Takashi Yokoi

岐阜県美濃加茂市出身。LEC会計大学院でITリテラシーを担当しています。修士論文指導で…

Takashi Yokoi

岐阜県美濃加茂市出身。LEC会計大学院でITリテラシーを担当しています。修士論文指導では、多忙な社会人大学院生がMicrosoft Word使って、効率的に、美しい論文を作成するサポートをしています。Word, Excel, Tableau, Mac etc.写真が好き。

最近の記事

スマートスピーカーで自治体の災害情報を取得する

平成30年7月豪雨では西日本で大きな被害が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。わが故郷の岐阜県でも、土砂崩れによりJR高山線の一部が不通になったり、津保川が氾濫するなどの被害が生じ、地元、美濃加茂市でも、飛騨川の濁りが浄水場の処理能力を超えて、一時、断水となりました。 断水となっている間、市のホームページやSNSを通じて、随時、きめ細やかな情報発信が行われていたので、東京にいながらも正しい情報を得ることにより、不安を解消ことができましたが、一方で、この

    • Tableauによるファンチャートの作成法〜木田(2016)に沿って〜

      今回は、木田和廣・できるシリーズ編集部 による「できる100の新法則 TableauビジュアルWeb分析」(2016年、インプレス)から、新法則88(pp.236-237)で扱われているファンチャートを取り上げたいと思います。木田(2016)によると、ファンチャートとは、基準点から扇状に線が伸びる折れ線グラフで、基準点からどの程度成長しているかをパーセンテージで表現するものです。成長しているディメンションは上方へ、そうでないものは下方へ線が伸びるため、順調なセグメントとそうで

      • Tableauで郵便番号による詳細なマッピングが可能に〜郵便番号を正しく認識させる方法〜

        6月19日付で、Tableau Desktop 2018.1.2がリリースされました。いくつかの不具合が修正されたアップデートですが、このバージョンについて、TableauのLead Product ManagerであるKent MartenさんがTweetされていました。 完全な郵便番号情報を含む、日本向けの新しい位置情報データが搭載されたというのです。以前の記事でマッピングを試したときには、市町村単位の大まかな位置が限界かな?というのが率直な印象でした。アップデートをイ

        • Wordで見出しが黒塗りになる症状が繰り返す場合の対処法

          常に百数十名が論文に取り組んでいる大学院では、日々、Wordの使い方や不具合に関する様々な相談が寄せられます。毎期、必ず何名かの院生さんが遭遇するのが、章、節、項の見出しが黒塗りになってしまう、という症状です。 章、節、項がいずれも黒塗りになってしまうこともありますが、多くの場合、章のみ、節のみ、といったかたちで、特定の階層に限定して症状が現れます。これは、変更を重ねたファイルの中で、見出しのスタイルを管理するデータの一部が損壊し、正しく表示されなくなったものと考えられます

        スマートスピーカーで自治体の災害情報を取得する

        • Tableauによるファンチャートの作成法〜木田(2016)に沿って〜

        • Tableauで郵便番号による詳細なマッピングが可能に〜郵便番号を正しく認識させる方法〜

        • Wordで見出しが黒塗りになる症状が繰り返す場合の対処法

          Wordで論文やレポートを書くときの見出しの設定の仕方

          論文やレポートを書く際、文章をある程度の単位で区切って、章、節、項の見出しや小見出しを付けます。読み手にとって見出しが重要なのは言うまでもありませんが、Wordの見出し機能は、著者が効率的に作業を進める上でも有用です。 今回は、Wordの“スタイル”という機能とと“アウトライン”という機能を組み合わせて見出しを設定する方法をご紹介します。 Wordのスタイルとは?Wordでは、複数の書式をまとめて[スタイル]として管理し、ワンクリックで適用することができます。スタイルは[ホ

          ¥100

          Wordで論文やレポートを書くときの見出しの設定の仕方

          ¥100

          Tableauでデータが地図に表示されない場合の対処法

          先日の記事でご紹介したパレート図をはじめとしたグラフだけでなく、地図上に色を塗ったり、数値やグラフを配置したりできるのもTableauの大きな特徴のひとつです。 ある日、岐阜県内の市の財政データをTableauで読み込んで試行錯誤していたところ、大きな違和感を感じます。マップ上に表示されている市が、明らかに少ないのです。 このときはまだ、Tableauをどう使えば良いか、ほぼ何もわかっていない段階でしたが、わからなければ、とにかく色々触ってみるのが私のやり方。間違っていた

          Tableauでデータが地図に表示されない場合の対処法

          Wordの段落は両端揃えが基本

          私が勤務する大学院では、今学期の修了を目指す学生さんの論文が仕上げの段階に入り、私自身も、連日、多くのWordファイルと向き合っています。数十ページから百ページを超えるボリュームになる中で、段落の配置の設定を間違えているファイルが散見されます。ごくごく基本的なことですが、意外と執筆者本人は気付かないものです。しっかりおさえておきましょう。 段落と書式 Wordで文字列の配置や行間、箇条書きなどの設定を行う単位が「段落」です。一連の設定項目は[ホーム]タブの[段落]グループに

          Wordの段落は両端揃えが基本

          Wordでテキストをきれいにコピペする方法

          論文やレポートをを作成する際、条文や裁判例、先行研究を引用することは日常的に発生する作業です。基本的には、引用元の内容を正しく理解する意味でも、自ら入力し直すことを推奨しますが、WebページやPDF、他の文書からテキストを複写し、Wordに貼り付ける、いわゆるコピー&ペーストを行う場合もあります。その際、元の文書で適用されていた書式に引っ張られて、作成中の文書の形式が崩れてしまうケースがしばしば発生します。これは、標準では複写元の文書に適用されていた書式も含めてそのままの形式

          ¥100

          Wordでテキストをきれいにコピペする方法

          ¥100

          Tableauによるパレート図の作成法〜木田(2016)に沿って〜

          データ分析の“民主化”を実現する"Tableau"様々な分野にA.I.が浸透し、スマホやパソコンを通じて様々なサービスを利用する中で、普段の買い物や移動、運動にいたるまで、日常のあらゆる行動の情報がビッグデータとして蓄積・活用されるなど、私たちと情報の関わり方は大きな変化の中にあります。 小学校でプログラミング教育が必修化され、職業に関係なく、論理的にものごとを考えて、それを形にすることができるリテラシーが求められる時代が間もなく訪れます。情報技術が一部の専門家のものではなく

          Tableauによるパレート図の作成法〜木田(2016)に沿って〜

          Wordのページ設定は順番が肝心

          今回は、論文を執筆する際、最初に行う、「ページ設定」の方法を解説します。論文は、中身が重要なのは言うまでもありませんが、どれだけ中身が優れていても、読んでもらえなければ始まりません。読み手を意識して、読みやすい、美しい論文に仕上げることが重要です。 ここで行う設定は、言わば論文の土台部分となります。 LEC会計大学院の修士論文作成・提出要項の規定に沿って、整備を進めていきましょう。 書式LEC会計大学院では、修士論文の書式を以下の様に規定しています。 原則として Micr

          ¥100

          Wordのページ設定は順番が肝心