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よござんすか。よござんすね。

6月後半の労働時間が面白いことになっている。社会人3年目、2回目の月残業が45h超えだ。まぁ世の中もっと過酷な人の方が多かろう。弟は60越えらしいし。可哀想に。

【追記】
計算し直したら私も60行くことがわかった。南無。

お客さん先で打ち合わせしていて、12時間の打合せの末解散が21時過ぎになり帰宅難民になったので仕方なく母の実家のある上野らへんに向かいながらこれを書いている。着くまでに書き終わるかな。書き終えんだろうな。

私の業種はコンサルである。さらに分類すると業務コンサルタントなんかが妥当なカテゴリになると思う。割とゆるふわに仕事をしていたのだが先に書いた有様なので困ったものである。

多少の偏見があるのは否定しないが、SWOT分析やら何やら横文字をちらつかせて中高年の経営層を目くらましするタイプの戦コンよりは、実際に手を動かし設計開発なんかをやっているプロフェッショナルと向き合って仕事ができる環境は割と気に入っている。

さて、では何故こんな愉快な目に遭っているのだろうか。思い当たる節がある。昨年の秋頃、任されたカウンターのいない社内業務が死ぬほどつまらなくて転職活動をしていたことがある。ほぼ在宅勤務だったことも都合が良く、退勤後の19時くらいに面談の予定を入れるなどして何社か応募して何かが打開されることを期待していたわけである。
して、1社の内定を得ることができた。年収500万円くらいのオファーで、今のポジションが相応に残業して500万円くらいなので今思うと内定承諾するべきだったわ…
直上の上司に内定取得の旨と迷っているとの相談を上げたところ、あれよあれよという間に2個3個上の上司にも伝わり面談しようぜのチャットが飛んできた。オレ、何かやっちゃいました?というくらいの反響に正直冷や汗をかいた。比較的緩い引き留めに遭い、先述の通り内定承諾を辞退した。あーあ。

んでまあ積極的に選んで残ることを決めたので自己暗示のようなものが必要になる。そこで思いついたのが「PL」である。実際もらった内定も「あなたを育ててみたい」というポテンシャル採用の意味合いが強そうだった。当時社会人2年目だから市場価値のあるスキルなどないわけで、実際のところ第二新卒の扱いだった。

コンサル経験者として価値があるのはやはりメンバーをまとめるマネジメント経験なんだよなぁというのは転職活動中いたく感じたものである。マネジメント経験なしは門前払いのところが多い。なのでマネジメント経験を積みたいということを言ったような気がする。

「自分はまだこの会社のスキルセットを身につけられていない。PLとして一人前になってから外の世界で自分を試してみたい。」

余計なことを口走った。本当に後悔している。成長するのは収入だけでよい。全然関係ないが貯金が未だ皆無なので本当にどうしょうもないと思う。いわゆる「成長」だが、仕事に関する汎用的なスキルを手に入れてから仕事をしましょう、では現場が回らないので突然振られた無茶振りに何とか応えるというヒリつきを伴う成功体験がそれに当たる。骨折したところがちょっと太くなるアレがそれである。骨折したことないけど。

うっかり「PLスキルを身に付けたい」と言ったせいか、ほぼPLみたいな動きを任される仕事が降ってきた。実際は上司がPLで私がメンバーの2人体制だったが、提出物のほとんどは自分が作ったし、ヒアリングは自分でファシをした。お客さんのPLがめっちゃ強い人なので仕切ることも多かったが、私もなんとか場を回していたという風である。

以下に反省点をまとめる。

しくじり1
やることが活動中にめちゃくちゃ増えた

アサイン当初PLから聞いていたアウトプット量を1とすると、最終的には5くらいになった。準委任契約なので決まったアウトプットを要求通りにつくるぞという活動ではなかったのだが、よく膨れたなあと思う。その辺りはお客さんから期待以上のものができたと言っていただけたので救われた感はある。
作ったもの全部をうまく成り立たせようとするにはアウトプット間の調整や変更も全体感を見ながらやらなくてはならなかった。プロジェクトは生き物とはよくいうが、うまく制御できなかった。子猫ちゃんかよ。今回作るのはこれでいいですね?の確認は早めにするのが肝要である。
自分の仕事量を決める交渉に弱いのはアラサーの悩みとしてはしょうもなすぎる。

