夢を語る時の注意点
ある日、女3人でランチをした。
友人Cのお子さんは
習い事(スポーツ)で全国優勝常連。
子ども達の継続的なトレーニングはもちろん、
母として子ども達を優勝まで導くサポート力に
話を聞くたびいつも感心してた。
話を聞くうちに、友人Hは言った。
「うちは習い事やるにしても、
そこまでは目指さないと思う」
私も同じ感想だった。
それを聞いて、
友人Cがすかさず言った。
「優勝目指してないとか
そういうことは言わなくていいんだよ!」と。
その理由を彼女は色々語ってくれたんだけど
私は「あぁ、だからこの親子は優勝できるんだ」と気づくことがあった。
目標設定で大切なことと
習い事にしろ
仕事にしろ
趣味にしろ
「どこを目指しているのか」
という意識の設定と
「それに対して嘘をつかない」
ということが
めちゃくちゃ大切ということです。
友人C親子を手本にしてみると
徹底して「全国優勝」を掲げて
そこに繋がる行動をし、周りにも言ってる。
宣言することで
「この人は頑張ってるんだ!応援したい!」
という周りからの熱意やサポートも集まってくる。
一緒に上を目指す仲間や
力を高め合えるライバルにも巡り会える。
個々の小さなエネルギーも
周りを巻き込んでだんだん大きなエネルギーに
なって「全国優勝」の波にのっていく感覚。
優勝のための環境が整いますね。
逆に「上を目指していないから」と
宣言すると、どうだろう?
同じスタート地点に3人の子がいるとします。
「ぼくは優勝目指したいんだ!」という子と
「ぼくは優勝は目指してないです」という子と
「・・・・・(黙々と練習する)」という子と
それぞれにどんな印象を抱くでしょう?
どんな熱量でその子を見るでしょうか?
「自分に嘘をつくと、嘘が本当になっていく」
本心なら良いんです。
例えば体力作りのためとか
健康のためとか人それぞれだから。
そういう人にはちゃんと周りから
「健康のため」のサポートが入ります。
でも万が一優勝できたら嬉しいなとか
実は優勝したい気持ちがあるとか、
結果を残せなかった時の予防線はってるとしたら、、?
体力作りのサポートを受けてる人は
優勝のためのサポートを受けてる人には
到底勝てないですよね。
あえて「上を目指していない」と宣言すると
メンタル的にも「自分は上にいかない」が
モチベとして蓄積されていく。
「優勝」という分野において
自分からも、周りからも
「優勝」のためのサポートが入らなくなる。
自分が思ってもいないことを言うって、
自分自身に不利益しかないですね。。
必要なのは「覚悟」と「責任」。
「優勝したい」と宣言できるって
「優勝する覚悟」を持った子だと思います。
優勝のための練習を続ける覚悟と責任。
ある知人は
「大きなクラフト市をやりたい」と宣言して
仲間を集め、地域を巻き込んで
見事やり遂げ継続開催しています。
それは「何があった時の責任」も
自分でとる「覚悟」がないと
出来ないことだなと思います。
覚悟ができると熱量が出る
覚悟ができないから、揺らぐんですよね。
覚悟すると、あとはできる限り力を尽くすだけ!
だから熱量が生まれて突き抜けていける。
じゃぁ私の覚悟は、なんだろう?
私の想いのひとつに
子ども達が自分を押さえ込まずに
才能を発揮する未来を作りたいというのがある。
あるけど、抽象的で「結果」がわかりづらい。
なので
「誰が見てもわかる結果」をひとつ置くことで
自分自身にとっても、揺るぎない覚悟に
変換しやすくなるかもしれません。
例えば
小学校のクラブ活動でコーチング部を作って講師をやる!とか。
子どもがコーチングマインドを自然と学べるような工作教室を作る!とか。
イラストレーターさんなら
憧れのあの雑誌の表紙を飾るんだ!とか。
作家さんなら
憧れのあの店舗に常設してもらう!とか。
自分の心のウソを見抜く質問
でも、偽りの目標も時にあります。
恐れから無意識に設定しちゃってるとか。
強がっているとか。
本当はできる気がしないけど
言ってるだけでやる気ないとか。。
なので、設定したらぜひこの質問を
自分に投げかけてみてくださいね。
「それ、ほんと〜〜〜に、やりたい!?!?」
「できそう???」
「やったらどうなりそう?」
「やらなかったらどうなりそう?」
聞く順番が大事です。
上から順に、心を込めて質問してみてくださいね!
即答できなかったら、
そこを大切に見ていってあげてください。
そして即答できるまで深めてみてくださいね。
あなたがあなたらしい光に
満たされますように^^
デザイナー、絵描き、コーチ
前川ユウ