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耳で世界をみる、目で世界をきく

<2009年08月08日の手記より>

目のみえない人は、耳で世界をみるんだろう。
耳のきこえないひとは、目で世界をきくんだろう。

注意深い耳は、どんな世界をみるんだろうか。
注意深い目は、どんな世界をきくんだろうか。

きっとそれは、目のみえる人とはちがう世界。
きっとそれは、耳のきこえる人とはちがう世界。

目を瞑れ。
耳を塞げ。

感覚を・・・研ぎ澄ませ。

蝶の羽音で卒倒するくらいに。
夜空の光で失神するくらいに。

そのとき世界はうまれかわるはず。
収斂と発散を自在にあやつる術を手に入れるのだ。

そのとき"私"は"世界"になーる。

(Image: muse of the exquisite sense "bjork")

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