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赤子を抱く女

■今日はなんだか書きたいことがそこそこあってどれから書こうかなというか、どれだけ書けるかなというか、なんだかそんな気分だ。本当はいつもこうなのかもしれない。ただ細かいことが多すぎて、何を書けばいいのかわからなくなっているという、それだけのことなのかもしれない。逆にいえば今日は、何を書くべきか迷わないくらいの大きさの出来事があったということなのかもしれない。

 今日は、会社は有給を取って休み、午前中に妻と近所の神社で安産祈願のご祈祷を受けてきた。私は神社でのお祓いというものを初めてやってもらったのだが、なんだかいいものですね。教会で祝福を受けたことはあったけれども、またなんというか、爽やかな風を感じるというか。途中宮司さんが僕の書いた字を読めなくて、それまでノリノリで祝詞奏上をしていたのに、突然口ごもった後しばらくしてから、「あの…これは、なんとお読みすれば…?」と尋ねてくるハプニングはあったが、それはご愛嬌だ。最後に「母子ともに健康でありますように」と書いたしゃもじを吊るして、神社を離れた。

 その後、次の用まで時間があったので平日だし人も少ないだろうということでゲームセンターへ。妻と僕は「ガッ釣りGO!」というゲームを二人でやるのが好きでたまにやりに行っているのだが、このゲームは日によって当たり外れが大きくてめちゃくちゃ釣れる日もあれば全然釣れない日もあり正直何によってその違いが生まれているのか全くわからないのだが、今日はとにかく釣れまくった。これでもかというくらいメダルをゲットし、釣りチャンスを使い切るのが大変すぎて、ほとんど昼食を摂る時間がなくなってしまったほどだ。仕方がないので、コンビニで買ったおにぎりを急いで頬張り、その足で不動産屋へ。遂に新しい部屋の契約を済ませ、そして今回はなんと、契約してからの内見であった。結果としてはホッとしたというか安堵したというか、明るくて開放感のある部屋だったのでもうそれだけで十分ですという感じである。

 そして不動産屋さんとは現地で別れ、かなり遅めの昼ご飯を済ませたのち、新しく暮らす街を少しばかり探索した。いい感じの業務スーパーもあり、一安心。この町で子供を育てるんだなぁと思い、それまで暮らしてきた街とは全然違う場所で、雰囲気も違えば、なんだか自分自身が違う人間になっていくような気がして、少し不思議な気持ちである。

 家に帰ってきてしばらく休憩していたら母からラインがあり、少しやりとりしていたら、父と母の仲がもはや終了しており今飼っている犬が死んだら困るんだという話になったのだが、そんなことで生かされている犬もかわいそうだなという気持ちにはなった。さすがに言わなかったが。まぁもう、あまり口を出す気もないが無理無理言ってるだけで全然無理じゃないと思うし、ネガティブな話題にあまり関わり合いたくないので勝手にやってほしい。僕自身はもちろん両親の仲がいい方が嬉しいし、そもそも神が一つにしたものを人が分けてはいけないと基本的には思っている。もちろん暴力やハラスメントなど具体的な理由があるなら話は全然異なるが。まぁ、人間の不仲ってハラスメントの細かい積み重ねだったりするからなんともいえないけど、そこ話し合えないんだったらなんで結婚した?という話にもなるよね。僕からすると二人とも子供達の存在に甘えているように見える。まぁ、大丈夫でしょ。って感じ。ほっとくのがベストだなと思えるようになったあたり、僕も大人になったのかもしれない。

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