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楽しく学びたい

「人生楽しんでいる?」
こう聞かれて、自信を持って楽しんでいるとは答えられない。

緊急事態宣言が出て、必要最低限以外の外出を控えるようになってから、自室でこれまでの人生を振り返る時間が取れたので、振り返ってみた。

中学校入学から高校卒業までの6年間、勉強が楽しくなかった。
特段、好成績を残すことができなかった。
レベルが上がるから大変になるのはわかっていたけれど、知らなかったことを知れることに面白みを見いだせなかった。
勉強が大好きという人はそうそういないけど、なぜこんなにも辛かったのか。

それは「勉強がノルマになっていた」ことにあると思っている。
1日にこれだけ、制限時間は○○分以内、点数は何点以内と決められ、それ通りにこなすことが求められていた。
「こなす」という時点で、主体的な学びではなかったけれど…。
小学校まではそれで大丈夫だったけれど、中学校以降はさっぱりダメになり、勉強のやり方が分からなくなったのだ。

勉強を習慣づけるという意味では、多少のノルマを決めるのはありなのかもしれない。
でも、上のカテゴリーに行けば通用しなくなる。
干渉されずとも、自分で考えながらやることを覚えなければ、戦っていけない。

そういえば私も、
「分からなかったことが分かったことへの快感」
「なぜこれはこうなるの?」
という思いをした経験がほとんどない。
もし、こういった経験をたくさん積んでいれば、学ぶことが楽しくなり、人生が変わっていただろうなと思う。

『授業中に「これは使えそうだな」と自分事に捉えたり、「あ~、なるほど」と納得したり、「わかった!」と快感を味わったりといった“感情の動き”がなければ、知識は定着しない。』
(出典:プレジデントオンライン「中学受験をダメにする"コンサル父"の口癖」(2019年5月20日))
これを読んで、自分に知識が定着しなかったことに納得した。

勉強で躓いたことに引っ張られたのか、あらゆることに躓くようになり、うまくいった物事が少ない。
自分が興味を持って、考えながら進めていった物事に関してはよく楽しめているからこそ、主体的に学ぶ/感情で学ぶということが、知識を定着させる近道となり、学ぶことが楽しくなるに違いない。

今は、何をするにしても「楽しもう」という感覚を取り戻すべく、試行錯誤している。
まだまだ実現には遠いけど、夢もある。
夢を追うにあたりしんどいことも出てくるだろうけど、この言葉を大事にして頑張りたいと思う。


『夢は、張りつめて追ったら夢じゃなくなっちゃう。
プレーを楽しむ。それだけ考えています。』
─中島翔哉(サッカー日本代表/FCポルト)

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