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間違いだらけのストレス解消法

1.良かれとやっていたが、実際には効果がない場合が多い

 皆さんはどうやってストレス解消をしているでしょうか?
食べたり飲んだりする、あるいはショッピング、テレビ、インターネット、テレビゲームなど。

これらは脳内でドーパミンが分泌される事により、気分が良くなるそうです。
気晴らしについ気分が良くなることをしがちになりますが、しかしこれらの事は効果があるどころか、ほとんど効果がないことが評価されたそうです。

実際に食べることでストレスを発散している人のうち、この方法が実際に効果的だと答えた方はたったの16%だったそうです。

例えば女性は不安を感じるとチョコを食べることが多いそうですが、実際にチョコを食べたら気分が良くなるかといったら、逆に後ろめたさを感じてしまうだけだったそうです。
ですので多くの人が取りがちなストレス解消法は、実際には効果がないことがほとんどのようです。

特に効果が無いのは、ギャンブル、タバコ、お酒、やけ食い、テレビゲーム、インターネット、テレビや映画を2時間以上見る事だそうです。

2.ごくシンプルですが、効果的なストレス解消法

 じゃあ何が効果的なストレス解消なのかというと、米国心理学会が紹介する方法としては、

・エクササイズやスポーツをする
・礼拝に出席する
・読書や音楽を楽しむ
・クリエイティブな趣味の時間をすごす

という例を挙げているそうです。

これらの方法を実践すると、セロトニンやγアミノ酪酸などの気分を高揚させる脳内化学物質や、オキシトシンなどの気分をよくするホルモンを活性化させるそうです。
また、脳のストレス反応をシャットダウンし、体内のストレスホルモンを減らして治癒反応や弛緩(リラクゼーション)反応を起こすそうです。

これらの方法はドーパミンが放出された時のような興奮反応がないため、気分がよくなったとかはっきりと気づきにくいそうですが、しかし上記で紹介したような間違ったストレス解消法を選んでも効果はほとんど得られないそうですので、ストレスを解消しようと思ったら、上記の例を参考に実践した方が良いそうです。

3.最後に

 今回でストレスへの対処についての紹介を終わります。
またストレスへの効果的な対処法が見つかったらまた紹介するつもりです。

後、今まで紹介してきた中で私が感じたのは、簡単な運動、自分が楽しいと思う運動をすることが共通しているように思いましたし、身体を動かすことは良い事なのかなと思いました。

運動をすることで頭だけでなく身体にも多少の疲れが出ますので、良い眠りを得るためにも良いことかなと思います。
私もこれから運動を楽しんでやっていこうかなと思っています。

それからこの本『スタンフォードの自分を変える方法』ですが、今回はストレスについての部分だけ抜き取って紹介しましたが、他にも様々な方法が紹介されています。

自分の意志力を高める方法から、ついついやっちゃう悪い習慣を辞める方法だったり、禁煙やお酒の飲む量を減らしたい方、ダイエットをなんとしてでも達成したい方など、様々な人の要望に応える方法が紹介されています。
私もスマホ依存気味なので、この本を参考に実践していきたいと思っています。

ですので自己啓発本(に入るのかな?)としても優秀だと思いますし、それも具体的な方法を科学的な見地から紹介されていますので、一度本屋さんで手に取ってみて欲しいです。
今でも本屋で単行本で置かれているのを見かけると(出版されたのは2012年)今でも人気なのが分かりますし、内容を見てから実践するかどうか確かめても良いと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

(出典:『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著))

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