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障害者への就労支援は、今はとても手厚い

1.障害者へのサポート機関は沢山ある

 私の就職への道にちょっと進展がありましたので、その事を報告したいと思います。

それと同時に、私と同じく障害を持ちながら就職を目指している方へのメッセージも込めて、今回の投稿を書いていきたいと思っています。

またこの投稿で私が一番伝えたい事は、

・障害があるほうが、むしろ支援・サポートがとても手厚い
・なので親切な支援の方のサポートを受ける事ができれば、就労まで手取り足取りサポートを受ける事ができるし、その後のフォローもしっかり受けられる
・支援員は一人だけではない。セカンドオピニオンと同様、他の人にも相談できるし、障害者側に選ぶ権利はある

という事です。

なので障害があるから働けるか心配という方に、この投稿を読んでいただいて、少しでも安心感を持ってもらいたいと思っています。

では書いていこうと思います。

2.絶望だけでは無いどころか、絶望に落とす対応だった

 以前書いた投稿を2行に要約するとこうなります。

・週20時間以上働けない障害者に、求人はほぼ無い
・スキルを身に付けてもいいが、しかし働き始めたら、それだけの仕事を要求される

自分も支援員の方にこう言われて少なからずショックを受けましたが、これを読んだ障害者の方の中にもショックを受けた方がいるんではないでしょうか。

でもそんな事はありません。

少なくともこの支援員の方が、こういう返答の仕方をしたこと自体に問題があるんです。

なぜこの返答が問題かについてはまたあらためて書こうと思っていますが、一番の問題は、

支援を受けにきた人に対して、全てマイナスの返答で答えている

という事です。

支援を受けにきたんですから、将来に対して不安がある人がほとんどです。

でもそんな人に対して全て否定で答えたら、その人が自分を否定された感覚を受けて帰ってしまう事になります。

もしかしたら絶望して最悪のケースにまで至ってしまうかもしれません。

なのでこの支援員の方の返答の仕方に問題がある事が後日わかりました。

3.ただでさえ不安な人に、その人を否定したらどうなるか

 私が以前通っていた、障害者向けの職業訓練校の校長先生にまた会う機会がありまして、上記のことについて伝えたところ、この返答の仕方がおかしいという事を指摘されました。

少なくとも支援を受けに来た人に対して、支援員はまずは希望を持たせて帰ってもらうのが第一条件だとおっしゃっていて、そこでその支援員の方のほうに問題がある事が、その時になって初めて分かりました。

なのでスキルを身につけることは全く悪くないから、パソコンを深く勉強したいなら、同じ法人の中に事務希望の人を対象とした、パソコンについて深く勉強することができる就労移行支援事業所があるから、まずはそこに見学と体験に行ってみたらと勧められて、今そこに見学と体験を受けにいっている最中です。

なのでスキルがある事は悪くありませんし、その事で健常者(障がいの無い人)の方と同様の仕事を求められる事はないとのことでした

その辺については、また後日詳しく書きたいと思っています。

4.会社を選ぶように、支援機関も選んだ方が良い

 また数日経った後に、今度は同じく私が通っていた職業訓練校での私の就労担当の方から電話がありました。

その方から校長からのメッセージとして伝えられたんですが、ちょっと私の支援員の方のあり方に問題があると感じる、職業訓練校と同じ法人にも就業・生活支援センターがあるから、校長から電話で支援を変えられるよう電話しておくから、そちらに相談に行ったほうが良いと伝えられました。

確かにそちらの方が、歴史から規模から段違いでしたから、電話をかけて相談の予約を入れて、先日相談を受けてきました。

そしてそこで相談をした中でそこで支援を受ける事を決意して支援を申し込み、その後にまたそこから電話があって、私が担当の支援員に決まりました、なので一度お会いして話を伺いたいので、後日またお越しもらえるでしょうかとお話があったので、再来週に会う約束を取りました。

そこに決めたのは、やはり規模から繋がりから支援員の数からサポートの質まで段違いだった事です。

もちろん担当の支援員の方が基本的に一人で対応する事になるんですが、毎週会議を開いて話し合いを行い、自分が担当している人の中で困った事があったら、支援員全員(8人)でどうするか考えて対応を検討したり、案を出してもらえるという事でした。

それに後から聞いたんですが、やはり歴史もあることから、過去に色んな形で支援して就労まで繋げた企業との繋がりが豊富にあることも、そこの支援所の強みの一つであるみたいです。

なので最初に述べたように、週20時間以上働けない人には求人はほぼ無いというのは、あくまでハローワークの求人を見たらそうなりますが、実際にはそこには無い求人もあるみたいです

なのでしっかりとした支援組織を選ぶことも重要だという事を、今回の一連のことでわかりました。

5.少なくとも、人の意見を否定から始めることは良くない

 後は私が今、見学と体験に通っている就労支援移行事業所のサービス管理責任者から言われた一言が、一番安心した言葉だったと今感じています。

それは、

支援員は一人ではない。
医師にもセカンドオピニオンという手段があるように、他の支援員の方に相談することは悪いことではない。
それにここも就労支援移行事業所だから、ここでも就労のサポートから就労後の支援もきちんと行えるから、もし通うことに決意したら、ここで相談してもらっても全然構わない。

という言葉をかけてもらえたことでした。

今まで色んな福祉関係の方に会ってきましたが、この方が一番優しくて落ち着いていて、それでいて否定もしないし温かい言葉をかけてくれる方だと、今は感じています。

今でも熱心にサポートしてもらえる方々と顔を合わせながら生活しているんですが、この方は淡々としているんだけど喋る言葉の一つ一つに温かみがあって、淡々としているんだけどその中には、人に対する深い愛情が心の中にある方だなと正直驚いています。

相手に対して、誠意ある対応の仕方にも色々あるんだなということが分かりました。
この方に出会えただけでも嬉しいと思っています。

7.最後に

 長くなってしまいましたが、障害者であろうと働き方が選べないわけでは無いということだけを知っていて欲しいと思っています。

あまり表立って伝わっていませんが、国の制度も色々と変わっていますし、障害者になったら人生が終わるような時代では無いです。

支援をしてくれる方は沢山いますし、支援事業所も沢山あります。

そしてその中から選ぶ権利が、障害者の方にあります。

希望はあります。
少なくともこの国では、稼げなくなったら生きていけないなんてことは決してありません。

少しづつ支援機関などを調べ、もしそこで困ったら、役所の福祉課でも良いですし、また保健所でも対応しており、そこでは保健師、精神保健福祉士などの専門家の方がいますから、そこから支援機関に繋げてもらえますし、支援してくれる方のサポートを受けながら歩んでいけばいいと思いますし、私もそうするつもりです。

これを読んでくださった方々と共に、焦らずじっくりと進んでいきたいと思っています。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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