100日後に引退するわさび(7日目)
こんばんは、浦賀わさびです。
10年前の初舞台の日よりさらに何年も前のことを書きます。
今から16年前のお話。
懸賞とかモニターキャンペーンとかに応募するのが趣味だった知人から「公演チケットが当たったけど予定が合わないから代わりに行かないか」との話があり、チケットを譲り受けることに。
2005年2月22日(火)・24日(木)・26(土)
第1回「新・KYOTO演劇大賞」本選
ノミネートされた10公演のなかから既に3団体が金賞に選出されており、その金賞3団体から大賞を決めるというのが本選。3日間で3団体の公演をみて観客賞の投票をするというのがこの譲り受けたチケットの内容でした。
当時の僕は演劇とは全く縁のない環境で生きていたので、これが人生初観劇になりました。新しいことを体験するのはワクワクするし、金賞に選ばれている3団体ならハズレもないだろうから3日とも楽しめるだろうし、いいチケットを貰ったなと、それくらいの気持ちで会場である京都府立文化芸術会館に向かったのでした。もちろん3団体とも名前も全く知らなかったわけですが、今になって思えば、人生初観劇がこの3団体だったことは、その数年後に自分自身が演劇に関わりはじめることに、多少なりとも影響していたのではないだろうかなんて。今になって思えば、ですけどね。
ちなみにこの時に観た作品は、
遊劇体
『金色夜叉 〜貫一篇〜 』
マレビトの会
『蜻蛉』
ニットキャップシアター
『ヒラカタ・ノート』
いや、すごいですね、初観劇がこれ、ラッキーですね、恵まれてますね。
でもこれを観ていた時の自分は、まさか近い将来の自分が舞台に立っているなんてこと、まったく想像していませんでした。
引退まであと93日
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