子どもに遊びをさせるよう、すべての親御さんに勧めます
1.ゲームは遊びではありません
「子どもに遊びを処方するよう、すべての医師に推奨する」(アメリカ小児科学会・2018年8月)
今回はNHK・BSのアメリカのドキュメンタリーで見た内容を紹介したいと思います。
現在の子どもは、とても遊ぶ時間が無いとの警告でした。
といっても、家の中でゲームをしたりスマホやタブレットで遊ぶことではありません。
家の外で遊ぶ時間がとても減っていることが、子ども達にとても深刻な影響を与えているそうです。
特に今のストレス社会に対する力が育たないそうです。
そして遊びといっても、親の監視が無い状態で、子ども達だけで好きなように遊ぶ時間のことを指すそうです。
親の目の届かないところで好き勝手に遊ぶと、親だと「ちょっと待った!」となってしまいそうな危険な遊びを子どもはしてしまいますが、その方が子どもにとってはとても良いことなんだそうです。
2.子どもは何をするか分かったものではないのは事実
「遊びの反対は仕事ではない 抑うつである」(ブライアン・サットンスミス)(心理学者)
ある、子どもに運動を教えているインストラクターが、どうやったら子どもが怪我を負うようなことにならないかと色々な論文を読んだらしいのですが、結論としては、リスクをともなう行動こそが怪我を予防するためには必要との結論にいたったそうです。
なのでゲームも習い事もほどほどに、お子さん同士で外で好き勝手に遊ばせた方がいいそうです。
ちなみに「いや、子どもだけで外で遊ばせていたら、連れ去られたら危ないじゃないか!」と心配される親御さんもいると思いますが、アメリカでの統計でも、子どもの連れ去りという事件はほとんど起こっていないそうです。
ましてやアメリカより犯罪発生率・件数とも低い日本では、そう起こらないと思います。
もしそんな事件が起こっていたら、マスコミが黙っているはずはありません。
その犯人を徹底的にバッシングするはずですし、そういう事件が起こったら大問題になっているはずです。
ただ確率的に非常に低いということですので、必ずしも起きないわけではないということだけは付け加えておきます。
3.最後に
「こころが折れるより 骨が折れたほうがマシ」(マージョリー・アレン)
それから子ども同士の喧嘩も大事だそうです。
子どもの頃に兄弟喧嘩や、子ども同士の喧嘩をした経験が無い子は、大人になった時に同じような場面ーピリピリした場面ーに出くわすと、もうこころが逃げる一手しか考えられなく、そんな場面に対処できるこころが育たないそうです。
なので家の中でゲームで遊んだいてくれた方が安心だとか、小さい頃から習い事をさせた方が良いと思われる親御さんも多いと思いますが、子ども同士の遊びから得られる経験の方が大人になってからとても役に立つ・こころを守ることができるという事を知っていてほしいというのが、私の願いです。
こころを育てることが、大人になってからのストレスだらけの社会を生き抜く一番の力になるのではないかと私は思っています。
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