見出し画像

良品は飾らず、あなたを待つ。 今度は無印良品さんで『偏愛文具展』を開催することになった話

いい道具には説明がいらない。

そんな言葉を聞くとついつい納得しそうになる。
iPhoneのようなアップル製品には優れたユーザーインターフェイスが搭載されていて、初めて触る人でも直感的に扱うことができる。
そう言われると「たしかにー」となるし、小さな子供だって扱えるようになるのははやい。

ただ、いい道具とは、たくさんの人に使われることが絶対条件なのかと言われたら、必ずしもそうではない。

男性だけが欲しい物。
女性だけが欲しい物。
ある職業の人だけが欲しい物。
ある趣味を持つ人だけが欲しい物。

「ニッチ」という言葉で括られがちな、限られた需要。
そんな大手メーカーでは見向きもしないような領域の中で、ひたすら牙と研ぎ、洗練された「モノ」には時に感動を覚えるし、その領域に留まらない共感を集めることで新たな市場さえ作り出すことがある。

そんなニッチなアイテムに魅せられた私は、駅ビルでどこでも売ってる人気商品ではなくて、説明をすることで光るアイテムを紹介するお店をはじめ、ついには東京で「A4コピー用紙活用」というニッチなアイテムを特に選りすぐって集めて展示販売するイベントを行うに至った。

イベントの名前は「偏愛文具展」

愛の前に「偏(かたより)」の一文字を加えて、元とんかつ屋で行ったイベントには、3日間で200名以上にご来場いただき、想像を上回る反響をいただいた。
ただ、関東で開催したこともあって、地元関西でもやってというお声がけをいただくことも多く、いつかは開催したいと思っていた。

そう思っていると願いは叶うもので、大阪での「偏愛文具展」の開催が7/16(土)から7/18(月・祝日)の3連休に決定してしまった。
しかも、場所はなんとJR大阪駅直結のグランフロント大阪の無印良品
こんな大舞台が用意されたら、前回の焼き直しでは我慢できない。

そんなわけで今回は前回から更にパワーアップしてお届けする無印良品グランフロント大阪 つながる市で開催する偏愛文具展についてその内容をご紹介したい。

A4コピー用紙活用文具に期待のニューフェイス集結

前回の東京での偏愛文具展でも好評を頂いたのがA4コピー用紙活用文具たち。
リアルA0サイズからA4サイズまでの大きさを体感できるタペストリーを目印に、沢山の人にA4コピー用紙を活用する文具たちを楽しんでいただけた。

そんなA4文具のラインナップにも再度見直しを実施。
今回は新ラインナップも含めて展示と販売を行っていく。

中でも目玉の一つと言えるのが、クラウドファンディングで1500万円以上を集めたA4コピー用紙活用文具の新鋭「PAPER JACKET」の一般販売だ。
クラウドファンディングで私自身も手に入れて愛用しているこのアイテムは、店舗で展示していても「買いたいのにすぐ買えないの?」という声を多くいただいていたアイテムだ。

クラファンの時に書かせていただいたこの記事も、ぶっちぎりのアクセス数をいただいて、「A4コピー用紙 文具」でgoogle検索すると1ページ目で表示されてしまう人気っぷり。

このアイテムを手掛けたBUTTERFLY BOARD®の代表・福島英彦さんのご協力もいただき、このイベントでは実際に手にとっていただける形で販売させて頂くことになった。
うちのネットストアでも今後販売させて頂く予定だけど、ぜひこの革新的な機構とかっこよさを手にとって体感して欲しい。

更にA4コピー用紙活用文具として、うちでも今回のイベントから販売をさせていただくのはidontknow.tokyo さんのUPLIGHT。
うちでも既にA4コピー用紙を活用する文具として絶大なる人気を誇る「HINGE PRO」や「SLIT」を世に出してきたidontknow.tokyo さんが昨年リリースしたこのアイテム。
ついに取り扱わせていただくことができるのが本当に嬉しい。

事務用品として仕事場などでも紙に包まれて収まっているコピー用紙はだいたい500枚単位。
その分厚い紙束をそのままセットしていつでも使える状態にできるのは、コピー用紙活用文具好きとしてたまらない光景だ。

