Lomokie Diary #32🇬🇭「健康で文化的な最高のセゲ旅」
先週末、同期隊員が我が任地グレーターアクラ州アダウェスト郡セゲへやってきました。遠路遥々Mo yee!!(モ イェー!!)(Welcome!!)
それぞれの定義は以下のとおり⬇
そしてこの旅の"めあて"は2つ。
ひとつは、ごみ置き場、活動拠点校、アイスクリームのあるレストラン、いちばん利用しているワチェ(豆ご飯)屋さん、ちょっとした買い物、近所の人との交流、道端で突如始まる「あたまかたひざポン!」など、任地でたったひとりの日本人として時に道に迷いながらも逞しく生きるLomokieの日常を垣間見てもらうこと。
そしてもうひとつは、我が任地の魅力を持って帰ってもらうこと。観光地でもなんでもないからって、なんにもないとは言わせません。そのため、任地セゲの属するアダウェスト郡内にある博物館"Nkyinkyim Museum"への訪問をメインイベントに設定しました。
Nkyinkyim Museumの公式サイト↓
ガーナの歴史や文化、特に奴隷貿易の歴史に焦点を当てたミュージアムです。
さて、ここを訪れるにあたっては、まずはじめに周囲(配属先の職員や活動拠点校の先生方)への聞き込み調査をおこないました。なんせ私自身行ったことも見たこともない場所でしたので。
Lomokie「あのですね、今度ここに来客がありまして…(旧ツイッターの画像を見せながら)このミュージアムに行こうと思っています。いろいろ教えてください!」
すると…
「え、なにこれ…」「ひとのあたまがいっぱい…?」「本当にこんなミュージアムあるの?」「ここアダウェスト郡に?」「聞いたことない!」「行く前に、そのミュージアムが実在するかちゃんと確かめな!」「Lomokieがなんか変なことゆってるよ」
有益な情報を得られるかと思いきや、口々にそんなことを言われました。
ええっ、こりゃまさかの展開よ。
誰一人として行ったことがなく、名前も聞いたことがないという。
郡事務所の人すら存在を認知していないミュージアム…そんなのある?
…ここにあった。
同僚たちが言うように、本当は存在しなかったりして。そう、きっとそれはまぼろしのミュージアム。
遠路遥々やってきた仲間を誘い(いざない)、いざ行ってみたらなんにも無い
=誘い(いざない)の結果"いざ無い"ってなったらどうしよう。なんてことを考えたり考えなかったり。
この時の私は、"こういう状況をNobody knowsというんだなぁ"、"むしろアダウェストの新たな可能性を見いだせるかもしれないなぁ"、と一種の感慨深さに溢れていました。
同僚たちからは「今度感想きかせてね!写真まってるよ!」と送り出され、不安とわくわくで迎えた当日。
配属先が手配してくれたタクシーで国道一号線を東に進むこと15分、左に曲がってさらに進むこと10分。
そして到着!
ちょうどほかのお客さん(アメリカで美術館関係のお仕事をされている方々)がツアーに参加するとのことで、便乗させてもらいました。ラッキー!
ツアーへの申込みはその場の勢いでしたが、参加できてよかったです。一つ一つの展示について丁寧に説明してもらえました。(こういう時に積極的に質問できる鋭い視点と英語力がLomokieにあったかは置いといて、たのしかった〜)
さて、このミュージアムは6年前にここアダウェスト郡にやってきたそうです。広い土地欲しさに移動してきたそうですが(たしかにこのあたりは土地ならいくらでもありそう)、前述のとおり国道一号線からは数kmの距離があり、道も悪く、アクセス面に課題があるようです。
トイレはとっても綺麗(ここ大事)だし、オリジナルムービーも展示も見応えがあるし、ツアーは充実しているし、ウェブサイトもお土産も整っているし、もっと地元の人にも国内外の人にも知ってもらいたい!そう思います。広報活動がんばってほしい。
私にできることはなんだろう、多くの人にこのミュージアムの存在を知ってもらうためにSNSで発信し、機会を見つけてはその存在を公にし、例の記念Tシャツを着て街中を闊歩すること…でしょうか。
いつの日か、アダウェストひいてはガーナの観光スポットといえばここ!となる日を夢見て。
というわけで、ガーナ隊員のみなさま、任国外旅行で来ガーナ予定のみなさま、日本そのほか世界各国からいらっしゃるみなさま、アダウェストへお越しの際(もしくはこの近くを通りかかる際)は、ぜひ我が任地、そしてこのミュージアムへ足をお運びくださいませ。
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これからも気の向くままにちょbitずつ投稿していきますので、ガーナでの暮らしについて、一緒に知っていってもらえたら嬉しいです。
JICA海外協力隊 2022年度4次隊 まこし
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