。カードの加工などは、現物を見ないと伝わりませんしね。ツイッター速報に完璧な素材があったという点で、運にも恵まれました。

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(こんな感じで接写していました。SNS公開許可もいただいています)

3:ファン目線を忘れない

このツイッター速報はその後、WIXOSSBOXの恒例業務となりました。
イベントがあれば全国各地に飛んで行き、現地で最新情報に触れ、驚き、喜び、時に嘆きながら、その熱気をいち早くお届けするようにしています。
最近は社会の状況から、現地に足を運ぶということが難しくなっていますし、そもそもイベントがありません。その分、オンラインにおける生放送での発表を速報し、ツイッターに加えWIXOSSBOX内でもまとめページを作り、速やかに公開するようにしています。

もちろん、他の多くのメディアも速報をしています。公式サイト・公式ツイッターはもちろんですが、他のゲーム系媒体やアフィリエイトブログ、他のプレイヤーさんなどですね。その中でWIXOSSBOXが心がけていることは、「客観的な立場でありながらも、プレイヤーとしての感情を素直に込める」ことです。

新しいカードの中に、自分にとって嬉しいものがあれば素直に喜ぶ。
環境を変えそうなカードが出れば、その期待を込める。
新商品が魅力的であれば、そのワクワクを書く。
別れがあれば嘆く。門出を見送る。

情報と感情の波の中、なるべく客観的に、しかし情熱的に。
そんなことを心がけながら、プレゼンテーションの際は誰よりも早く最前線に立ち、スマホを構え、頭をフル回転しつつ、いち早く情報を届けたいと思っています。
時にはミスもあります。新しいアンバサダーガールのルビを間違えて本人に突っ込まれて謝罪して、次のイベントでごめんなさいしたり、とか・・・。それはやっちゃいけませんでした。最大のミスです、いやほんと。

現地での速報は、とても楽しいです。好きだから好きでやっています。

早くリアルイベント行きたいですね。

ちなみにWIXOSSCUP東京大会は、予選敗退でした。
プレイヤーとしてはちゅんちゅんです。

(つづく)

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