清水寺~京都の何が“良い”のか考える~
昨日の朝、早起きして一人清水寺に行った。
東山の方から徒歩で向かった。
こちら側からは参道が2つある。1つ目はおそらくメインの参道でお店がたくさんあるところだ。2つ目は真っ直ぐな道で「近道」と古い立て看板に書いてあった。
1つ目は何回か通ったことがあるので今回は2つ目の道で行くことにした。
↑坂を上から見下ろして撮った写真。真っ直ぐなのがよく分かる。
道なりに5分ほど歩いて行くと、清水寺の入り口に到着した。
入り口周辺の建物を見物した後、拝観料を払って本堂に入る。(料金は大人400円、中学生以下200円だった。)
↑現在は補修工事中だった。
現在は補修工事中だったが、逆に楽しめた。
初めて清水寺に来てこれだったらがっかりしただろうけど。
見てもらえれば分かると思うが、工事の際の足場が観光客に見える部分は木で行っている。それを固定するワイヤーも茶色で馴染んでいる。
↑別の舞台から見た補修中の清水寺
僕はこのような細かいこだわりが京都の地味な良さを出していると思う。
マクドナルドやセブンイレブンなどの特徴的なイメージカラーを持つ大手ファストフード店やコンビニエンスストアでさえ京都においては、街の景観に配慮して控えめな色合いになっている。また、高い建物を建てることも条例で禁止になっている。(緑地が多い。)
ヨーロッパをベースにしたホテルや、カフェ、フレンチやイタリアンなども、京都では和のテイストを出している。
京都の人たちがもつ、
“京都”のイメージを尊重する意識がそのこだわりに繋がって、“街の統一感”を生んでいる。
だからこそ、日本人は京都に来ると神社仏閣に行きたくなりお茶や和菓子を食べたくなるし、日本以外から来る人たちも日本の伝統文化の象徴として京都を存分に味わって帰るのだろう。
近年はとても多くの外国人観光客が京都に訪れている。これは喜ばしいことだ。
だだ、唯一残念でならないのは昼下がりになると特に有名な観光地で混雑が凄まじいことだ。
大混雑は時間をとられるばかりでなく、神社仏閣の穏やかな和の雰囲気を壊してしまいかねない。
解決できそうな方法はいくつかあるが、個人で対処するには、昨日の僕がしたように早朝に行くのが手っ取り早い。
檜や線香の香り、建物が醸し出す重厚感、落ち着いた雰囲気などが、心の余裕をもって味わえるからおすすめだ。
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今回の記事では京都という街のデザインの心について考えてみました。
皆さんが、京都に訪れられるときの楽しみ方の一助になれば幸いです。
これからも考えていること、何かをして感じたことを中心に記事を書いて行こうと思います。
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