もちろん、A4コピー用紙を活用できる頼れるアイテム達を中心に、たくさんのアイテムが並ぶ予定なので、ぜひぜひ期待して会場を訪れていただければと思う。
もちろん、大阪には行きたくても行けないよーという方向けのオンライン販売もご用意しているので楽しみにしていて欲しい。

無印良品で働く皆さんと、そしてあなたと偏愛「無印」文具展

無印良品で文具が好きになったという人を結構たくさん知っている。
学校に通っていた頃は、無印良品に行くとまちの文具屋さんとちょっと違うシンプルな文具が手頃な金額で並んでいるのでとてもテンションが上がったことを今でも覚えている。

だから、無印良品で「偏愛文具展」をやることが決まったとき、すぐに無印良品の担当者さんに「スタッフの偏愛する文具を一緒に展示させてもらえませんか?」とこちらからお願いさせていただいた。

私自身、10年間無印良品のお店で働いてきた経験をもっている。
その中で上の写真にも出ている「短冊形メモ チェックリスト」を数百個単位で愛用してきた。
どれか一つ偏愛する無印良品の文具をあげろと言われればこれの他ないし、相棒といっても差し支えないレベルで愛している。

その一方で、10年働いていても知らないアイテムがあったりするのが無印良品のラインナップ数の恐るべきところだ。
文具じゃないけれど、上の「バスソープ」というアイテムは、お客様に言われるまで「小さくなったら次の石鹸に貼り付けられるくぼみ」が付いていることを全然知らなかったりした。

そして自分も無印良品を辞めてからすでに5年近い。
現在進行系で働く無印良品のスタッフさんは、最新の無印文具に日々触れ続けているのだから、それぞれに愛用する無印文具があるに違いない。
なかなか普段お店でそんな質問をすることもできないけど、どんな文具を愛用しているのかを聞くことが出来たらおもしろい。
しかも、それを展示しておいて、気に入ったらもちろんその場で無印文具は購入することができてしまう
これは無印良品の店内でさせていただくイベントだからこそやりたい

そして無印良品には半端ない数の文具がラインナップされている。
ノート、ファイル、ペン、筆箱、ファイルボックス、電卓……
自分が辞めたあとに出た新商品や、もう既に廃盤になってしまった古のアイテムを含めれば数百……、いや数千にも及ぶのではないか。

だからこそ、前回オンラインで展開した「#偏愛文具展」という取り組みを「#偏愛無印文具展」というハッシュタグにすることでツイッター上でも開催したい。

ハッシュタグを付けて投稿していただければ、7/18(月)のイベント終了まで、公式アカウントで見つけてリツイートさせていただき、タイムラインにたくさんの人の愛する無印文具が並んで皆が見れる展示会のようにできたらと思う。

ぜひ大阪は遠い!という方も奮ってご参加いただければ嬉しい。

→ハッシュタグ投稿はこちらのリンクからどうぞ

良品は飾らず、あなたを待つ

今回のイベントでも販売するA4コピー用紙活用文具のひとつに「WORKERS' BOX」という箱がある。
A4クリアホルダーに書類を入れて、どんどん箱の中に放り込んでいくと驚くほどデスクが片付いてしまうアイテムで、私自身も確定申告関連の書類をまとめたりするのに毎年お世話になっている。

更に言えば、4年近く前にお店を始めよう!と思った時に真っ先に仕入れたのがこの箱だった。
見様見真似で始めたばかりのお店の様子を上の写真で見て欲しい。
見事にWORKERS'BOXがひたすら売場に並べられている。

それぐらい初期からお世話になっているのがこのWORKERS'BOXを手掛けるHIMOJIMOJI(ハイモジモジ)さんだ。

そんなHIMOJIMOJIの代表、松岡さんがちょうど本を出すという。
しかもタイトルは「じわじわくる文具」。
そしてこの中にうちのオリジナルアイテムも1つ紹介いただいている。

じわじわくるという言葉に「バズる」や「大ヒット」感はない。
むしろちょっと大丈夫なの?的なニュアンスすら感じるけれど、ここで話は少し冒頭に戻る。
わかりやすく、市場に受けて爆発的に売れるものだけが「いいもの」なのだろうか?

