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Mリーガーの強さを調査!Mリーグ2022-23・年間NAGA度ランキング&個人的な選手評価

追記:最新版となるMリーグ2023-24シーズンのNAGA度ランキングを作成しました!興味のある方は下記のリンクからどうぞ。


Mリーグ2022-23のレギュラーシーズンも3月21日でついに終わりを迎えました。Mリーグ2022-23の試合については、レギュラーシーズン全て牌譜の作成およびNAGAによる解析が完了しております。

以前から本noteではたびたび特定の期間におけるNAGA度によるランキングを作成しておりましたが、本記事ではレギュラーシーズン全試合のデータをまとめたランキングを掲載していきます!

麻雀というものはやはり運が絡むゲームですから、単純に結果だけでは実力が測りにくいものです。ですがNAGA度、つまりは麻雀AIによる評価を見ていくことで、ある程度客観的にMリーガーの実力を測ることができるのでは…と考えています。

また、NAGA解析を行う際の牌譜作成時に、Mリーグの試合は全試合一通りチェックしていますので、NAGA度ランキングに加え、試合を見て個人的に感じたことを交えながら、選手に関する個人的な所見もまとめていきたいと思います。

…さて記事の本題に入る前に申し訳ありませんが、メンバーシップの宣伝をひとつ。こちらの記事で用いているMリーグ2022-23のNAGA解析データ、および試合記事については本noteのメンバーシップにて全て公開しています。Mリーグ2021以前の過去試合の解析データについても追加していく予定です。

その他いくつかの有料記事についてもメンバーシップの特典としており、本記事についてもメンバーシップに加入していればご覧になれます。月額は300円となっておりますので、この機会に加入を検討いただけると来年度以降のMリーグ・NAGA解析の継続につながります。メンバーシップのリンクは下記になります。

…さて長々とメンバーシップの宣伝をしてしまいまして申し訳ありません。ここから本題のランキングと個人的な選手評をまとめていきます。ぜひお楽しみいただければ幸いです。


NAGA度とは?

NAGA度とは麻雀AI「NAGA」の評価値の一つです。NAGAは麻雀の牌譜を読み込むことで、その牌譜を解析し1打ごとにAIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGA度はその1打ごとにAIと自身の打牌の差を点数付けし、自身の打牌がNAGAの打牌と一致していた度合いを示してくれる値となっています。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、それでも選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

選手評の例

下記のような感じでNAGA度を見つつ、本人の麻雀を見てどういった特徴があり、どこがNAGAと関連しているか…などを個人的にまとめています。

小林剛

NAGA度順位:10位

小林プロの麻雀スタイルを一言で表すと「副露守備派」とでもいうのでしょうか。普通の打ち手は副露した場合、攻撃に重点が置かれると思いますが小林プロはかなり守備に比重を置いた進行をします。

この不思議なバランスが小林プロのアガり率の高さと放銃率の低さに寄与しているのでしょう。副露が多いスタイルはNAGAの評価は高くなりやすいですが、この守備的な部分があるため突き抜けた評価にはなっていないのだと思います。

また小林プロは鳴いているシーンが目立ちますが、門前の手順のミスが少ないこともNAGA度の高さの要因だと思います。事実、NAGAの門前派・ヒバカリでの評価も上位に来ています。鳴きを中心に全体的なレベルが高いプレイヤーだと言えるでしょう。

Mリーグ2022-23・NAGA度年間ランキング

NAGA度ランキング

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