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トマトから学んだ日本語の美しさ~若い芽を摘む~

4月から、市民農園を借りて野菜作りをしています。
まずは雑草を抜くところからはじめ、
土を耕し、肥料を混ぜて、
土を作るところから始め、
夏野菜を植え付けました。

結果、
美味しい野菜を収穫している日々です。



トマトが赤くならないのはなぜ?

雑草を抜いて整えた畑


トマトが実を付け出したある日。
もっぱら
「なぜ赤くならないのか」が悩みでした。

そもそも、トマトは途中で
「芽かき」
という、伸びた芽(茎?!)を切らないといけないことを知らず
気付けば大きくなりすぎて、
隣の区画の方に教えてもらいながらトマトのお世話をしたのです
(切ったトマトを土にさして置いたら実が出来るよ、といわれ
 本当に実がついて感動している最近の私)

その後、
「芽かき」をして安心したのもつかの間。

「実が赤くならない…」

ググると
「葉かきをしなくてはならない」
という文字が。

しっかり読み込んで見ても、
「下からする」
「実のすぐ下を切る」
「最初は3枚以下」

など、制約が多く、うんざり…

とりあえず、
実と花がついていなくて
元気のない葉っぱを切り落としました。

結果

…実が赤くなった!

このおかげか
太陽が照り付けだしたのか
無事にトマトは赤くなり
毎日美味しいトマトを食べれるようになりました。

若い芽を摘むって、悪い事じゃない


実がなって感動。しかしなかなか赤くならず焦りました

トマトの葉かきをしながら
「『若い芽を摘む』という言葉
 良くない意味で使われているけど
 実際、そうではないのでは?」

ということが頭をよぎりました

どういうことかと言うと。

トマトは、
葉っぱを切ることで
実が太陽にあたり、赤くなる。

種から育てた植物も
間引いて成長を促す。

ということは
取捨選択をすること=若い芽を摘む ことは
今後の成長に必要なことでは?
と感じたわけです。

取捨選択が成長するための秘訣


さつまいもの成長具合に驚く日々です

新しい事を習っても
「これは合わない」と思ったら、
手を引くこと。
様々なコトに興味があるのはいいことだけど
枝葉を広げすぎずに、
ある程度の段階で絞っていくこと。
それが立派に成長するための秘訣なのではないかと。

そのためには、
自分一人ではなく
誰かのアドバイスをうけるなどして
「若い芽を摘む」ことも
伸びていくかいかないか分からない可能性にかけるよりも
伸びる可能性の高いものに集中することが
今後の成長速度を速めるために必要なことだと。
植物から教えてもらったのです。

今の自分に何が大切なのか。
今の自分は何に集中するべきなのか。

分からなければ誰かの手を借り。

色々なコトがしたくなるのはグッと我慢をする。

それを、トマトに教えてもらいました。

日本語には色々な意味があるけれど
植物から気づくなんて
日本語は美しい、と改めて感じた
暑さの残る夕方でした。

(もちろん、嫉妬で若者の可能性をつぶす、
 なんて言語道断ですヨ)


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