ボクはひとを頼ることが下手くそです
「弱点や苦手なことはなんですか?」という問いに対してボクは決まってこう答えます。
誰かを頼ることができない、1人でやろうとする。
違う側面からこの弱点を考えると1人でやり切る力がある、責任感が強いと捉えることができるが、あくまでポジティブな見方をした場合に尽きる。
基本的にこの弱点を克服しないことは自分の次へのステップに上がれないことは頭では理解できている。
じゃあ、人に頼ったり、相談したりしたら良いじゃん?
そのような言葉をかけてくれる方がいるかもしれませんが、なかなか個人的にこれがハードルが高いんですよね。
ボクがこのような凝り固まった思考になった背景は学生時代からの自分の存在や立場による影響が大きいのではないかと感じる。
小学生の頃から学級長やリーダーなどに任命されることが多かった。
(本当に自分からやりたいということはなかった。むしろその役割はしたくないと駄々をこねるくらいに断っていたが、人に頼られると揺らいで結局やるという着地になっていた。)
いざやるとなると責任感が強いため1人で事を進めてしまい、誰かに相談したり、悩みを打ち明けることは弱みを見せて投げ出していると思われるのが嫌だったため強がってやり切ろうとすることが多かった。
また、担任の先生や教師からも変に期待や信頼されていたため真面目にしなきゃと自分の中で本来の性格を押し殺して真面目な学生を演じていた。
正直息苦しさと人に頼られるばかりで頼る先がなく、結局自己解決で進めてしまっていた。
この頃から自分の中で
人に頼っちゃダメだ。自分は早く独り立ちしなきゃ。
この思考で大学まで進み、大学時代も親に心配かけたくないと自分で昼間に働いて生活費を稼ぎ、学費も奨学金で借りれて私大よりも安く、国公立の昼間よりもさらに安い学部に行き、人の手を借りる事を勝手に避けていた。
今年から社会人になり、同じ思考のままで仕事をしているとボクで仕事が止まることが少しづつ発生し、上司やチームメンバーから
なんでもっと早くに相談しなかった。わからないならすぐ聞いて。
そんな言葉を言ってもらうが、全くわからない状態でわからないと聞き返すと全く何も自分の中で整理や言語化してないのではないかと見られるのではないかと変に気を遣ってしまっていた。
また、相談する前に自分の中で整理するのに時間がかかり結局聴きそびれたり、実際に案件や担当に深く入れば入るほど先輩の時間のなさを知り、自分で進める方が良いのではないかと勝手な判断で取ってしまう。
そう言った「負の連鎖」が続き、余計に自分の弱点の克服が最重要だと痛感させられた。
そんな中で、自分が少し人を頼れるようになったきっかけがあった。
それは同じ部署の同期や1年上の先輩に少しづつ自分の不安なことやわからない事を開示してみた。
(本当は人にこう言った内容の話をするのは嫌だったため話し出すのにとても時間がかかった。)
すると自己開示したことで、丁寧に教えてくれたり、アドバイスをくれたりして、今まで人を頼るのに怯えていた自分が少し気持ちが楽になっていることを感じた。
ある時に、1人の先輩に
「なんでそんなに丁寧に教えてくれるのですか?」と聞いてみると
寺島自身は今ぶつかっている壁に対して真摯に向き合うとしている。
成長しよう、もっと力をつけたいという愚直な姿勢で仕事しているのを見てきているから少しでも手を差し伸べたいんだよ。
この言葉を聞いた時にボクの今までの姿勢や向き合い方をしっかりと見てくれる、もっと寺島に伝えたいと思っている人がいることを知れた。
(この言葉を聞いた後に家でボロボロ泣いた。本当に嬉しかった。)
この経験を通して学んだこととして
①怖がらず周りのメンバーに自己開示をしてみる。
②「わからないから教えてください」と言って「嫌だ」という人はほとんどいない。
③「考える」と「悩む」を履き違えてはいけない。
人を頼ることは「悪」ではないです。
むしろどんどん人に頼ってみることが結果的に近道だったりすることが多いかもしれないです。(頼り方や聞き方には、最低限の配慮は必要です。)
まだまだ完璧に人に頼れるようになっと胸を張って言えないですが、
自分の中では少しずつ前進している感覚があるので殻にこもらず、自己開示や壁打ちを積極的に実践していきます。
人の相談乗れるほど人生経験はまだまだ未熟ですが、自己開示するのが苦手の人がいればボクまでに連絡くださいね。
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