[レシピ] シンガポールのスーパーにはデミグラスソースが売っていない (ビーフシチュー)

2011年5月、私はシンガポールに来た。
それまでちょこちょこと何度か、1年未満の海外生活を経験していたが、生活の基盤を移すという意味ではシンガポールが初の海外生活だ。

引っ越してきた頃は、水の味の違いさえ気になった。(きちんと調べたことはないが、硬度の違い、含有ミネラルの違いなのか味が違う気がした。ちなみにシンガポールの水道水は、フッ素が多く含まれている)

スーパーに並んでいる野菜も味が違う。キャペツは白っぽいし、トマトは味や旨みが感じられない。(高級スーパーに行けば違ったのだろうが、当時はそんな余裕はなかった。)

そして、デミグラスソース缶が売っていない。(これも高級スーパーにはあったのかもしれないが少なくともシンガポールの紀伊國屋にはなかった気がする。)ビーフシチューが食べたくなった私は軽く絶望した。ビーフストロガノフもお預けか。

10年以上経った今、デミグラスソース缶は要らない。
あの酸っぱさはトマトやトマトケチャップで出せるのだ。あとはうま味
をコンソメで追加、とろみはホワイトソースや水溶き片栗粉で出せる。

ビーフシチュー

材料
・牛すね肉かもも肉のキューブ 400g
・玉ねぎ 半分 大きめに切る
・にんじん 1本 皮をむいて大きめのぶつ切り
・セロリ 1本 筋を取って、5cm程度に斜めぶつ切り
・ジャガイモ中 3〜4個 皮を剥いたら半分にぶつ切り
・ローリエ3枚
・ニンニク1かけ 包丁の腹で潰す
・コンソメ一個
・ケチャップ お玉に一杯分
・とんかつソース お玉に一杯分
・バター30g
・小麦粉 スプーン4杯くらい
・塩コショウ
・パセリ

手順
1)牛肉に塩胡椒をする。鍋に油を引いて牛肉を入れ、焼き目をつける
2)焼き目が付いたら切った野菜類を加える
3)野菜の表面に火が通ったら、ひたひたになるまで水を加えて、強火に
4)沸騰したら弱火にして、ローリエ、ニンニク、コンソメを加えて15分から20分くらい煮込む。
5)ごろごろと大きな野菜に火が通ったら、ケチャップととんかつソースを加えて、弱火で煮込み続ける
6)小鍋にバターを溶かして、小麦粉を加えてとろみのもとを作る
7)6を加える
8)深皿によそったら、パセリのみじん切りをかけて完成


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