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オンライン研修のために 自宅に 有線LAN を敷設した話 NURO 光 G2V で 970 Mbps

こんにちは、やまおかです。

皆さんの参考になるか非常に疑問な内容ですが、自宅に有線LANを敷設したことを記事にしたいと思います。

1.敷設前と無線LANの課題

自宅は、NURO光 G2 V(下り 2Gbps)を契約しています。

NURO光は、回線工事の時に設置される ONU(光回線終端装置)機能付き無線LANルーターを使う必要があります。

下写真の、左側に写っている黒い箱が、NURO光から無料レンタルしている無線LANルーターです。HG8045Q という製品です。

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HG8045Q の評判は、また別の機会にしたいと思います。ルーターを交換することがあったら記事にしたいと思います。

上写真のルーターは1階リビングに設置してあり、家の東側壁近くです。

壁の丸い穴から出ている細い線が宅外から引き込まれている光ファイバーケーブルです。

ルーター付近の機器(富士通製サーバー や スマートホームコントローラー IKEAのトロードフリ)は、ルーターへ有線で接続しています。

それ以外の機器 ノートPC数台、デスクトップPC数台、スマートフォン数台、ゲーム機数台、プリンターなどなど計13台が無線LANで接続していました。

無線LAN接続は、ケーブルなしで機器をどこにでも置けるのは良いのですが、オンラインで研修を実施するには不安な点がいくつかあります。

そこで、無線LAN接続でオンライン研修を実施する際の課題を4点あげます。

1.接続が途切れる

2.通信速度が遅い

3.複数の機器が接続した際、通信速度が更に遅い

4.無線LANルーターから離れると電波が届かない


1.に関して、古い規格である、b/g(2.4GHz帯)は、電子レンジの攻撃を受けます。オンライン研修中に家族が電子レンジを利用するとその間、無線LANが不通になりました。。。

利用しているデスクトップは、有線LANコンバーター(無線を有線に変換する機器)をつかってLAN接続していました。そのコンバーターが、b/g規格だったため、もろに影響をうけました。

また、a/n(5GHz帯)の場合、気象レーダーや航空レーダーの影響を受けて通信が途絶える場合があります。自宅がタワマン高層階の場合やレーダー施設の近所とかになると影響を受ける可能性が高くなります。ただし、無線LANルーターがDFS(Dynamic Frequency Selection)という機能に対応している場合は大丈夫です。


2.に関して、通信規格的には、b(11Mbps)、g(54Mbps)、a(54Mbps)、n(300Mbps)、ac(6.9Gbps)なのですが、あくまでも理論的最大値であって、その速度がでることは稀です。

我が家の場合、ac で接続したノートPCが、調子が良い時で、100Mbps 位でした。割と良い方かもしれません。


3.に関して、複数台の機器が同時に無線LAN接続して通信をしだすと、その影響をうけ通信速度が低下します。

家族が zoom会議をしたり、YouTube や Primeビデオを視聴する場合、無線LANルーターの処理性能を皆で取り合っているようなイメージです。

1台で専有するよりも複数台で分割する方が、通信速度が低下します。


4.に関して、私が使っている無線LANルーターの性能品質によるところが大きいです。

1階リビング 家東側に設置した無線LANルーターから、2階北側の部屋には、(b も a も)電波は届きませんでした。

距離は、10m強、階を挟むので間には、1階の天井板(金属の天井野縁あり)や2階の床材、あと部屋の扉などが存在します。

有線LANを敷設する前は、仕方なく中継機を設置していました。

また、無線LANルーターからの距離 や 間にある障害物の影響により 速度も大きく変わります。 

2.LAN敷設

無線LANでもオンライン研修を実施できないわけではないのですが、研修中通信が途切れたり、通信速度低下で映像がカクついたりするのも嫌なので、

当初は、1階リビングから2階仕事部屋まで、15mのLANケーブルをはわせていました。床や壁に養生テープでケーブルをとめ、スライドドア部は、ケーブルが断線しないように木の丸棒を添えたりしていました。

下の写真の青緑っぽいLANケーブルが、2階まではわせていたものです。

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養生テープが剥がれたり、スライドドア部に添えていた木の丸棒が折れたり、途中から飼いだした犬がケーブルを噛んだりと露出配線は障害が多いです。そのため、壁内に有線LANを敷設することを決意しました。

思いつきで決意したわけではなく、数年前から有線LAN敷設に関して調査をしていました。理由は、ファイルサーバーに保存してある高品質動画(ブルーレイディスクの動画)をネットワーク越しに再生したかったのと、ファイルサーバーへ大容量データを迅速にバックアップしたいとかがあげられます。

よく見ていたのは以下のサイトです。

作業ノウハウが豊富に掲載されていて、自分で作業する場合に有益です。

ただ、自分で作業するとなると、工具を揃えなければいけなかったり、綺麗に仕上がるか不安であります。

そこで私は、LAN工事ドットコムの管理人であるドラアイさんに依頼して作業して頂きました。

土日2日間 私も作業を手伝いつつ、リビングにあった無線LANルーターを1階天井裏に移設し、移設した場所から7箇所へ壁内配管を敷設してもらいました。

下の写真は、天井裏に移設した無線LANルーターとL2Switch(ハブ)です。

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NURO光からレンタルしている、無線LANルーターHG8045Q は、電波が弱いという評判です。移設した先が、家の西北側端の方なので、無線LANルーターの無線機能は OFF にし、別で無線LANのアクセスポイントを、家の中心部分に設置しています。

L2Switchは、安定稼働することを第一に考えてNETGEAR製を選択し、PoE給電できる GS110TP を選択しました。

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下写真のように1,2階の間で家の中心部分に 業務用無線LANアクセスポイントを設置しています。右側の円筒形のものは、スマートホームコントローラー(IKEAのトロードフリ)です。

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無線LANアクセスポイントは、ELECOM の WAB-I1750-PS を導入しています。PoE受電で動くので天井裏でも電源不要です。

HG8045Q と比較して3倍位速いです。

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一番重要な、仕事部屋への有線LAN敷設ですが、LANケーブルを2本通してもらいました。

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2本通した理由は、リンクアグリゲーションを試したかった。ただそれだけです。

壁から出た2本のLANケーブルは、下の写真のようにL2Switchへ接続してあります。(ケーブルとぐろ巻くのよくないのですが、、、)

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左の2本がリンクアグリゲーションで、天井裏のL2Switch(GS110TP)接続されています。GS108T も PoE受電対応のため、GS110TPから給電しACアダプタなしで稼働しています。

有線LANで接続後、速度はどれぐらいかと言うと、安定して950Mbps前後を叩き出しています。

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工事費や機材費でなんだかんだで10数万円かかりましたが、この速度が安定的に享受できるのであれば、よい投資だったと思います。


工事中の風景を記事にしています。


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