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感動! 読書感想を読んで、感動して泣く夕雪。

もう、タイトルそのまんまにしちゃったくらい、感動しています。

仲良くさせていただいている遊月さんが、私の小説を読んで感想記事を書いてくださいました。

「今、二巡目読んでますよ」と言ってくれるように、何度も読んでくださった遊月さんの読書感想には本当に驚いた。

こんな細かく感想を書いてくださって、しかも的確過ぎて、本当に笑ってしまうくらい驚いたのだ。

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まず、この書籍『この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。』のお話は野いちごというサイトで公開したものだった。
野いちごの読者層は小中学生くらいだろうか? もう少し上くらいの方もいるのかな? それくらい若く、女の子が多いサイトだ。
私はそれを意識して書いていたので、主人公は高校生だし、学園ラブストーリーだし、サイトへいただいた感想も、猫のことや、アルツハイマー病のことなど「初めて知りました」という子がほとんどだった。
そういう何もしらない若い子に知ってもらいたいという思いが強かった。

そんな中で、このnoteやTwitterで知り合って、私の小説を読んで、大人の方が感想をくださることは、私には奇跡に近い感じがしていた。

この小説を書いた時は、私は外の世界を知らなかったから。

昨年あたりに、小説サイトがこんなにもたくさんあることを知った。
サイト名は知ってはいたけれど、私の書くものはきっとこういう少女向けのサイトがいいんだろうと思っていたから、他のサイトには関心がなかった。
そんなにキャパを広げるほどたくさんの作品を書いているわけでもないし、自分には手に負えないと思っていた。

公開するのも、コンテストにエントリーするのも、野いちごのサイトのみ。
読者層が広がるわけがなかった。

それがこのnoteやTwitterで繋がった作家さんに触発されて、他のサイトに登録してみたり、野いちごだけじゃない他のコンテストにエントリーしてみたり、活動場所を拡げたことによって、いろんな年齢層の方に私の作品を知ってもらうきっかけになった。

そして、そんな方々からたくさんの感想をいただけることになる、奇跡。

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遊月さんも人づてに私の小説を知り、読んでくださった一人だった。

たくさんの本を読んでいる方だからなのか、感想が的確で、「よくそんなことわかりましたね!」とビックリしてしまうことが多かった。

当時、この書籍の作品をコンテストにエントリーしたが、賞は獲れず、コンテストの講評に「惜しい作品もあったが、説教くさくなってしまったことが残念」そんなようなことが書かれていたのを読んで、「あれ? 私の作品のことかな?」とふと思った。
自分でも、猫のことについて暑苦しく語りすぎたな……とは思っていたのだ。それを指摘された気がしていた。

そして書籍化が決まった時、編集さんとの打ち合わせで「説教くさく感じる」と言われたとき、「ああ、やっぱりコンテストの講評は私のことを言われてたんだな」と確信したのだ。

遊月さんの感想にも、「猫について説明口調が前に出ていた」と書かれていて、「そう!そうなんです! 編集さんにも同じこと言われたんです~」って、感想を読んでいて苦笑いをしてしまった。(遊月さん、さすがだね)

そして、最近書いている自分の作品と比べて気になっていた「三点リーダ(……)」の多用。
これは、前に記事にした「擬音問題」と同じで漫画家の時にやらかしていた、「モノローグの多用と、三点リーダ多用」がそのまんま表れている。

これについても遊月さんは指摘くださって、読んだ時に「あー! 遊月さん私の担当編集者になってー!!」と思うほどだったw

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私は小説を書くとき、季節を感じれるような作品を意識している。

日本の四季が好きだし、朝日や夕焼け、青い空、雲、自分が感じる素敵な景色をどうやったら表現できるかと、いつも考える。

書籍になった小説はそれをさらに強く意識して書いた。
好きな人と過ごした一年、移り行く季節。
その中で意識した一つとして登場させた『大イチョウ』そのことについても遊月さんは書いてくれている。

小説に出てくる病気や保護猫のことや、その大きなテーマだけでなく、作者が意識した部分に気付いてくれたことが嬉しかったのだ。


そしてメインテーマであるアルツハイマーという病気についてのこと。
私が病気のことを調べた時はネットでだった。

その後、このnoteで介護職をしている方と出会うことが出来た。それは認知症患者の介護だったのだ。

よしぱらさんの記事には時々仕事のことも書かれていて、認知症という病気の患者さんをいつも支えている介護士さんの状況を知るたび、大変な仕事なんだと感じた。

小説を書いた時、よしぱらさんと出会っていたら、お話を聞きたかったと思うし、取材をさせていただきたかったと思う。
それくらい、リアルを目指したいと思ったとき、取材が出来るって羨ましいなと感じた。
また何かの時はお話を聞かせていただきたいと思っている。

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私はどちらかといえば、褒められて伸びるタイプだ。それは誰もがそうかもしれないけれど、作品をほめられたら、それ以上に素敵な小説を書いて読者に返していきたいと思う。

この作品を書いた頃と今では、自分の作品についての向き合い方が変わったと思っていて、今はそれは欠点だらけなんだけど、それに気付けたことも成長している証拠かな?と思っている。

遊月さんの書いてくださった感想は本当に驚くことと、感動で私はいっぱいになった。

小説を書くって、こうやってたくさんのことを考え読んでくださる方がいる。そう思うと自己満足な作品ではいけないし、伝えたい事をわかりやすく、しっかり伝える努力も必要だ。
それを考えると、私はまだまだだなと思う。

そして、年齢なんて関係ない。
どんな人にもしっかりと物語を伝えられる作家になりたいと改めて思った。

今まで、小さな枠の中だけで小説を書いてきた私が、noteを始めたことをきっかけに、大きな世界に気付かせてもらった。
本当に知らないことが多すぎた。

たくさんの方に出会えて、私の作品を読んでもらえていることは本当に奇跡なのかもしれない。

noteを始めた1年弱で、こうやっていろいろと気付くことができたこと、自分でも本当に驚いているし、そんな私に出会ってくださったみなさんに感謝しかない。

私の小説を読んでくださったみなさん、そして編集者ばりに素晴らしい感想をくださった遊月さん、本当にありがとうございました!

私は幸せ者だ。




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