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2023.10.4(水)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比711.06円安と5日続落。前日の欧米株全面安を受け投資家心理が悪化、寄り後も先物主導で売りがかさみ下げ幅を広げた。前日の米国株市場では、この日発表された8月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が事前コンセンサスを上回ったことで労働需給の逼迫が意識され、改めてFRBによる金融引き締め長期化懸念が売りの材料となった。米長期金利が4.8%台まで上昇し、これを嫌気する形で景気敏感株からハイテク株まで幅広く値を下げる展開。これが東京市場でもリスク回避目的の売りを誘発した。外国為替市場で進行するドル高・円安は材料視されず、香港や韓国などアジア株市場が総じて下落したことも見送りムードを助長した。値下がり銘柄数は1700近くに達しプライム上場企業の92%を占める全面安商状となった。また、売買代金は4兆円を大きく上回り活況だった。

  • 日銀は4日の東京株式市場で、通常のETF(上場投資信託)を701億円買い入れた。日銀のETF買い入れは3月14日以来、約7カ月ぶりで今年3度目となる。植田和男総裁が就任した4月以降では初めてのETF買い入れ。

  • 香港株式市場は続落して終了した。世界的な国債利回りの上昇が株価を圧迫した。中国の大型連休に関するデータに注目が集まっている。

  • 欧州株式市場は3日続落して取引を終えた。商品関連銘柄や小売株などが売られた。需要への懸念から石油が1バレル当たり3ドル超下落し、STOXX欧州600種石油・ガス株指数は2.13%下落した。金属価格の値下がりを受け、資源株指数は0.94%下げた。小売株指数は1.65%安。

  • 米国株式市場は主要株価指数が反発して取引を終えた。最新の経済指標で9月の米民間部門雇用者数の伸びが予想を下回ったことを受けた。ナスダック総合が1%超上昇し、指数の上げを主導した。S&P総合500種の主要セクターでは一般消費財が約2%高と上昇率が最大だった。通信サービスと情報技術も上げが目立った。米国債利回りが16年ぶりの高水準から低下したことが支援した。

↓10/4(水)経済指標をまとめました。

2023/10/4

今後の重要イベント

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