2024.3.25(月)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比474.31円安と5日ぶり大幅反落。目先高値警戒感から利益確定の売り圧力が顕在化した。前週末までに日経平均は4営業日続伸し、この間に2000円を超える上昇をみせていたこともあり、足もと高値警戒感からの利食い急ぎの動きを誘った。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら5日続伸したものの、NYダウが300ドル強の下落をみせ、この流れが東京市場にも波及し買いが手控えられた。値下がり銘柄数は1200を超え全体の77%の銘柄が下落する形となった。ただ、半導体の主力銘柄の中には上昇する銘柄も散見されたほか、陸運や金融、消費関連など内需株の一角には投資資金の流入が観測され、物色意欲が失われたわけではない。なお、売買代金は4兆3000億円台で3月14日以来の低い水準となった。
中国・香港株式市場は続落。ハイテク株やメディア株に利益確定の売りが出た。中国国家金融監督管理総局は25日、自動車ローンの頭金比率引き下げを近く導入する方針を示した。
欧州株式市場は小幅に上昇して取引を終えた。主要中央銀行のハト派的な見解を投資家が消化する中、STOXX欧州600種指数は終値で過去最高値を更新した。石油・ガス株指数が0.93%上昇したのが相場を支援した。
米国株式市場は下落して終了した。市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、29日に発表される2月の個人消費支出(PCE)価格指数が注目されている。ナスダック総合は半導体大手エヌビディアとマイクロン・テクノロジーの上昇に支えられ、取引時間中の大半をほぼ横ばいで推移したが、終盤で失速。エヌビディアは0.76%高で終了し、マイクロンは6.28%急伸して終値で過去最高値を更新した。一方、6月の利下げ観測が再び強まり、CMEのフェドウオッチによると市場は少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げ確率を71.9%で織り込んでいる。注目のPCE価格指数が発表される29日は聖金曜日の祝日で米市場は休場となる。
↓3/25 (月) 経済指標をまとめました。
Fear & Greed Index
→68 GREED
今後の重要イベント
※3月 権利確定日
権利付き最終日 3/27(水)
権利落ち日 3/28(木)