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【Bar S】

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東京の路地裏。7席だけの小さい店。夜な夜な集まる【Bar S】の客達。奇妙な仲間と客を選ぶマスター(私)とのストーリー。
運営しているクリエイター

#呑み屋

【Bar S】 episode1 元大親分

オープン2週間前、開店のための準備と近所のお店へ挨拶廻りの為、私は上京した。 その日の準…

しめじ
4年前
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【Bar S 】episode9 オランダ人モテ男

この店にはよく外国人も訪れた。 その中でも一番、貢献度が高かったのはロビーだろう。 ロビ…

しめじ
4年前
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【Bar S 】episode10 結婚の行方

この日も仲良しカップル ケンとムツミは一緒にやってきた。 ふたりはこの街で一番高級なマン…

しめじ
4年前
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【Bar S 】episode11 真夜中の告白

【Bar S 】の向かいの並びの4件目、この場所で50年くらい続く小料理屋がある。元々はご主人が…

しめじ
4年前
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【Bar S 】episode12 巨漢おねえ

身長183センチ顔からお尻までが肉付きの良い、巨漢 島本さんが初めて来店されたのは、土曜日…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode13 伝説の人

常連の川畑さんの家は、江戸時代から江戸城への通行手形を渡されていた職人さんの家系だそうだ…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode14 ジェラルドとルーシー

金曜の22:00 ふたりが店に入ってきた時、店に居た全員が同じ事を思ったはず。 〔また変わり者が入ってきた〕 店内には30代の常連が7人、仲良くお喋りしていた。しかしその時、入口付近に立つふたりを見つめながら、皆の動きが止まった。 男性は、きっちりとしたベージュのスーツにブラウンのハット、そしてハットと同じ色のステッキを持っていた。60歳くらい。白い髭は綺麗に揃えられている。まるで古い映画の英国紳士のようだ。 女性の方は多分、50歳くらいだと思うけど、よく判らない見

【Bar S 】episode15 キムチ屋リュウさん

【Bar S 】の斜向かい(マッチョ系ゲイバーの隣)にキムチ屋が出来た。 どんなものが置いてある…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode16 テレビマン

「この店はもうすぐ潰れるんでしょ!」そう言ってニヤニヤしながら、店に入って来た太ったオッ…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode17 誘う女

【Bar S 】を始めて半年後の11月後半の土曜日。ひとりの女が入って来た。時間は23:30。店内は…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode18 女装癖

日曜日の16時。誰も客のいない店に、ひとりの地味で真面目そうなおじさんが入って来た。手には…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode19 新しい風

1年目の11月後半の金曜日。この日から徐々に【Bar S 】のスタイルが変わっていった。きっかけ…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode20 世界一ビールを美しく呑む女

12月の始め、タツヤとケンがカウンターで語り合っているとき、1組のカップルが店の扉を開けた…

しめじ
3年前
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【Bar S 】episode21 エロ花火師

三田さんが【Bar S 】に来てくれるようになったきっかけは、川畑さんを通じて。川畑さんが、お子さんが通う小学校のパパ友2人を連れて来てくれた。その時のひとり。(もう1人の方も常連になってくれたが、その話はまた今度。) 三田さんは、タツヤと同じ店から近いマンションに住んでいる。48歳。嫁と2人の子持ち。一時期お父さんも一緒に住んでいた。職業は不動産屋と、花火職人。身長164センチで筋肉質。 この男は、正義感が強く 義理人情に厚く 情熱的な人だ。しかし、どれもが少しづつズレ