しくじり2
お客さんが了承していると思っていたアウトプットが完了間際にめちゃくちゃ修正が必要になった

期中何度もお客さんに見せていた資料があったのだが、特に指摘も無かったのでそのままにしていたが、最後になって大幅アップデートが必要になった。このあと作業するがなんとかなりそうである。
そもそも私がコミュニケーションにズレが生じる前提で生きていないのがよーく分かった。アホにも程がある。コミュニケーションにおいては相手も自分もアホちゃんなので認識整合はしっかりしないと後々大変なことになるというのは身に沁みて分かったのでもう許してほしい。
これがアラサーの以下略。これで良いですかはちゃんと見せる。それが一番大事MANブラザーズバンド。

しくじり3
上司の時間の使い方(奪い方)がよく分からなかった

プロジェクトもう1人は営業も兼務なのでめちゃくちゃ忙しい。共有カレンダーを見ると何社ものカウンターと商談やら他プロジェクトやらマーケティングやらの打ち合わせが入っている。
基本的に自分がされたら嫌なことはしないようにしているので、他人の時間を奪うのが死ぬほど苦手だ。私は時間を奪われたくないので…
とまあこんな理由でクイック&ダーティーな確認行為というのがうまくできなかった。割と放置されているところもあったように思うが、今思うとこっちが求めないと応えてくれないというのが普通なのかもしれない。自分が察して相手になんかするタイプの人間なのだが、他人にそれを求めてはいけない。
「これが教育なのか業務上の指示なのかよく分からん」というのも大きかったと思う。
勉強や研究なんかは自分でやらなきゃ「ズル」なんだけど、仕事は違う。お前の成果じゃなくて会社の成果なんだよ、みたいな意識は大事なんだなと思う。これがアラサーの悩みなのかと思うと初歩的すぎて泣けてくる。

他にも反省点は多かったが、終盤の修正量と難易度が自分のキャパをゆうに超えていたので愉快な残業をするハメになってしまった。

なんか夜のうちに書き切るみたいな雰囲気を出していたが今これを書いているのは翌朝の最寄り駅までの電車の中である。こういう責任感というかやりきるぞというのが足りんのだろう。絵が描ける人になりてぇ〜と思っても全く手が動かせないのも通底している気がする。

自分に自信がないのだ。同世代の結婚ラッシュが来ているが、私にはパートナーも給与3ヶ月分の貯金も無い。人生を振り返ってもこれという成功体験が無い。自信としごでき力は鶏と卵のようなものでおそらく相補的に育つものなんだろうと思う。何かが良くなればと思ってある程度ちゃんとダイエットをしているが、健康に気を遣ったお陰で長時間労働をなんとか乗りこなせたのでプラスにはなっている。

とりあえず何かを吐き出したくてそこはかとなくよしなしごとを書きつくっただけだし機密上ものすごく抽象的なことしか書いていないので訳のわからない文だったと思う。ここまで読めた人、すごい。

今のでちょうど3000文字らしい。ようやるわ。

よござんすか?よござんすね?という確認のコミュニケーションをサボらないこと、それととにかく自分の軸のブレの最たるものである自信からなんとかテコ入れしていく必要がある気がする。昨日も「お前の作る資料には良いものを見せようという気概を感じない」のようなことも言われたし。

デブとして過ごしてきた二十余年が今の自我を形成している。そのせいでお客さんにも上司にも死ぬほど迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ない。
もうちょっと楽しく生きられるようになりたいものである。

P.S.
あすけんの女こと未来さん。とっても可愛いよね。

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