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早い話が、文章はコミュニケーションツールである

 
ねーねー。ちょっと聞いてもらっていい?
 
ドラゴンボールが盛り上がり始めたのはピッコロ大魔王が出てきたからなんだよね。
 
ピッコロはさ、完全なる悪。物語が進むと分かるんだけど、一人のナメック星人が修行して自分の中の悪を分身として生み出したのよ。それがピッコロ大魔王。
 
そのあとて出てくるフリーザも悪。セルもそうだね。最後の敵、魔人ブウも純粋な悪。
 
物語が魅力的になるには、この完璧な悪役が必要なわけだ。
 

……はい。これは一方的な文章です。ただ言いたいことを述べているだけです。
 

「記事をなかなか読んでもらえない」と悩む私たちが、知らずにやっちゃいがちな書き方なんだよね。
 

人とのリアルコミュニケーションを考えたらわかります。「ねーねー」と呼びかけておいて、一方的に自分の話をするのは、トークが下手くそすぎます。「あの人は自分の話しかしないよね」と友だちから避けられます。
 

タイトルを凝る。
「ねーねー」と話しかけるのと同じなんですよ。興味のない人を振り向かせるのが、タイトル付けなんです。
 

でもいくら惹きつけても、中身が一方通行だと読んでもらってもおもしろがってくれません。
 

文章は話すのと同じで伝達手段のひとつです。トークとの違いは一方通行。こちらの伝えたいことや気持ちを出すしかないのです。相手(読者)の反応がわからないからね。どうしても「自分語り」がメインになってしまうんだ。
 

書くのがうまい人は、文章でコミュニケーションをするんだよ。コメントのやりとりもその一つだけど、そこじゃない。
 

(そうそう!)
とか
(なるほど!)
とか
(へぇ!知らなかった!)
とか
(おもしろい!)
 

読者が反応してくれるように書くんです。(へー。だから何?)と思われないように書くんだ。
 

文字を読んで行動したくなる。考え方が変わる。過去の捉え方に変化が起きる。未来をより良くする。
 

書くのが上手な人は、気持ちや考え方をただ伝えるのではなく、相手の人生に影響を及ぼすのです。大げさっぽく言ったけど、そういうことなんです。
 

自分が書いた文章を読んでくれて、行動する。思考する。それが「書くコミュニケーション」です。
 

読んでくれてありがとうございます。商品レビュー記事もそうだし、旅エッセイもそう。
 
 
[画像協力:さちわ]

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