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人はパンだけで生きていける?

さすがケンローチ。参りました。はぁ、しんど。
私がここ数年見た映画の中で、ダントツで後味が悪かった映画はケンローチの「家族を想うとき(原題 Sorry we missed you)」だ。
見なきゃよかった、それが素直な感想だった。

白黒つけられない内容、お前はどうするんだと叩きつけられたような感じになり、恐怖を感じたっけな。万引き家族の何倍もえぐられた。吐きそうだった。

そんなケンローチ監督と是枝監督の対談本を読んでみた。あーしんどかった。自分の生き様に酔ってない人間が、鋭く指摘する言葉に、嘘偽りも、煽られ疼いたトラウマ的感情の上乗せもなかった。圧巻だった。
ケンローチ監督が時々いう「建設的な怒り」がそこにある。怒りはとても大切なものだから。

あーきっと、私はこの言葉に会うためにこの本を読んんだろうなって言葉が出てきた。

100年も前の ストライキの言葉?だったかな

私たちはパンも欲しいけど 

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