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書評|東野圭吾『仮面山荘殺人事件』


八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を絶たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。 だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼に駆られパニックに陥っていった….。


友人にオススメされて読みました。これまで東野圭吾の作品を読む機会があまりなかったのですが…さすがですね。
さすが、超有名作家だけあるなぁという読み応えでした。

ミステリ小説もあまり読んでこなかったのですが、これを機会にミステリにもハマりそうです。

物語は、孝之(主人公)の婚約者の死から始まります。例年通り、孝之や婚約者の家族など、総勢8人が集まって避暑旅行のため人里離れた別荘を訪れますが、そこに二人組の銀行強盗犯が侵入、そして立て籠もる。さらに1人が殺害され、物語は思わぬ方向へ動いていきます。

ハラハラドキドキして読み進めました。
事故死かと思われた婚約者の死が他殺ではないかとの仮説に基づいて話し合いがなされますが、ラストの数十ページでは大どんでん返しが用意されています。誰が犯人だろうという考えながら読み進めていた私にとっては衝撃の展開でした。

真実に至るまでの畳み掛けるような展開は臨場感そのもので、会話ベースでとても読みやすいので、一気に読み終えてしまいました。

「仮面山荘殺人事件」、是非読んでみてください。


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