見出し画像

まだまだ知らない猫についてのこと

こんにちは、夕雪です。
今日は猫についてのお話を少し。

私が猫好きというのは『猫好き小説家』と名乗っているので知っている方も多いと思います。
私の書籍にも、保護猫や地域猫のことを書いているので、読んでくださった方はその猫たちがどんなものか解ってくださったんじゃないかな?と思います。

ただ、小説に書いていないこともたくさんあって、まだまだ野良猫や保護猫について知らない人が多いんだなと思う出来事がありました。

もちろん、猫が好きな人とそうでない人とでは温度差が違うし、対応も違うと思います。猫嫌いの人に無理をさせるつもりもありません。
でもね、そこは『命』だから「嫌いだからどうなってもいい」そういう認識はやめてほしいと思うのです。
そうは言っても、犬も猫も、まだ日本では『動物』物扱いですから、その重要性はまだまだ身近ではないのかもしれません。


私はスタンドエフエムという音声配信を聴くことが多いのですが、その中で地域の猫についてのことを話してくれた方がいました。

小豆島に住むRURUさんは、猫好きでご自身も二人(2匹)の猫と暮らしています。
小豆島では野良猫や、地域猫という認識が薄いそうで、避妊・去勢手術をしないとどんどん増えるということを理解していない方や、これはどこの地域もなのですが、行政は「野良猫にご飯はあげないで」と言うこと。
獣医師が「野良猫は手術しない」ということについてお話してくださいました。
「島だからまだまだ知らない人が多いよね」と。
そんな中でも地域猫・保護猫活動をしてくださっている方もいるそうなのですが、やはり一人での活動では限界があるということ。

今でこそ、テレビなどで保護猫についてのことをたくさん放送しているのに、何も知らない方が、まだまだたくさんいるんだという事実に驚いています。
今の猫は昔と違うので、外で生きるのは本当に大変なのです。
狩りなんて出来る環境ではないし、交通量も多くて危険はいっぱい。
家猫が今は20年くらい生きるのに、外猫は3~5年といわれています。
病気や事故が多いのでしょう。
外で大変な思いをして生きる猫の短い命を全うさせてあげるためにも、外の猫にご飯をあげることを許してほしいと思うのです。
もちろん、その場にご飯を放置とかではなくね(街の衛生面で)

そして、家猫を外にだすのは絶対ダメです。
終生家で飼育です!
家で生活している猫が外でなんて生きていけるわけはありません。
急に外に放り出されたら……そんなことを考えただけで泣けてきます。

いつもは楽しく、面白くお話をしてくれるRURUさんですが、小豆島の猫問題について真剣にお話してくださっています。
ぜひ聴いてほしいです。

私の住む神奈川では何年も犬、猫の殺処分ゼロを継続しています。
センターとボランティアさんの連携を密にすることによって達成できたものと聞いたことがあります。

今ではどの自治体も殺処分ゼロを目標にしています。
それを実現することは、とても素晴らしいことだと思っています。

すべての野良猫を家猫にするのは難しくても、地域の猫として見守っていくことは人の力があれば可能なことではないでしょうか。
それには、まず野良猫や地域猫の実態、ボランティアさんたちの活動がどういったものなのか、それを知る必要がある気がします。

まだまだ全国、殺処分ゼロとはいかないですが、少しでもその命を大切にしてくれる方が増えることを願っています。


この記事が参加している募集

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 夢だった小説家として、沢山の方に作品を読んでいただきたいです。いただいたサポートは活動費と保護犬、猫のボランティアの支援費として使わせていただきます。