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年間100冊読んでみた

2022年は100冊の本を読んだ
去年2月に「今年は100冊読む」と決めてから約11か月。
はじめは長い道のりに感じていたけど、読書が生活の一部になっていた。

出かけ先で本屋さんに訪れる、つらいときに本を手に取って泣く、満員電車でとりあえずkidleを開く、鞄の中には必ず本が1,2冊。
「読まなきゃ」が「読みたい」になって気づけば100冊読んでいた。

100冊のジャンルだが、割と多種多様な方ではないかと思う。
じっくり精読した古典もあるし、30分でパッと読んだノウハウ本もあるし、絵本も2冊ある。

・本や読書について 8冊
・小説/文学 16冊
・科学者のエッセイ 5冊
・哲学 5冊
・専門分野 16冊
・芸術 10冊
・ライフスキル 14冊
・ヘルス 6冊
・ビジネス 11冊
・日本文化 11冊
・言語 4冊
・その他 5冊

「今年は100冊」と決めたのは、その頃通っていたコワーキングスペースのシェアライブラリーで読書術についての本を読んだのがきっかけ。
その半年前から読書の素晴らしさを改めて実感していたのだが、読書には自分が想像していた以上の副作用があることを知り、思い切って年間100冊に挑戦しようと思ったのだ。

あのときコワーキングスペースに通ってなかったら、シェアライブラリーにあの本がなければ、私が手に取らなければ、どんな一年になっていたのだろう。

全く想像がつかない。
だってこの一年、空白の時間にも楽しいときにもつらいときにも本に手を伸ばしていたのだから。

もともと全く本を読まない人ではなかったけれど、こんなにも多くの数、多くのジャンルの本に触れてきたことは一度もなかった。
良質でお気に入りの本をじっくり何度も読む読書も素敵だけど、「今年は100冊」という自分にとっての多読に挑戦したことで得られるものはかなりあったと思う。

この一年間で本が大好きになり、本のある空間や本を愛する人のことも好きになり、本に描かれるものに惹かれて好きなものが増え、心の支えができた。

 本の魅力を一言二言では語れないが、とにかく本は自分が今いる場所から外へ連れて行ってくれる。
 学校帰りで疲れているのに満員電車のとき、本の世界に入り込めば人がたくさんいることを忘れられる。
 私をふった元カレのことばかり考えて病んでいるとき、焦らず自分の人生を歩めばいいと前を向かせてくれた。
 西洋美術に興味がなかったのに、小説を通じて好きになって美術館に足を運ばせ、歴史にも強くなった。

本に耳を傾けながらもそれを受け止めるかどうかは私の勝手だし、勝手にしたところで本は傷つかない。孤独を感じさせないのに孤独のままでもいられる本と私の都合のいい関係性が大好きなのだ。
自分らしく、無理のないペースで新たなステージへと進める。それが本の最大の魅力。

諸々思うところがあり、来年は「今年は100冊」という目標は掲げないのだけどまた気づけば100冊になっているかもしれない。

来年も本と共に一歩ずつ前に進んでいく。

今後、一年間で読んだ本紹介、100冊読むコツ、本や本のある空間についての記事をかけたらいいな

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