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MリーガーNAGA度ランキング!11月18日から12月19日までのデータをまとめてみました。

追記:3月23日、NAGA度の年間ランキングを作成しました!こちらもよろしくお願いします。


私のnoteではMリーグを牌譜に起こして、NAGAで解析&牌譜検討を行っています。そちらの記事内容については下記の無料で公開している記事をご覧ください。

この記事中でNAGAが算出してくれるデータを掲載しています。それは一致率・NAGA度・悪手率です。

  • 一致率:1半荘の全打牌のうち、NAGAの推奨した打牌・鳴きと一致している割合。

  • 悪手率:1半荘の全打牌のうち、NAGAから見て特に悪い(推奨度5%未満)と判断した打牌・鳴きの割合。

  • NAGA度:NAGAと自身の打牌の推奨度の差を数値化したもの。つまり高ければNAGAにより近い打牌をしていることになる。

noteで記事を書き始めてから約1ヶ月が経過し、少しずつデータが蓄積してきました。これを用いて、それぞれのデータのランキングとランキングに対する考察を以下にまとめていこうと思います。ではまずはランキングから。

一致率ランキング

一致率の全体平均:74.5(%)

悪手率ランキング

悪手率の全体平均:7.8(%)

NAGA度ランキング

NAGA度の全体平均:86.1

ランキングは単純に試合ごとに算出された数値を平均しています。厳密には試合によって打牌の数が変わるのでそこを計算に入れるべきですが、一旦そういった複雑な要素は省いてランキングを作成しました。

ランキングに対する考察

NAGA度のランキング1位はU-NEXTパイレーツの仲林プロとなりました。NAGAは基本的にどんな手牌でもとりあえずアガりに向かいます。加えて、鳴いたらアガりに近づくものは結構な確率で鳴きます。

ですから役牌を1枚目から鳴いて軽快に仕掛ける…というような打ち手の方がNAGA的には数値が高く出るものと思われます。

一方でこのランキングだと現役最強Mリーガー・多井プロがNAGA度で下から4番目。NAGAは基本的によほどの手牌でない限り、鳴いてアガりに向かったりギリギリまで粘る打ちスジです。

ですから多井プロのような守備型の打ち手の場合、NAGA的な評価は小さくなりがちです。多井プロがたびたびやっている配牌オリなどは今ひとつ評価に反映されていないのではないでしょうか。

NAGAは常にミスをしないので、守備を考える必要性が低いです。人間はミスを前提に立ち回る必要があるため、守備の評価が軽視されてしまう面は否めないと思います。

加えて、NAGAはネット麻雀「天鳳」から学びを得ているAIです。Mリーグのような短いスパンで同じ人物と打つ場合には人読みの要素や短期的に得するための打ち方が考えられます。プラスして実際に卓についていることで得られる情報もあるでしょう。NAGA度が高い=いい打ち手…とまではいえないでしょう。

ただAIの目から見てミスが少なく、AIとの一致率も高いということは長いスパンで見たときに成績が安定しやすいとはいえると思います。その意味で仲林プロはこれから長期的に活躍してくれる可能性が高い打ち手だといえるのではないでしょうか。

これからより多くのデータを集めないと具体的な傾向は見えてきませんが、これをたたき台にMリーグとNAGA度の関係をいろいろと考えていきたいと思います。

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