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褒めてねーだろ|無職日記

「自信ありそう」と言われた。

もうかなり使い古された言葉「自己肯定感」というものと戦い続けた6年があるので、そりゃあそうだよねって思う。

わたしは自信があるわけではなく、自信なんてなくてもいいのだ、と、自分に対して思っている。となると、今やちょっとした図太さが滲み出てるのかもしれない。

「自信ありそう」という言葉自体には何にも恨みはない。そう見えるのは事実だと思う。でも、それを口にする人の心を考えると、そんなに明るくない感情がよぎる。

他人に向ける「自信ありそう」っての、なんなんだろう。

自分の卑屈さの裏返し?
身の程知らずということ?
わきまえろってこと?
わたしに思い当たるのはそんな感じで、やっぱり気持ちのいい感情ではない気がしてしまう。(てか、失礼だよね、うん)

言葉のまとう雰囲気も文脈も、もちろんある。

あの人って自信ありそう、素敵だよねみたいな文脈だったら信じるんだけど。

わたしが少なからず気にしていたことがある容姿に言及して、その上で「あなたって自信ありそう」と、言われたので、思わずnoteに刻んでみた。それ褒めてないっしょ〜〜!アウト〜〜!

「自信ありそう」って、かなり気をつかったり真剣に伝えようとしないと、めちゃくちゃ悪意をおびがちな言葉だと気づいた。

一見褒めてるようでそうでもない、複雑に入り組んだ言葉って結構あって、そのうちの一つだなぁと思いました。

ちなみに容姿に関しては、言及するのもしないのも自由だけど、信頼関係もないところで言及するのってナンセンスだと思います。

誰よりも気にしてそれでも自分を認めていこうって受け入れているのがいまの自分なので、いまさら何か言われてもひるまない。「なんだこいつ」と思うから、忘れないけど。

その流れで自信ありそうって言われたら、その負け惜しみ感にゾワッときてしまった。

ひるまないことにビビんなよ……。

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