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うつ株主会社#1 入社式

「うつ株式会社に入社おめでとう。いや、参画ありがとう!君たち10人がグループ初めての新卒社員になります。今日から一緒に【うつ病】と共に歩める社会を創る活動をしていけること、私は大変楽しみにしています。」
益子代表取締役の紹介から静かだがエネルギー溢れた挨拶が心に響いてきた。

会場には、新卒仲間は分かるが、それ以外はゆったり過ごせる御座がひいてあってまばらに座っていたり、小集団で固まっていたり、クッションスペースもあるので、分からない。けれど、ネット中継参加している人がいたり、音だけで参加している人がいたり、体調にあわせた自由な空間であることが伝わってくる。なんか、やさしい雰囲気だ。

気がつくと、市貝取締役による会社説明や入社後の手続きに関して終わってしまった。後で映像でも見直せるということだし、きっと市貝さんのことだから淡々と説明だから気にしないでおこう。
もちろん、就職活動とその前にしていたインターンシップ、そして今日までの研修期間を通して会社のことは分かっているつもりだ。
大事なことは、3つ

ひとつ、
うつ病患者さん及びご家族、関係者の方々の幸せを創るための組織であること。

尊敬する医師をしていた兄がうつ病になってしまったことから、自分事でもある。だから、もちろんひかれるミッションだし、自分のやりたいことにもマッチングしている。

ふたつ、
組織形態は最新式といわれるティール組織という仕組みを導入しているため、各チームによって活動などは異なるということ。
自分は、これが面白くて、そのために、インターンシップと研修を通して、いろいろなチームに関わらせて頂いた。といっても、ほとんどの新卒が通る道だけど。そこで、チームメンバー及び新卒者がお互いに一緒に働きたいと思ったチームに所属していく。去年までで十チームあったから、もう所属しない最初に回ったチームの細かなことは忘れてしまったけれど、チームの想いだけはしっかりと残っている。

みっつ、
最後が一番重要なことだ。この会社の一員になれたことだ。
自分が所属するチームの名前は江戸だ。名前の通りに東京勤務だが、満員列車等で無駄なエネルギーを使う必要がないように、便利なようだが少し不便なところにある。飯田橋と神楽坂の間。東京のハローワークが近くにあったり、保養として小石川後楽園が近くにあったり、するのが理由らしい。チームとしての役割は、うつ病患者としての卒業サポート(再就職や転職支援)と予防と再発防止だ。

2019年4月1日月曜日、平成最後の入社式と呼ばれる日は、終わった。

この会社の特徴として、初日は一番力を使う日ということで、午前で終わる。後は自由。自分は折角だから夕方ぐらいに同期会をセッティングしていた。各チームに散らばるけど、同期の力を感じて帰ってきた。

さぁ、明日から楽しみだ

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