それはもちろん、ものを使う人にとってだけでなく、作ったり売ったりする人にとっても同様だったりする。

爆発的なブームは大きな売上を生むし、わかりやすい成功の形でもある。
でも、流行っているから欲しい!という衝動的な需要は、せっかくの道具が早く飽きられてしまって、商品の寿命を縮めるという可能性も秘めている。

「無印良品は、商いを通すことで、人々が喜び、そして美を伝播することができる。」

無印良品を生み出したメンバーの一人である田中一光さんは、そんな言葉を残されていて、無印良品を辞めた今でも時折思い出す。
美しいものを世の中に届けようとした時に、無料で配ればそれは容易いかもしれないけれど継続できない。

商売ときけば、利益を得るための活動として見られがちだけれど、適正な利益を得ることが出来ない活動は、産地で働く人々の生活費も、何かを届けようと販売する人の生活費も、そして未来に向かって何かを企む余裕も生み出しにくい。

田中一光さんのように「美を伝播する」とまでは言えなくとも、オリジナル文具を企画し、そして想いのある文具を販売するお店として、商いを通して長く売れて欲しい良いものを使い手に届ける行動を私も取り続けていきたいと思っている。

今回の無印良品グランフロント大阪でのイベントでは、ただモノを売ることに加えて色々と取り組んでいきたいと考えている。

その一つが先にご紹介したHIMOJIMOJI 松岡さんの書籍「じわじわくる文具」の販売を行う。
また、書籍販売だけでなく、実際に書籍の中で紹介される文具も、うちのお店で販売しているものは展示を通して触れていただき、さらに販売をさせて頂く予定でいる。

更に、7/16(土)はゲストとして、A4 PAPER SERVER や 9° BOOK STOPPERなどのうちで人気の数々のアイテムを生み出してきたSOGUの代表である三宅さんや、先日東京で Go Andoさんと開催した「整う、仕事の道具展」でも大人気だったカッティングマットを作っているMIWAXさんにも売場にゲストとして立っていただいて、作り手と使い手が繋がるイベントにしていきたいと考えている。

更に今回はさらなるお祭り感を求めて、前回ののれんに加えて「のぼり」が会場の目印として登場する。
しかも小さいタイプだけでなく、大きいタイプも立てる予定なので、ぜひぜひそれを会場の目印にしてほしい。

「愛は飾らない。」というのは、無印良品の1981年のポスターで使われた言葉だけど、HIMOJIMOJIの松岡さんが「じわじわくる文具」と呼んで紹介する文具たちも、無印良品のアイテムたちにも「飾り立てない」美学を感じる。

言わば、それを紹介して販売する私はただのお節介焼きなのかもしれないけれど、ちょっとした夏祭りのような気持ちで、普段は脇役な彼らを紹介する案内人として、7月16日(土)から7/18(月・祝日)の3日間は無印良品グランフロント大阪
さんにお邪魔させていただき、皆さんをお待ちしたいと思う。
ぜひお近くの方はお誘い合わせの上でお立ち寄りいただければ幸いです。
そしてオンラインを通して引き続き遠方の皆様とも盛り上がれればと思います。

イベント概要
『偏愛文具展@無印良品グランフロント大阪』

場所:無印良品グランフロント大阪
   大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪
   ショップ&レストラン 北館4F
会場内スペース:プロモーションエリア[食品・文具エリア入口]
日程:7月16日|土|・17日|日|・18日|月|
時間:11:00-18:00(最終日のみ17:00までとなります)

こちらの記事を面白いと感じて頂けた方は「♡マークのスキ」を押していただければ幸いです。(スキは非会員でも押すことができます)また、フォローやシェアも大歓迎でございます。大阪の気軽にアクセスできない場所にあるお店ですが、今後もnoteを通して皆様と交流できれば幸いです。

↓↓↓ぜひtwitterやinstagramのフォローもよろしくお願いいたします!↓↓↓

twitter @tyarinko
instagram @docketstore

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?