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好きなもんは好き

自分の好きなこと・ものを好きだと言い続けられることって案外難しい

「好きなもんは好き」というマインドは大切だし尊重されるべきであると思う。
しかし、好きと言い続けること、好きなことを続けるというのは案外難しい。
大人になってくると手放しで「好き」だと公言するのが難しくなることもある。時代の変化、またSNSの発展もあり昔より好きな事を続けることは容易にはなっているとは思うが、その反面、好きでやっているものに外野からケチをつけてくる人もいるし、そういう人の声も目立つようになっている(気がする)。

そもそも倫理的にアウトなもの、よほど反社会的なことを除けば、人の嗜好に他人がとやかく言えるものではないと思う。

好きなことと得意なこと

「好きこそものの上手なれ」といった言葉がある。
好きなことは熱心に取り組むので上達も早い、得意なことになると言った意味である。
純粋に熱中して取り組めることは好きなことだと言えるだろうし、好きな事に熱中していることで上達するという面はもあって、この言葉はある種正しいんだと思う。

しかし、ここで言えるのは。得意なことには「好き」という要素が影響しているかも、好きだと好きじゃ無いものより上達しやすいかも、という程度でだと思っている。
好き=得意ではない。好きなことと得意なことは別。
特別好きではないが得意なこともあるだろうし、得意ではないが好きなこともあるだろうし。

どのジャンルにも「このレベルでは〜」と赤の他人の趣味にダメ出しをする人、攻撃をする人がSNS上に存在している。
よほど暇なのか、日々の鬱憤が溜まっているのか、何かしらそう発言してしまう事情を抱えているのか。

好きなもんは好き

得意である必要はない。クオリティが高くないといけない必要はない。
ただそれが好き、好きなもんは好きで良いじゃないかと思う。
そのことを好きな全員がそのことを得意なのだとしたら、プロの価値はどうなる?(得意の幅もあるやろうが。知らんけど)
状況によっては社会的に求められる「得意」のハードルが求められることもあるだろうけど、主観的な好きの範囲での主観的な得意でも「得意」と言っても良いんじゃなだろうか。
誰しもが好きなものを好きだと臆せず語れる、胸をはれると良いなと思っている。
個人的には他の人の「好き」について聞くのも楽しいし。

僕は割と気分屋でその時々にいろんなものに関心を示しては、興味・関心を増やしてしまうので、好きなことや物も多い。が、そのうち得意だと胸をはって言えることはほとんど無い。

この文章は自分に言い聞かせている。この先自分の好きを話す時の免罪符でもある。
胸をはって得意だと言える事がなくとも、好きなもんは好きと胸をはって言えば良い。

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