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再び訪れた迷走状態……そして気づき。

monokakiさんの記事を読んでいて、「あ、まさしく私、今これじゃない?」と思ってしまった。

「読者受け」って何ですか?

夕雪、迷走状態。

「いったいどんな作品を書けば売れるの!?」「読者ウケって!?」
私が目指すのは”作家として仕事をしていくこと”そこにはやっぱり「売れるもの」を考えなければいけない時はくる。
「書くことが好きなんだ」それは大前提。でも”趣味”ではダメだ。
雑誌やサイトによって売れるものというのは決まってきてしまう。
それは漫画家の時もそうだった。
いろんなジャンルのストーリーを描く作家さんがいても、ヒットする作品は決まったジャンルだった。


上の記事でもちょこっと書いたように、与えられたテーマに悩んだりした時期。
売れている作品、そこに寄せた方がいいのか……考えても考えても、そのジャンルの作品を生み出せずにいた。
そして、私には苦手なジャンルなんだ! そう気づく。

そしてまた現在もそう。
「売れる作品とは?」
サイトの傾向を見ればそれは一目瞭然だ。こういうジャンルを書けば売れるのだろう。それはわかっている。でも、私に書けるだろうか?
今、そこで止まっている。

monokaki さんの記事にあるように、


投稿サイトで人気のテーマを書いているのにぜんぜん伸びないとか、流行のものと自分の書きたいものがかけ離れているとか。ウケてるものと書きたいものが違っているとか。つらいよなー。好きで始めたことなのに、つらくなってしまうのは悲しい。

こういう思いは本当に辛い。

漫画を描いていた時、友人に「今人気があるBLでも描けば? 売れたら自分の好きなもの描けるようになるよ」と言われたことがある。
いやいやいやいやいや、それは違う。まったく別の話だ。
自分の中にまったく無いものを無理に書こうとすれば、それはただの苦痛になってしまう。”売れたいからなんでもする”とは違う。
書くことが好きなのに苦痛って!?って話になってしまう。
それはダメだと思う。

ただ、漫画家の時のように、悩んで迷って、「私の作風では、この雑誌に合わないのかもしれない」そう深く悩んだりしているわけではない。
それは年齢のせいもあるのかな。
「じゃあそっちの作品にも挑戦してみる? ”苦手”じゃなく、もうちょっと書き方を考え直してみようか」そう柔軟な思考が持てている。現段階はまだ構成中というところだが。


少し前に男の子目線のラブストーリーを書いた。
書籍化になった作品の続編という形だが、主人公が男の子でこの作品単体で読めるように作ってある。

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これを書いた時、めちゃめちゃ楽しかった。とにかく楽しくてがむしゃらに書いた。男の子目線というものが初めてだったので、まだまだ改善点は多いかもしれないけど、こんなに楽しく書けるんだ!と、新たな自分を発見したようだった。
だから今、「私はそういうのは書けない」ではなく挑戦してみようという気持ちになっている。

もちろんそこに「苦痛」が伴ってしまったら、それは自分の心が喜んでいない証拠だから、また一からのやり直しになってしまうけれど。

どんなジャンルでも書ける作家というのには憧れる。
だから”苦手”だけで終わらせないようにしようと思った。

新たな夕雪として、いろいろ挑戦してみようと思う。

まあでも、すぐ悩みだすのは私の癖だけれど。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 夢だった小説家として、沢山の方に作品を読んでいただきたいです。いただいたサポートは活動費と保護犬、猫のボランティアの支援費として使わせていただきます。